1-デオキシノジリマイシン
表示
(DNJから転送)
1-デオキシノジリマイシン | |
---|---|
(2R,3R,4R,5S)-2-(hydroxymethyl)piperidine-3,4,5-triol | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 19130-96-2 |
PubChem | 29435 |
ChemSpider | 27360 |
KEGG | C16843 D09605 (医薬品) |
ChEBI | |
4642 | |
| |
| |
特性 | |
化学式 | C6H13NO4 |
モル質量 | 163.17 g/mol |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
1-デオキシノジリマイシン (1-Deoxynojirimycin (DNJ)) は、duvoglustatやモラノリン (moranoline) とも呼ばれており[1]、桑の葉に含まれているイミノ糖の一種である。α-グルコシダーゼ阻害剤として知られている。1976年に桑白皮(桑の根皮)から単離された[2]。1-デオキシノジリマイシンは、桑の葉から抽出したハーブティーを醸造することによって少量得ることができるが、商業的関心は、1-デオキシノジリマイシンの高い含有率の桑茶の開発[3]やバチルス種などから生産することができないか[4]などの研究に向けられている。
脚注
[編集]- ^ “Deoxynojirimycin”. KEGG. 2017年12月5日閲覧。
- ^ 八木 政広, 河野 辰彦, 青柳 良明, 村井 博 (1976). “桑のピペリジン型アルカロイド, moranolineの構造について”. 日本農芸化学会誌 50 (11): 571-572. doi:10.1271/nogeikagaku1924.50.11_571.
- ^ Chaluntorn Vichasilp (2012). “Development of high 1-deoxynojirimycin (DNJ) content mulberry tea and use of response surface methodology to optimize tea-making conditions for highest DNJ extraction”. LWT - Food Science and Technology 45 (2): 226–232. doi:10.1016/j.lwt.2011.09.008.
- ^ Onose, S; Ikeda, R; Nakagawa, K; Kimura, T; Yamagishi, K; Higuchi, O; Miyazawa, T (2013). “Production of the α-glycosidase inhibitor 1-deoxynojirimycin from Bacillus species”. Food chemistry 138 (1): 516–23. doi:10.1016/j.foodchem.2012.11.012. PMID 23265519.