Category‐ノート:民族/民族名称について
民族名称への「族」の使用の忌避
[編集]日本語における民族名称に、「族」の使用を避けることを提案いたします。
提案の背景
[編集]民族識別工作によって「族」にethnicな「民族」としての意味を持たせている中華人民共和国とは異なり、日本語の「族」はtribalな部族にあてられたもので、コロニアル時代の「未開性」を持った民族集団としての意味合いを含むため、現在では不適切であると考えられるようになっております[1][2][3]。そのため、中国などのように行政的に定義のはっきりしている民族呼称の記述を暫定的に扱う場合以外の状況下においては、民族名称には「○○人」、「○○民族」、あるいは民族名の「○○」に集約し、「○○族」という表記を避けることを提案したいと考えます。
ウィキペディア内では、この方向で定着しているように考えられます。 --Tikepedia 2012年12月1日(土)10:00 (UTC)Tikepedia(会話) 2012年12月1日 (土) 09:54 (UTC) (参考文献にご署名がありましたので、こちらに移動させていただきました--Muzmuz(会話) 2012年12月17日 (月) 21:13 (UTC))
コメント
[編集]- コメント 「~族」の記事の中には、「~族」とする信頼できる情報源が提示されているものもあります(Wikipedia:改名提案のリストの最初のオロチョン族がそうでした)。Wikipedia:独自研究を載せないにのっとり、「~族」は機械的に「~人」に置き換え可能であると主張する情報源、あるいは、これらのぞれぞれについて実際に「~人」と記述する情報源を、示す必要があるでしょう。
- もうひとつ、アルタイ族の移動先として指定されているアルタイ人にはすでに別の記事があります。これらは(斜め読みしたところ)、同一物の重複記事であり統合提案に切り替える必要があります。--Greeneyes(会話) 2012年12月2日 (日) 16:05 (UTC)
- (追記) ドゴン族の改名はドゴン族の神話の改名を伴うべきと思います。--Greeneyes(会話) 2012年12月2日 (日) 16:09 (UTC)
- 反対 私も「~族」を名称として用いる情報源があることと、「~人」だと、現在では、極端に検索ヒット数も減り独自研究に抵触する恐れがあるため、反対です。アルタイ族については統合提案を提出しました。 報告関連事項の議論のご案内:Category‐ノート:人物#問題提起:「~人の人物」の廃止」にて。--Muzmuz(会話) 2012年12月10日 (月) 08:59 (UTC)一部修正--Muzmuz(会話) 2012年12月10日 (月) 09:14 (UTC)
- ご指摘いただきました信頼できる情報源の提示による「~族」とは、「提案の背景」で述べさせていただきました通り、中華人民共和国での民族識別工作によるものが大きいと思いました。こちらは、中国外に居住する民族名を除き、日本語ではかなり一貫して「~族」の表記が定着しております(例えば、Greeneyesさまご指摘のオロチョン族やイ族、ナシ族)。一方、アフリカや東南アジア諸国における「~族」という呼称は、やはり植民地主義的な呼称であり(例えばキクユ族や、Greeneyesさまも指摘されておりますドゴン族など)、また各エトノスはその大小、経済・社会・政治的発展のいかんを問わず平等であるとした場合、あるときはエトノスを「民族」とし、またあるエトノスは「部族」もしくは「~族」とする態度は現在ではあらためる必要性が指摘されています[4]し、実際に改められております[5]。もちろん機械的に「~人」と置き換え可能であるとする情報源は、知る範囲ではみあたりませんし、またこちらの提案するところでもありません。民族名称は「~人」以外に、「~民族」、あるいは単に民族名のみの「~」が一般的であるように思われます。ただ、「日本人」や「大和民族」は、少なくとも国内の文献において「日本族」、「大和族」と呼ばれることはありませんし、ドイツ人、フランス人、イギリス人なども同様です。あくまでも当方の提案は、このような意味で、「~族」は忌避されるべきであるということになります。日本語以外のウィキペディアでは、例えば英語ではイ族Yi people、キクユ族Kikuyu people、フランス人French people、ドイツ人Germans、日本人Japanese peopleであり、中国の民族識別工作も特別視せず、複数形の~s、もしくは民族呼称にpeopleを付けることで対応しています。
- とりあえず、『文化人類学事典』や『世界民族事典』は中国国内の民族呼称に関してのみ「~族」として態度を保留しているところから、中国国内の民族呼称に対する「~人」の提案は変更することとします。Muzmuzさまご指摘の「検索ヒット数」の減少に関しましては、こまめにリンクするということで対応したいと考えております。
- コメント御礼申し上げますとともに、さらなるコメントをいただき、ウィキペディアをより良いものにしてまいりましょう。(Tikepedia 会話) 2012年12月11日 (火) 11:30 (UTC)
