DAWN -陽はまた昇る-
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『DAWN -陽はまた昇る-』(ドーン ひはまたのぼる)は、原作:倉科遼、作画:ナカタニD.による日本の漫画。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて2006年7月15日発売号まで連載された。
ストーリー
[編集]主人公・矢作達彦は、新宿でホームレスをしていたが、ホームレスを起用した農業会社設立や、外資によるハゲタカ買いから日本を救うための活動に奮闘。新世紀銀行を買収し、保坂やアップルウッド経営陣を排した旧経営陣と共に活動する。この際に、民自党政権と銀行間での癒着の証拠である「パンドラの箱」を握ったため、民自党は矢作にうかつに手を出せずにいる。
DAWNファンドを設立し、若者起業支援や中国との関係強化のための活動など、以後の「日本再生」のための活動の中核としていく。北脇進歩党党首や、高校時代の同級生による同志集団「七人のサムライ」と手を組んで、政治改革に奔走する。
後に、民自党離党者を進歩党に取り込むことで、選挙によらない与野党逆転をもくろみ、さらに中国に対して巨大経済援助計画、およびシベリア共同資源開発計画を提案して、関係改善をはかる。
登場人物
[編集]主要人物
[編集]- 矢作達彦
- 元ニューヨークウォール街のルビンシュタイン証券のエリートであり、国際金融界で「伝説の男」と呼ばれている。日本再生のために立ち上がる。左頬に絆創膏を貼っている。ハーバード大学MBA卒。
- 保坂秀樹
- 東京大学卒。新世紀銀行行員。高校時代、矢作と同じラグビー部出身。
- 松本奈緒
- アジア通信経済部記者。
- 尾崎冴子
- 矢作や保坂と高校時代の同級生。今では女将をしている。
金融界
[編集]- 高嶋義剛
- 新世紀銀行常務。
- キャサリン・マクガイバー
- ルビンシュタイン証券行員。矢作の元同僚。
- 中村徹
- 村野証券投資銀行本部M&A総括部長。矢作のハーバード大時代の同期。
- 千元石政
- 新世紀銀行最高経営責任者。
政界
[編集]- 大城信一郎
- 内閣総理大臣。アメリカ外資の日本買い推進派と目されている。
- 高木耕造
- 金融担当大臣。学者あがり。アメリカ外資の日本買い推進派と目されている。
- 見城秀人
- 内閣官房副長官。リスク管理のプロ。
- 北脇謙吾
- 野党進歩党大物政治家。
- 西岡一馬
- 野党進歩党の代議士。兵庫1区選出。矢作、保坂、尾崎の高校時代の同級生。
その他
[編集]- 島田
- 東京のホームレス。かつて呉服店を経営していた。ホームレス仲間からは「島さん」と呼ばれている。
- 保坂幸子
- 保坂秀樹の妻。元新世紀銀行行員。
- フミ
- 矢作の住いである六本木センチュリーヒルズのお手伝い。