FastCopy
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FastCopy v3.11メイン画面 | |
作者 | 白水啓章・FastCopy研究所 |
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初版 | 2004年 |
最新版 |
5.7.15
/ 2024年8月12日 |
プログラミング 言語 | C++ |
対応OS |
Windows 7 以降 Windows Server 2012 以降 |
プラットフォーム | Microsoft Windows |
種別 | ファイルコピー |
ライセンス |
v2.11まで:BSDライセンス v3.63まで:GNU GPL v3 |
公式サイト |
fastcopy |
FastCopy(ファストコピー)は、Microsoft Windows 向けのファイルコピーソフトウェアである。
概要
[編集]Microsoft Windows用フリーウェアとして2004年にα版が公開された。Windows XP時代から開発が続いており、2012年に公開されたv2.11の公開後長らくアップデートがなかったが、2015年には3年ぶりのメジャーバージョンアップとなるv3.00が公開された。2015年窓の杜大賞を受賞している[1]。開発はIP Messengerの作者でもある白水啓章(FastCopy研究所所長・CEO)。
特徴
[編集]FastCopyはWindows標準ファイラーであるエクスプローラに対する作者の不満から開発構想がスタートしている。 ファイルコピーツールとしての多彩なコピーモードを備える他、コピー元とコピー先のチェックサムを突き合わせるベリファイ機能や、 発生した軽微なエラーを無視する機能などにより、ファイルコピーの効率化、高信頼化を可能にしている。
- 多彩なコピーモード
- 差分:コピー元とコピー先に同一のファイルが存在する場合には当該ファイルを無視
- 全上書き:同一ファイルが存在する場合は上書き
- 同期:差分コピーを行った上で、コピー元に存在しないコピー先ファイルを削除
- 移動:コピー先を上書きコピーした上で、コピー元を全削除
- 全削除:指定ファイル、フォルダの全削除
- 高速なコピーエンジン(マルチスレッドにより読み込みと書き込みを非同期処理)
- 書き込み完了後にコピー元データとコピー先データを突き合わせてデータ検証を行うベリファイ機能のサポート
- 続行可能な軽微なエラーを無視してコピーを続行する、エラー時継続機能
- コピー実行前に事前にコピー結果をシミュレーションできるリストアップ機能
- NTFSの副次Stream及びACLコピー対応
- ワイルドカードによるコピー対象のフィルタリング対応
- ジャンクション及びシンボリックリンク、ハードリンク対応
- チェックサムを含むコピー結果をファイルに出力するログ機能
- コマンドライン起動対応
サポート
[編集]FastCopyのサポートは公式掲示板[2]で行われており、作者及び掲示板参加者によるサポートを受けることができる。
移植版
[編集]- RapidCopy:レスパスビジョンによる独自改良を加えたmacOS向け移植版(有料)[3]。BSDライセンスのv2.11をベースとしている。
- RapidCopy for Linux:RapidCopy開発者によるGNU/Linux向け移植版[4]。BSDライセンス。
脚注
[編集]- ^ インプレス2015年 窓の杜大賞 https://forest.watch.impress.co.jp/prize/2015/result.html
- ^ FastCopy公式掲示板 https://groups.google.com/forum/?hl=ja#!forum/fastcopy
- ^ Mac App Store RapidCopy https://apps.apple.com/jp/app/rapidcopy/id975974524
- ^ RapidCopy for Linux https://github.com/KengoSawa2/RapidCopy