- コメント Tikepedia様。リンクを増やしていただいたので、とりあえず、強い「反対」は取り下げます。前回、部族の項目だけでしたが、そこでは部族、氏族、支族などの主張があるようですが、それらに固有名詞がつくときは「~族」となるわけですし、それを差別と見るか、便宜上、歴史的な用法を用いるかで変わってくるかと思います。英語のpeopleをみても、Germansのように一定はしていませんし、日本語で「アイヌ民族」か「アイヌ人」か「アイヌ」かということもあります。また、たとえば「民族識別工作」で「チベット族」でも、日本語話者は一般に彼等を中国の少数民族とみなさないためか、「チベット民族」としていますね(「チベット人」もありうるかと思いますが)。また、タイ族をタイ人にしてしまうと、国籍取得者の「~人」との違いが付けられなくなります(前者をタイ民族、後者をタイ王国人とする手もあるかもしれませんが、出典は調べておりません)。朝鮮族と朝鮮民族という差もあります。ご主張の趣旨は分かりますし、いくつかの主張があることも分かりますが、「ウィキペディアは何ではないか」を考えると、検索ヒット数は工作したり、世論を誘導していくものではないと考えます。私の提案している多数のカテゴリー名の整理(Category‐ノート:人物)にも関わってくる議論ですので、こちらでも様子を見させていただきたいと思います。--Muzmuz(会話) 2012年12月11日 (火) 12:42 (UTC)一部修正--Muzmuz(会話) 2012年12月11日 (火) 21:58 (UTC)
- スレッドを立ち上げた者として、ご意見にはできるだけ原典にあたって丁寧に対応させていただきたいと考えております。そのため、レスポンスが遅くなりますこと、お断りしておきます。申し訳ございませんが、当方の能力不足に免じ、ご寛恕くださいませ。
- コメントを注意深く読みましたところ、Muzmuzさまの感じておられる「~」、「~人」という呼称の問題点は、ethnicな意味での集団呼称と nationalな意味での集団呼称を使いわけられないのでは?、という点にあるのではないかと思いあたりました。これは重要な指摘で、以下に述べるように『世界民族問題事典』[6]でも問題点としてふれております。そこで今回は、1)「~族」や「部族」という呼称がなぜ避けられるべきか、2)「民族」と「国民」を使いわけられる方法はあるのか、という2点を重点的に、コメントしてゆきたいと思います。その上で、さらなるコメントがございましたらお願いいたします。
- その前に1点、部族や氏族に民族名称がついた場合、そく「~族」となる訳ではなく、「~部族」、「~氏族」となるということです。以下に述べますように、「~族」という呼称は、部族、氏族などに民族名称が付いて短縮されたものではなく、むしろ部族などと同じある種の概念で、ヒトを分類する単位の一つとしてとらえられます。
- 現在おおくの識者の考えは、「族」、「部族」、「氏族」などといった分類は大同小異であり、極論すればすべて「民族」でおきかえる、という方向に強く傾いています[7][8]。
- 1):ここでは、 文化人類学者のスチュアート・ヘンリ氏の『民族幻想論』[9]を文献例としてとりあげ、なぜ「~族」や「部族」という呼称をやめるべきなのかについてみてゆきます。もちろん、再三あげておりますように、中国の民族識別工作に依拠した「~族」は優劣の意を含まず、国内のマジョリティーも「漢族」であり、「ナシ族」や「チベット族」との間に差異はありません[10]。日本語でもこれを尊重し、中国の場合は特例とする立場をとるのであれば、はっきりとそのことを示し、一般的になっていてウィキペディア上でもスレッドが立っている「漢民族」の表記も「漢族」にするべきではないでしょうか?しかし実際にそうなっていないのは、なんとなく中国に対して腰が引けているという印象をぬぐえません。中国内の民族呼称に関しても、じょじょに日本語表記を改めることが提案されており[11]、当方も同意見です。
- そもそも現代日本語の「部族」は、英語のtribeの訳語にあてられたもので、明治14年(1881年)、井上哲次郎と有賀長雄による『哲学字彙』[12]に登場します[13]。この語は漢籍からの引用のようで、例えば五代史に以下のような記述があります。
- 「羌(きょう)という文化水準の低い(チベットの)遊牧民は兵を組織して旅商人の金品を掠めていた。あるとき、羌の地にやってきた憑暉(ひょうき)が慈しみをもって接したことに羌という部族は恩恵を感じ、以後、侵奪をやめた」
- また、『遼史』では、
- 「契丹が勢力を起こした頃、人びとは野営の生活をしていたが、やがて家を建てて暮らすようになり・・・部族を形成し、それぞれは領地を持つようになった」
- とあります。いずれも、「部族」と呼ばれていたのは「いやしい人びと」でした。この感覚は日本語にも受け継がれており、『日本国語大辞典』[14]、『大漢和辞典』[15]などにも、語義の中にそれぞれ「未開」、「辺境」が部族の定義の重要なファクターになっています。では英語のtribeはどうでしょうか?この語は英語語源辞書によると、ローマ帝国3つの地域をさすラテン語のtribusに由来します[16]。ところがこの語は、15世紀頃から、イギリス人が侮蔑の意をこめてアイルランド人に対して用いるようになりました[17]。その後、「未開」、「無愛想」、「教養のない」、「獣性に富んだ」、「残忍で野蛮な」といった「非文明の民」といった意味で用いられるようになってゆきます[18]。この傾向は、日常会話やマスコミなどでは未だに生き残っており、「パプア・ニューギニアの原始民族のダニ部族は、新石器時代の化石として、何千年もの間外界との交渉もなく太古のファッションの原初的な様子を示す。」(NHK総合テレビ『ファッション・ドリーム 第一話』1991年)や、フジテレビのスーパーニュースで「アメリカのアトランタにあるジョージア大学で飼われていたチンパンジーには、石器時代人と同等の能力がある」とナレーションされたりしています[19]。これらをみると、日本でも欧米でも、部族/tribeには差別的な意味が含まれていることは明らかです。これは、「~族」についても同様です。
- この傾向は統計にも表れています。日本語において「族」、「部族」で表される民族集団は、圧倒的にアジア・アフリカ・アメリカ・オセアニアに偏っています[20]。ヨーロッパ内での「族」の使用例は、「ロマ族(ジプシー)」、「フィン族」、「ルース族」の3例のみでした。
