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csc.exe

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
実行画面。

csc.exeは、.NET Frameworkに含まれるマイクロソフト製のC#コンパイラである。.NET FrameworkはWindowsに標準で搭載されているため、開発環境がなくてもプログラミングをすることができる。ただし、ユーザー補助機能はほとんどない。

利用例

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hello.csというファイル名で以下のコードを保存するとする。

using System;

class Program{
  static void Main(){
    Console.WriteLine("Hello,world!");
  }
}

hello.csを保存し終わった後に、コマンドプロンプトから以下を入力する。

> csc hello.cs

このコマンドを実行すると、以下のようなログが出力される。

Microsoft (R) Visual C# Compiler version 4.8.3752.0
for C# 5
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.

This compiler is provided as part of the Microsoft (R) .NET Framework, but only supports language versions up to C# 5, which is no longer the latest version. For compilers that support newer versions of the C# programming language, see http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=533240

エラーや警告がある場合は、このログの下に出力される。

主なオプション

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ビルドのターゲット

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/target オプションを使用することによって、特定の形式でアセンブリを作成できる。

ライブラリ

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library.csがライブラリのデータを含むソースコードであることとする。

> csc /target:library library.cs

GUIアプリケーション

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window.csがフォームオブジェクト英語版のデータを含むソースコードであることとする。

> csc /target:winexe window.cs

著作権を表示しない

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/nologo オプションを使用することで、コンパイル時の著作権表示を消すことができる。

> csc /nologo hello.cs

ヘルプ

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/help オプションもしくは /? オプションで、csc.exeの使用できるオプションを出力させられる。

> csc /help

出典

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関連項目

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外部リンク

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