El Capitan (スーパーコンピュータ)
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El Capitan(エル・キャピタン)は、2019年8月に開発が発表され、2024年に完成し、2024年11月のTOP500で2.79 エクサFLOPSを達成し世界最高速となったスーパーコンピュータである[1][2]。アメリカ合衆国で3番目のエクサスケールコンピュータ。アメリカ合衆国エネルギー省(DOE)がスポンサーとなって、HPE/CrayとAMDが開発し、アメリカ合衆国 国家核安全保障局(NNSA) ローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)に設置されている[2][3][4]。
歴史
[編集]2019年8月に6億ドルのEl Capitan調達が発表された[5]。その後、2020年に設置予定場所からSequoiaが撤去され[6]、同年4月にAMDのCPUとGPUを採用することが発表された[7]。ローレンス・リバモア研究所は2023年7月5日、「El Capitanを組み立てるコンポーネントの搬入と設置を開始した」と発表した[8]。
アーキテクチャ
[編集]Frontierのカスタムプロセッサー設計を改良した、1.8GHz 24コアを備えた第4世代AMD EPYCとAMD Instinct MI300A、CPUとGPUの“コア数”合計は1,103万9,616基を搭載している[1][2]。インターコネクトには、Cray Slingshot 11ネットワークを利用している[9]。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- ^ a b “El Capitan achieves top spot, Frontier and Aurora follow behind | TOP500”. top500.org. 2024年11月19日閲覧。
- ^ a b c “Lawrence Livermore National Laboratory’s El Capitan verified as world's fastest supercomputer | Lawrence Livermore National Laboratory” (英語). www.llnl.gov. 2024年11月19日閲覧。
- ^ “ローレンス・リバモア国立研究所 - HPE、米国エネルギー省、国家核安全保障局 (NNSA)、ローレンス・リバモア国立研究所 (LLNL) で初となるエクサスケール スーパーコンピューターの構築に着手。”. ̏2020-07-08閲覧。
- ^ “エクサスケール時代を牽引する”. 2021年7月8日閲覧。
- ^ “Cray Wins NNSA-Livermore 'El Capitan' Exascale Contract” (英語). HPCwire (2019年8月13日). 2021年7月8日閲覧。
- ^ “Sequoia撤去、El Capitanの設置場所を確保”. HPCwire Japan (2020年3月3日). 2021年7月8日閲覧。
- ^ “Exascale Watch:El CapitanがAMD CPUとGPUを使用し、2 Exaflopsに到達”. HPCwire Japan (2020年4月10日). 2021年7月8日閲覧。
- ^ “Japan Exascale Watch:11月発表の世界スパコンランキング、2エクサFLOPS超2機種が登場か” (2020年4月10日). 2023年9月23日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2024年11月19日). “世界最速スパコンはAMD CPU+APU搭載の「El Capitan」”. PC Watch. 2024年11月19日閲覧。