- ヒトは、任意の男女同士で交配して子孫を残すことが可能であり(もちろん倫理上、合意のもとでですが)、すなわち生物学的に同一の種です[21]。その点において、優劣はありません。ヒトの生活方法が相対的なものであるという 文化相対主義的な立場をとれば、特定の基準を軸として「民族」に優劣をつけるエスノセントリズムの立場に依拠する「~族」や「部族」という呼称は、新たなコンテクストにおかれないかぎり使用は控えるべきではないでしょうか。少なくとも、学問的な趨勢はそちらに傾いています[22]。
- 「氏族clan」に関してですが、この語が差別的に用いられているのかは知りませんが、社会進化論的なコンテクストで用いられてきた歴史[23]をみると、先述した「基準軸をもとにした優劣」が関わっていることは明らかですし、その定義がかなり煩雑です。本来の意味は、血縁関係にある蘇我氏や源氏などといった氏姓の意味で用いられたものです。そうであるとすると、それを民族集団にあえてつける意味が問われねばならないでしょう。民族の語には、そのような傾向も含まれているからです。これも、上記したように、今後は「民族」の語に集約されてゆくと考えられます。
- 「支族」は、上記の用語とは異なり、おそらくsub-ethnic group[24]に相当する語であると考えられます。「民族」をさらなる下位集団(例えばモン人を黒モン、白モン、などの下位集団に分ける場合)に分ける必要があるため、歴史的に抵抗の少ない新しい専門用語として、「民族」の下位集団の名称は必要です。これは、今後の課題でしょう。
- 2):では、ethnicな集団呼称と nationalとしての集団呼称はどうでしょうか?この点、「~族」というのはたいへんに便利な言葉といえます。民族としては「~族」、国民としては「~人」といえばいいのですから。わざわざ「タイ民族」と「タイ王国人」にしなくてもよいのです[25][26]。『世界民族問題事典』でもこの点に触れられています。長くなりますが、以下に引用します。
- 「部族」:独自の言語か方言を話し、他集団から区別する<われわれ>意識を持つ文化的なまとまりをもった集団。・・・ただし、人類の生物的な分類を文化的・政治的状況によってあいまいに適用した例は過去いくつもみられる。とくに東南アジア諸地域で慣用的に使われている<種族>は、<部族>と同義語である。しかし近年<部族(種族)>という用語は<民族>に取って代わられつつある。それは部族を、基本的に<われわれ>意識をもつ人類の下位集団をあらわす<民族(エスニック・グループ)>と同じ概念であるとする認識が広まってきたからである。・・・アフリカをはじめとする第三世界では、<部族tribe>という用語が植民地主義を背景に用いられてきた。したがって、これらの地域の指導者や知識人は、今日の社会に対して<部族>という用語を適用することにきわめて批判的である。近年日本においても<○○族>といった表現を避け、<○○人>という呼び方がされるようになっている。しかし、このために国民と民族名の区別があいまいになるということがしばしば生じている(例えば、タンザニア北部のイラク民族と中東イラクの国民、タイ民族と国民としてのタイ人との区別ができないなど)。[27]
- もし、このような意味で「~族」の復活を主張した場合、我々は日本人の呼称を「ヤマト族」、フランス人を「フランス族」などとよばなければならないでしょう。これも相当な「工作」が必要であると思われます。
- 京都大学の福井勝義氏は、ethnicな呼称は民族名の後ろに「民」をつけた「~民」、nationalな呼称は地域や国名の後ろに「人」をつけた「~人」を提唱しています[28]が、まだ市民権を得ているとはいえません。もっと直接的には、例えばethnicなものには「~人(民族)」、nationalなものには「~人(国民)」などとすることも可能であると思います。
- いずれにせよ、民族の命名は機械的にではなく、どのような基準でつけているのか説明する必要はあるでしょう[29]。
- 以上が、当方の考えていることになります。その上で、民族名称に「~」、「~人」、「~民族」のどれを使うのかは、難しいところです。あえて、どれかに決めるのではなく、フレキシビリティをもって、スレッドを立ち上げた人を尊重する方法で決まればよいと考えております。英語の~sと~ people、フランス語の~sと~ peupleなども同様で、あえてどちらかに決めなくても良いと考えています。もしも、あえてこれらを統一しようとすると、現段階では独自研究に抵触するおそれがでてくると思います。
- このスレッドは、けして検索ヒット数を工作するために立ち上げたものではないことをご理解いただきたいと存じます。前回ご提案しました「こまめにリンクする」とは、「~族」でのヒット数が高いと思われる語は、上記の「~」、「~人」、「~民族」のどれかに落とし、さらに必要であれば説明も加えて開示する、という意味なのです。
- もしまた、ご意見ありましたら、またコメントをお待ちしております。失礼します。-- Tikepedia(会話) 2012年12月13日 (木) 07:42 (UTC)
