fMSX
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fMSXはエミュレーターの父といわれるMarat Fayzullinにより作成された、MSXエミュレータの一つ。PCエミュレータでは最古参の部類に入るものである。オリジナルはプログラムの可搬性を想定してC言語で作成され、1993年にIBM-PCとDEC Alpha上で稼働したのが最初と言われる。その後、ソースコードがオープンソース化され、多数のプラットフォームに移植された[1]。また、ソースコードに含まれるZ80のエミュレーションエンジンは、他の多数のエミュレータに流用されている。
fMSX-MSDOS
[編集]PCの主力OSがMS-DOS 6.2、Windows 3.1、Windows 95の時代に広く普及したfMSXのバリエーションの一つ。DOSベースなのでWindowsではMS-DOSプロンプト上で動作する。最終バージョンは1.6b2.a。必要なハードウェア要件は以下の通り。
- i486SX-25MHz
- VGAビデオカード
- SoundBlaster2.0互換サウンドボード
- PCゲームポート対応
UNIX版はバージョン2.0bがリリースされたが、MS-DOS版は移植してくれる支援者を募集している状態で止まっている。
参考文献
[編集]- ^ Fayzullin, Marat. “fMSX: Portable MSX Emulator”. komkon.org. 2006年12月25日閲覧。