Dandara
ジャンル | 2Dアクションゲーム |
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対応機種 |
Microsoft Windows macOS Linux iOS Android PlayStation 4 Xbox One Nintendo Switch |
開発元 | Long Hat House |
発売元 | Raw Fury |
デザイナー |
João Brant Lucas Mattos |
音楽 | Thommaz Kauffmann |
美術 | Victor F. João |
人数 | 1人 |
発売日 | 2018年2月6日 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E10+(10歳以上) PEGI:7 USK:6(6歳未満提供禁止) ACB:PG |
コンテンツアイコン |
ESRB:Fantasy Violence, Language PEGI:Mild Violence USK:Abstrakte Gewalt ACB:Mild Violence, Scary Scenes |
『Dandara』(ダンダラ)は、ブラジルのインディーゲームスタジオLong Hat Houseが開発しRaw Furyより2018年2月6日に発売された2Dアクションゲーム。
概要
[編集]圧制により人々の自由が奪われ崩壊の危機にあるソルト(Salt)の世界を救うべく、「希望のゆりかご」で目覚めた女性・ダンダラが戦いを繰り広げ、圧制者エルダー(Eldar)の打倒を目指す。ダンダラは重力を無視して壁や天井などに素早く飛び移ることができ、この能力や道中で手に入るアイテムなどを駆使して広大なエリアを探索する。物語や世界観は抽象的で、ダンダラのキャラクター設定についてもほとんど説明されない[1][2]。
作品内のダンダラは架空の人物だが、17世紀のブラジルで奴隷解放のために戦った英雄的な女性戦士のダンダラ・ドス・パルマーレスに触発されている[3][4]。開発当初の主人公はありきたりな兵士だったが、その後自分たちの文化からインスピレーションを得て物語の基礎とする必要があると考えた開発陣はダンダラ・ドス・パルマーレスに注目し、彼女を反映させたヒロインの物語が構築された[4]。
2020年3月5日には、新たなエリア、ボス、エンディングなどを追加するアップデート「Trials of Fear Edition」が配信された[5]。
システム
[編集]サイドビューで描かれた地続きの複数エリアを探索するメトロイドヴァニアの形式になっている。ダンダラは一般的なアクションゲームのように地面を歩く・走るという移動は一切せず、代わりに、飛び移る場所(主に白色になっている地形)を指定するとその場所に素早く移動する。通常攻撃は力を溜めて複数の光弾を放つ「自由の矢」で、このほかエネルギーゲージを消費して使用する様々な攻撃アイテムが道中で手に入る。
各所にあるキャンプでは、ライフやエネルギーゲージなどの回復のほか、敵を倒したときなどに得られる「ソルトの粒」を消費してライフやエネルギーゲージの最大値上昇や回復アイテムの効果上昇を行うことができる。ライフが尽きてゲームオーバーになると最後に立ち寄ったキャンプまたは「自由の旗」[注 1]の場所からゲームが再開される。この際、手持ちのソルトの粒はすべて失われるが、ゲームオーバー地点に戻ることで回収でき、その前に再びゲームオーバーになると完全に失われる。
受賞・ノミネート
[編集]- BIG Festival 2016 「Best Brazilian Game」ノミネート[6]
- 第13回International Mobile Gaming Awards ノミネート[7]
- SBGames 2018 「Melhor design(最優秀デザイン)」「Melhores Jogos(最優秀ゲーム)」受賞[8]
- Brazil Game Awards 2018 「Jogo Brasileiro do Ano(ブラジルゲームオブザイヤー)」受賞[9]
- 第22回D.I.C.E. Awards 「Portable Game of the Year」ノミネート[10][11]
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 発売後のアップデートで追加された簡易拠点で、立ち寄ってもライフなどは回復しない。
出典
[編集]- ^ “芸術をテーマにした奇妙な世界観と、ハードでハイスピードな2Dアクションが高く評価されている、南米発のメトロイドヴァニア【レビュー:Dandara(ダンダラ)】”. 電ファミニコゲーマー (2019年6月17日). 2022年1月26日閲覧。
- ^ 片岡龍一 (2018年2月14日). “重力無視の全方位2Dアクションアドベンチャー「Dandara」レビュー”. IGN Japan. 2022年1月26日閲覧。
- ^ “Dandara dos Palmares A bit of History” (英語). Long Hat House. 2022年1月26日閲覧。
- ^ a b “Interview: Long Hat House on Dandara’s origin and women representation in games” (英語). Into The Spine (2018年2月5日). 2022年1月26日閲覧。
- ^ “多彩な新コンテンツを導入する「Dandara: Trials of Fear Edition」が配信、ローンチトレーラーも”. doope! (2020年3月5日). 2022年1月26日閲覧。
- ^ “Nominated & Awarded Games of 2016” (英語). BIG Festival. 2022年1月26日閲覧。
- ^ “13th IMGA nominated and awarded games” (英語). 2022年1月26日閲覧。
- ^ “SBGames 2018 - Confira o que rolou no simpósio acadêmico de games” (ポルトガル語) (2018年11月30日). 2022年1月26日閲覧。
- ^ “Confira os vencedores do Brazil Game Awards 2018” (ポルトガル語). Brazil Game Awards. 2022年1月26日閲覧。
- ^ “22nd .D.I.C.E. Award Finalists Revealed” (英語). 2022年1月26日閲覧。
- ^ “「God of War」が第22回“DICE Awards”のGOTYを含む9部門を制覇、“Celeste”の2冠を含む部門別受賞作品まとめ” (2019年2月14日). 2022年1月26日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式サイト(英語)