- Tikepedia様、丹念にお調べいただきありがとうございます。一点、質問させていただきますが、(1)では、「~族」も「部族」も同列と見て(私は「ダニ部族」というような言い方があるのを今回知りましたが)、ともにやめるべきというご意見でありながら、(2)では、「~族」を「便利な言葉」として推薦しておられるように思われました((2)では「~族」→「~人」で起こる矛盾があるということがすでに語られていたということを知りました)。結局どうしたいのでしょうか?また、そうなった場合に、即、「我々は日本人の呼称を「ヤマト族」、フランス人を「フランス族」などとよばなければならない」と果たしていえるのかどうか。ウィキペディアでは、やはり、主流でない(検索結果の過信はいけませんが)特定の主張をとりあげて「工作」(ウィキペディア内のリンクを付けるという意味ならばわかりますが)することは、問題があると思われるからです。話がずれるかもしれませんが、私は以前、韓国の民族主義を朝鮮民族主義への改名を提案しましたが、罵声を含む大きな批判を受けました。論理的ではあっても、何分、そう使用している文献が少なければ、たとえ現在の韓国の民族主義とする文献が無く、記事名に問題を含んでいても、改名が許されなかったのです。どうも、多数決的な要素もウィキペディアにはあるようですね。話がずれましたが、具体的に変更するもの(中国のものはどうか、改名提案を取り消されたものもありましたね?)のリストをあげていただき、大きな問題がなさそうでしたら、賛成したいと思いますので、よろしくお願いします。また、お詳しいTikepedia様には、ぜひ、こちらに関連したCategory‐ノート:人物#問題提起:「~人の人物」の廃止やノート:在日ブラジル人の議論にもご参加願えればと思います。--Muzmuz(会話) 2012年12月14日 (金) 10:01 (UTC)
- 反対 「族は蔑称だから」「族は中華人民常和国が国策で使っている語だから」という理由であれば、あまり賛同できません。昭和の昔はともかくとして、現代において「族が付く人々は未開である」という考えの人は少数派のように思います。改名提案で上がっているソマリ族は、外務省のソマリア連邦共和国にも「ソマリ族」とあり、こういうことに神経質な外務省が、不適切な用語を選ぶようには私には思えません。また、『新・民族の世界地図』[30](2006年)には「ベルベル族はベルベル人によび変えればよいのかというと、そう単純な問題ではない」(p.25)との指摘もあります。個々の記事名について検討するのであれば、反対しません。--Freetrashbox(会話) 2012年12月15日 (土) 03:43 (UTC)
- 現在も、『ネプ&イモトの世界番付』 のなかで、「オードリー春日の部族滞在期」(日本テレビ系列)という企画が平気で放送されていることに、かなりのショックを受けています。外国の番組で、自分の親兄弟、仲間たちが、こんな紹介をされても平気なのでしょうか?せっかく世界各国の人たちが集って意見を言い合うよい番組であると思っているのに、たいへんに残念なことです。
- さて、まずMuzmuzさまのご意見に対してコメントさせていただきますね。だいぶコンセンサスが得られてきているように感じました。ありがとうございます。当方の考えは、当初申し上げました通り、「~族」という言葉を使わないようにしよう、という提案のままです。しかしながら、自分の主張ばかりを一方的に主張するという態度はとりたくありませんし、そのような態度は「客観的」で科学的な態度とは呼べません。ですから、あえて知る範囲で問題点もご紹介したまでです。それも、このように、有識者の意見を知る範囲でご紹介した上で(もちろん当方の能力不足を承知の上ですが)、どのような代案が得られるのか、ということを一緒に考えていただきたいからなのです。
- 「具体的に変更するリストをあげよ」とのことでしたが、当方もヒトですし、すぐにすべてを網羅できる訳ではありませんし(『世界民族事典』ですら、民族項目だけで4250ありますから[31])、また四六時中コンピュータの前に張り付いている訳にもまいりません。ですから、現時点でフォローアップできるリストの1部を以下にあげたいと思います。見つけ次第、その都度改名提案をさせていただき、ここにリンクするようにいたしますので、それでご容赦ください。
- リストであげたものは、現時点での人類学者のコンセンサスが得られていると考えられる『文化人類学事典』[32]、『世界民族問題事典』[33]、『世界民族事典』などの表記に準拠し、中華人民共和国内にのみ居住する民族のうち、「~族」として認定されているものを除き、すべてを対象と考えております(順不同)。
- ソマリ族;ヤオ族 (アフリカ);クル族 (リベリア);マサイ族;イガラ族;クペレ族;ゴンベ族;アルシャ族(マーサイに包含される);カンバタ族;キプシギス族;グロ族;クナマ族;ケマント族;サフワ族;サブ族;エコイ族;アカン族;キクユ族;ベンバ族;イッサ族;グラジェ族;グシイ族;アヌアク族;ソマリ族;キクユ族;ドゴン族;アルフル族;ヴェドイド族;キン族;グルカ族;バルガ族;セノイ族;チャム族;アスマット族;トゥバ族;アルタイ族;アレウト族;ノガイ族;イテリメン族;シアネ族;ラオ・ブレリ族;マンガ族;カナカ族;オロカイバ族;メンディ族;ガリア族;アラペシュ族;チャンブリ族;ムンドグモール族;モツ族;フォレ族;ガイン族;チンブー族;メケオ族;ラカライ族;ダリビ族;タング族;コイタ族;グルルンバ族;エレマ族;ガフク・ガマ族;ティコピア族;大ナンバ族;小ナンバ族;ムボットゴテ族;クカクカ族;アベラム族;ムボットゴテ族
- Freetrashboxさま:まずは、重複となりますが、ここで提起していることは、現時点で権威のあると考えられる民族問題に関する文献に基づいた表記法に準拠したものである、ということです。出典を明記するというウィキペディアの方針にのっとり、しかも出版社の異なる複数の大事典(しっかりとしていて、なおかつお近くの図書館などで一般に参照しやすい本を選んでいるつもりです)にあたっております。もちろん、すべての本にあたることは不可能ですし、本来であれば一つ一つの民族に関して、さまざまな言語で書かれたたくさんの文献を読み、またフィールドに出かけて実際にその人々に触れて、はじめて可能なことなのです。悲しいかな、一人の人間には不可能ですし、まして当方の能力はなおさら限られております。ご容赦ください。
