FV438 スウィングファイア

FV438 スウィングファイア

性能諸元
全長	5.1m
全幅	3m
全高	2.7m
重量	16.2t
懸架方式	トーションバー懸架
速度	52km/h
行動距離	480km
主砲	スウィングファイア対戦車ミサイル連装発射機
副武装	7.62mm L7汎用機関銃、発煙弾発射機
装甲	12.7mm
エンジン	ロールス・ロイス K60 マルチフューエル 240HP
乗員	3名

FV438 スウィングファイアは、イギリス陸軍の運用する対戦車装甲車（自走対戦車ミサイル）である。

概要

本車は、スウィングファイア対戦車ミサイル発射機を収容するためにFV432を改修したものである。

連装のミサイル発射機を備えており、14発のミサイルを携行している。これらのミサイルは車両内部から装填できる。車両内部に据えられた誘導システムのほか、別のミサイル誘導装置を最大100m離して配置でき、照準・発射できる。この方法では、車両自体を敵から完全に隠蔽しておくことができる。ミサイルは、発射後に90度旋回することができる。

1970年代に初めて配備され、当初は王立砲兵連隊の対戦車部隊が専門に運用した。1980年代の中ごろには、任務は王立装甲軍団へ移管された。FV438は装甲連隊の誘導兵器部隊として軍務に就き、9両が大隊に属した。

関連項目

• 対戦車装甲車
• FV432
• スウィングファイア
• FV102 ストライカー - 同じくスウィングファイアを搭載する対戦車装甲車。本車はFV432の改修型であるのに対し、こちらはCVR（T）の改修型。

外部リンク

• Army Guide - Swingfire （英語） 2010年02月17日閲覧