- しかしながら、ここにはあげませんでしたが、可能な範囲で英語、ドイツ語、ロシア語などで書かれた民族/言語問題に関するいくつもの文献にあたっておりますし、できる範囲で世界のあちこちを直接みて、少ないながら世界のさまざまな民族の友人を通じての個人的な経験の蓄積の上で、妥当であると考えるものを盛り込んでいるつもりです。
- このような限られた範囲ではありますが、「~族」を使わないようにしようという姿勢は、これも再三お伝えしております通り、現状では多くの研究者の賛同を得られるといってよく、少なくともここでとりあげた文献からは、反対に「積極的に~族を使おう!」という意見を汲みとることはできませんでした。当方の理解不足によるのかもしれません。しかし、けして「族は蔑称だから」、「族は中華人民常和国が国策で使っている語だから」などとという理由[34]のみで立ち上げたスレッドでないことは、ご了承ください。Freetrashboxさまがおっしゃるように、当方も基本的に「個々の記事名について検討する」方針を採っております。このような趨勢で、しっかりとした文献を示さず、なおかつ「~族を残そう!」ということであれば、それは独自研究に抵触するでしょう。
- その上で、当方に出来ますことは、ご意見をいただいている個別の案件に対して、できる範囲で、文献資料をあげながら丁寧にお答えするというという対応をしたいと思います。当方が、自分の都合のいい説だけをピックアップして思考停止していないことは、これまでの文章からお分かりいただけるのではないかと拝察いたします。それでご寛恕くださいませ。
- ではまず、以下で考えてゆくことにします。
- 「ソマリ族」に関しては、上記のような理由から、外務省が誤っているといってよいと思います。ついでに、外務省のホームページから、かなりの国についての記述を拝見させていただきました。すると、民族名称に「~人」、「~族」、「~系」、「~民族」など、その表記に統一性がありませんし、なかには南アフリカのように「民族」の欄に「黒人、白人、カラード、アジア系」とあり、これはある種の「人種」に相当するものと、アジア系(このコンテクストでは「黄色人」では?)のような記述がゴッチャになったりしています[35]。これはヒドイですね。識者の意見を反映し、民族問題に注意を払っているとは、とても思えません。
- ちなみに、この傾向は日本だけのことではなく、イギリスの外務英連邦省[36]、アメリカ合衆国国務省[37]でも「tribe」という文字がみられます。つまり、外務関係の政府機関は、Freetrashboxさんが思っていらっしゃるようには、「こういうことに神経質」ではない、ということなのでしょう。ほんとうに、残念なことです。
- 次に「ベルベル人」について:民族名には自称と他称があります[38]。他称とは、他の民族が相手を指し示すもので、したがって中には、「虱(しらみ)」や「賤民(せんみん)」などとありがたくない名前を頂戴する例もみられます[39]。じつは、この「ベルベル」がそれに対応します。ベルベルの語源はギリシャ語のバルバロスβαρβαρος(barbaros)で「野蛮人」を意味します[40][41]。ベルベル人の自称は、アーマーズィーグالأمازيغ(al-Āmāzīgh)であり、「高貴な人」、「自由な人」を意味します(複数形はイーマーズィーゲンإيمازيغن(Īmāzīghen)[42]。ですから、そもそも「ベルベル」が「族」か「人」かという以前に、その呼称自体が差別的であるといってよいでしょう。そんな名前で呼ばれて、嬉しいはずはありません。仮に「ガクジュツ」的であろうと、少なくとも個人的には友達をそんな風に呼びたくはないものです。
- 一方、『新・民族の世界地図』の「「ベルベル族」は「ベルベル人」によび変えればよいのかというと、そう単純な問題ではない」という意見ですが、ここには納得できる部分もあります。もと、東京外国語大学の大塚和夫氏(現在死去)は、「最近の人類学では『部族』という語は差別的だとして使わない姿勢があり、その考えには基本的には賛成」とした上で、サハラ砂漠以南の『部族』と、北アフリカから西アジアにかけての民族に対して用いるカピーラقبيلة (Qabīla)という下位集団に限っては、「意味的にも構成原理においても異なっている概念なので」、これらを「部族」と訳してしかるべきだ、としています[43](大塚氏は、「~族を使うべきだ」、と主張しているわけではありません。念のため)。それを認めた上でヘンリ氏は、「しかし、これは専門家同士の間でのみ通じる話であり」、世間一般のイメージと混同してはならない、ときっぱりと断定しています[44]。ですから、専門家としてきちんと民族に関する認識を持たない限り、専門家が言ったからといって「そう単純な問題ではない」などと鵜呑みにするのは、問題であると思います。
- ですからFreetrashboxさまにお勧めしたいのは、一度、ここにあげた本にも目を通していただきたい、ということです。当方に可能であれば、皆さんにももちろん可能であると思うのです。
- それにしても、「~族」をやめるということに対して、これほど大きな抵抗感があるということに、いささか驚きました。孤軍奮闘では、ちょっとつらいですね~・・・。ノイローゼになりそうです。-- Tikepedia(会話) 2012年12月15日 (日) 16:54 (UTC)
- コメント 丁寧な御説明、ありがとうございます。
- 本件に限らず、ウィキペディア日本語版で用語を選ぶにあたって、慣例(新聞や官公庁の用語など)を重視しようという意見と、専門家(大学教授の著書・論文など)を重視しようという意見とに大きく分かれるように思います。私は、慣例を重視すべきだと考えています。慣例の方が一般読者に理解しやすいと考えられるためです。「ウィキペディアはマニュアル、ガイドブック、教科書、学術雑誌ではありません」には「記事名には専門用語ではなく一般的な用語を使用するべきです」と書かれていますが、私の考えも大体同じです。「~族を使わないようにしよう」という主張があることは、現状そうでないことを示唆してもいます。また、専門家というものは、新しい考え方を広めることを使命の一つとしていますので、その意見はしばしば意欲的すぎるように私には思えます。
- つまり、私は必ずしも「~族」の語にこだわるものではありません。私は「外務省が誤っている」とは考えません。ただし用例の一つに過ぎませんので、一般的な用例を反映していると考えられる他の場所で「ソマリ人」の用例が多ければ、それでもいいと思います。--Freetrashbox(会話) 2012年12月16日 (日) 01:52 (UTC)
- コメント私も、Freetrashbox様の意見には賛成できると思います。どうも私の考えがぐらついているように思われるかもしれませんが、一貫して、「大きな問題がなさそうでしたら、賛成したい」ということであり、大きな問題とは、一般的ではなく、特定の主張に陥っている記事名ということです。Tikepedia様は、テレビ番組名に「かなりのショックを受けています」と書かれているように、「部族」は本来使っちゃいけないのに、世間はわかっていない、なんとかしなきゃ、という強い使命感があるのではないでしょうか。無論、ウィキペディアにとってTikepedia様の貢献は役立っていると思いますが、「中立的な観点」を維持するために、「あまりにも情熱を持っている事柄については執筆を避けてください」(WP:WQT)とも言われています。ソマリ族/ソマリ人をはじめ、何とか良い記事名になるとよいとは思います。ただし、すべて「一般的」な記事名をつけるのではなく、「記事名は基本的には日本語での正式名称を使用します」とも言われているので、その点、専門家の意見にも部があります。どうかノイローゼになりませんように、ご自愛ください。--Muzmuz(会話) 2012年12月16日 (日) 03:24 (UTC)最終修正--Muzmuz(会話) 2012年12月16日 (日) 03:28 (UTC)
- 反対 民族名の「~族」は、一般的にはそれを使う人に差別的な意識はなく、聞く側、読む側も差別的な感覚をまったく受けないので、「差別問題」ではない気がします。仮に「族」に差別的な意味合いが内包されているとするなら、それに「民」が付いただけの「民族」も同じだと思うのですが。「~族」を「~人」or「~民族」に変えるのはあまりにも対象が多すぎる。慣例を無くす弊害が多いです。
- Tikepediaさんへ
- 「部族」は一般的に「未開性」を持った意味合いなので、それをことさら説明する必要は無いと思います。「族」=「部族」という前提での「部族」の説明が多いですが、なぜ「部族」=「族」になるのかに説明を絞った方が主張が解りやすくなると思います。--真百科事典2(会話) 2012年12月17日 (月) 12:16 (UTC)
- コメントTikepediaさんへ
- ノートページでの他の人の返事がついた後に以前の発言を改変する場合は、新しいコメントで行うか、抹消を用いて変わった部分が分かるようお願いします(理由は下記のガイドラインより)。特に最初の提案を変更する場合は、改訂案として新しいコメントで書くことをお勧めします。
- (Wikipedia:ノートページのガイドライン#自分のコメント)
- 「すでに他の人の返事がついた後にコメントを改変することは、もともとの文脈を変えてしまい、混乱の原因となります。特にあたかも最初からそうであったように文章を編集することは、文章のつながりを意味不明なものにするだけでなく、他の利用者の信頼をも失う結果となりかねません。」--真百科事典2(会話) 2012年12月17日 (月) 17:22 (UTC)
報告コメントのセクションを勝手に作り、参考文献は下に移動しましたが、上の方がよければ、移動いただければと思います。--Muzmuz(会話) 2012年12月17日 (月) 21:08 (UTC)
- Muzmuzさま: 参考文献の移動と、統合の件、進めていただきありがとうございました。特に、参考文献が分断しておりましたこと、気になっておりました。こちらの措置でけっこうです。統合されました記述は、近々情報量を増やす予定にしております。
- 真百科事典2さま: コメントの加筆に対してのご指摘、ありがとうございます。これはひとえに当方の不慣れによるもので、意図的な改変ではないということをまず述べておきますね。これまでの改変は、ケアレスミスの修正と、文献の付加のみになっているはずです。今後は、ご指摘の方法に準拠いたします。
- さて、今回の提案の核心は「『文化人類学事典』、『世界民族問題事典』、『世界民族事典』などの表記体系に基づいてWikipediaの民族呼称をまとめてゆこう」というものです。けして、「差別的と考えるから」という主観的な理由からではないことをご確認下さい。上記のコメントを注意してお読みいただけますとわかります通り、出典を明記するにのっとり、議論は典拠を示して具体的におこなってきているつもりです。失礼ながら、これまでいただいた反対意見のなかで、『新・民族の世界地図』を典拠としてあげられたFreetrashboxさまを除き、主観的な反論しかいただいていないようです。もしも建設的な意見をお考えでしたら、これまでにあげた文献を批判的に参照された上で、さらなる反論のための典拠を示していただけるようお願いいたします。典拠がはっきりしているようであれば、それをこちらも参照する形で、より生産的な議論ができると思うのです。『文化人類学事典』、『世界民族問題事典』、『世界民族事典』は、一般的に利用可能なものであり、かつ執筆者自身の名前を明かした上で、普段から民族問題に関する記述に注意を払っている研究者たちが議論をつくした上でまとめられていると考えてよい文献の例です。もちろん、前述しましたように、すべての文献にあたることは不可能です。しかしこれらは、現時点では妥当な文献であると考えております。ぜひ議論を建設的に進めていくためにも、出典を明記していただけるようお願い申し上げます。-- Tikepedia(会話) 2012年12月19日 (水) 05:02 (UTC)
- コメント Tikepedia様、問題があると感じられる民族の記事名のすべてに改名提案テンプレを貼るのは大変かと思いますので、ざっとみて記事名に出典がのっているかどうかを調べて、せめて、Category:地域別の民族やCategory:民族の系統からたどっていって、「族」がついているものを集め、これは改名が必要(その記事にある資料を上回っても)・不要とした一覧をつくられてはいかがでしょうか?はじめから資料を読んでくださいではなく、個別に、資料に則って「族」をはずすだけか、「人」としたほうがよいのか、などといったコメントか記号を付けていったほうが、肯定的な意見も期待できると考え、具体的な改名提案をお勧めします。そうでなければ、ちょっと漠然としているととられる可能性がありますし、Wikipedia:改名提案のリストを見てきた人には悪印象のみです。--Muzmuz(会話) 2012年12月19日 (水) 07:04 (UTC)
- コメント Muzmuzさま: コメントありがとうございました。
- 悪印象を与えていた可能性があるということには、思いあたりませんでした。これは、当方のまったく意に反することであり、反省点であると思います。
- ご提案内容のうち、一覧表については、Category:地域別の民族からたどって「族」がついているものを集めたリストと、その改名案につきましてはすでに準備中です。その上で、これをどのような開示してゆくことが望ましいか、またご教示いただけますと幸いです。
- 当方が考えておりましたのは、まずは改名提案と、その内容についてはCategoryとして提示しておくことは必要であろうと考えたということです。今後、同様の事態が生じた場合、議論しながら改定してゆく場所が必要であると思ったからなのです。
- 改定案としては、あらたなCategoryのスレッドを立てるとして、コメントから入った方がよいとお考えでしょうか?記号というのは、「賛成」「反対」の記号のことでしょうか?
- 表記を改善し、前向きな意見交換ができますよう、また重ねての具体的なご意見をお待ちしております。よろしくお願いいたします。-- Tikepedia(会話) 2012年12月19日 (水) 07:58 (UTC)
- コメント: とりあえず、このページを2次的に辿れるものにし、1次的にはそれぞれの項で議論できるように改善していくこととします。
- この方法であれば、形態的には、皆さまからご提案いただいたように個別の案件としての議論をする形となり、Muzmuzさまが感じておられたような悪印象は和らげることができるように考えております。
- また、他によい方法がありましたら、コメントよろしくお願いいたします。-- Tikepedia(会話) 2012年12月19日 (水) 08:31 (UTC)
- コメント それぞれの項というのは、意見が集まらないのではないでしょうか。類似した多数の改名をなさりたいわけですから、一箇所か、せいぜい数箇所で、次のような形のリストを作るというのはいかがでしょうか?Wikipedia:改名提案では、まず前回Nullbotさんが提出したものを取り下げるか、改めて、まとめたものの理由・出典は省いたものを上げて更新をすればよいかと思います。また、それぞれのページに議論場所を明記した
Template:改名提案を張っておくのが基本だと思います(--Muzmuz(会話) 2012年12月19日 (水) 09:24 (UTC)) Template:告知(「(議論場所)に、このページに関する提案があります。提案の要約:民族名称の一括改名」など)を貼るのが、いちいち個別の改名後の名称を書かなくて済むのでおすすめです。(後でどうせはがすわけですが、提案が通れば、改名の際にはがせばよいわけです)。
- コメント それぞれの項というのは、意見が集まらないのではないでしょうか。類似した多数の改名をなさりたいわけですから、一箇所か、せいぜい数箇所で、次のような形のリストを作るというのはいかがでしょうか?Wikipedia:改名提案では、まず前回Nullbotさんが提出したものを取り下げるか、改めて、まとめたものの理由・出典は省いたものを上げて更新をすればよいかと思います。また、それぞれのページに議論場所を明記した
- もっと見やすくできるのかもしれませんので、そのあたりはお任せします。無論、これで通るとは申せませんが、見やすいほど、お考えの趣旨が皆様に伝わるものと思います。--Muzmuz(会話) 2012年12月19日 (水) 08:59 (UTC)一部修正
- コメント Muzmuzさま: 具体的な改定案をいただき、ありがとうございました。なかなか、いいたいことを伝えるうまい方法を見つけることは難しいものですね~・・・。
- 現在信頼性のある文献で、民族名に対して「~族」を避ける点では大筋で一致していても、「~人」、「~民族」、「~」の内のどれを使うかに関してはまだコンセンサスが見られません。ここで「~人型」等の名前を付けてしまいますと、あたかもそのような呼び方がすでに存在しているような誤った誘導を読者に対してかけてしまう怖れがあります。
- この問題をまとめて議論することは、ここですでに起こっておりますことを考えますと、混乱を引き起こしそうな感じがしております。また、すべての民族名リストを作成することは、かなりたいへんな作業量となる予感がしており、躊躇しているところです(もちろんひとりでは無理です)。現在、「2次引用」タイプの訂正を、主張だけを粛々と述べる方式ではじめております。これですと、個別の案件としてその都度取り扱うことができ、さらに議論を進めたい方々はこちらで議論していただける方式になっております。ですから、わりとうまくいくのではないかと考えております。ためしに「キクユ族」経由で、Category‐ノート:キクユをたどっていただいてから、この方法に対するコメントをいただけますと、参考になります。
- 中華人民共和国内の民族呼称に関しましては、上記文献が保留している以上、タッチしないというのも、繰り返しになりますが、お伝えしておきます。-- Tikepedia(会話) 2012年12月19日 (水) 09:49 (UTC)
Tikepedia様、ちょっとよろしいですか?ここの記事名でもおかしいなと思っていたのですが、記事の場所の作り方が間違っていると思います。これは、ちょっとお待ちいただいたほうがよろしいと思います。もう少し正確にお調べいただくか、私より詳しい方に聞いていただき、確かめていただいたほうがよろしいと思いますが、これはそもそも議論が間違っているというのではなく、個別に改名提案するのならば、その記事のノートにするのが基本だと思いますので、「Category‐ノート」を新規に作成するのはおやめください。一覧を作るのが、難しいのであれば、残念ながら合意を得るのは難しいと思います。ただし、急がないのであれば、私が一覧作りを引き受けることは可能です。--Muzmuz(会話) 2012年12月19日 (水) 10:05 (UTC)
- 周辺に相談する適当な仲間がおりませんので、ひとまずこれに関してはオープンとし、改善案を求めます。一覧は急ぐものではありません。Muzmuzさまにお願いできるようであれば、方法を提示していただけましたら、すでにこちらでピックアップてありますリストを、ご指定のフォーマットに直してご提示することは可能な状態です。その上で、改善案を探ってまいりましょう。-- Tikepedia(会話) 2012年12月19日 (水) 10:39 (UTC)
報告記事名が不適当と考えられるのと、今後、具体的な案があがりそうですので、Category‐ノート:民族#民族名称への「族」の使用の忌避へ移動しますが、まずは、そちらで、Tikepedia様にご協力いただく必要がありますので、よろしくお願いいたします。--Muzmuz(会話) 2012年12月19日 (水) 11:20 (UTC)
- コメント Muzmuzさま: 移動ありがとうございました。了解いたしましたので、こちらを加筆してまいります。-- Tikepedia(会話) 2012年12月19日 (水) 11:25 (UTC)
参考文献
[編集]- ^ 部族
- ^ 井上紘一「民族」『文化人類学事典』(弘文堂、1987)751頁
- ^ 『世界民族事典』(弘文堂、2000)
- ^ 井上紘一「民族」『文化人類学事典』(弘文堂、1987)751頁
- ^ 『世界民族事典』(弘文堂、2000)
- ^ (平凡社、1995)
- ^ 井上紘一「民族」『文化人類学事典』(弘文堂、1987)751頁
- ^ 『世界民族事典』(弘文堂、2000)
- ^ (解放出版社、2002)
- ^ スチュアート・ヘンリ 2002 同書、74-75頁
- ^ スチュアート・ヘンリ 2002 同書、74-75頁
- ^ フレミング原編 改訂増補(東洋館、1884)
- ^ スチュアート・ヘンリ 2002 同書、81-83頁
- ^ (小学館、2006)
- ^ (大修館書店、1984-1986)
- ^ http://www.etymonline.com/index.php?term=tribe&allowed_in_frame=0
- ^ スチュアート・ヘンリ 2002 同書、84-86頁
- ^ スチュアート・ヘンリ 2002 同書、84頁
- ^ スチュアート・ヘンリ 2002 同書、86頁
- ^ スチュアート・ヘンリ 2002 同書、69頁
- ^ スチュアート・ヘンリ 2002 同書、165-166頁
- ^ スチュアート・ヘンリ 2002 同書:全体として、日本語における「~族」や「部族」といった呼称がどのように差別的であるかが述べられているが、特に54-126頁で具体例が詳細に示されている。
- ^ 長谷川清「氏族」『文化人類学事典』(弘文堂、1987)330-331頁
- ^ Wan Isa Hatin et al. 2011 "Population Genetic Structure of Peninsular Malaysia Malay Sub-Ethnic Groups." Plos One, 6(4), e18312, pp. 1-5
- ^ スチュアート・ヘンリ 2002 同書「民族なのか国名なのか」105頁で、まさにタイ人について触れられています
- ^ 「タイ族」と「タイ人」については、これ以外にも定義があるようで、注意が必要なようです。日本語ウィキペディア上では、タイ族を「タイ・カダイ語族のうち南西タイ語(英語版)(South-Western Tai、タイ語やラーオ語等)を母語とする人のこと」とし、タイ人=タイ族ではないとして、上記の「タイ人(国民)」と「タイ人(民族)」を分けておられます。『世界民族事典』では、より広義に、タイ・カダイ語族のうちタイ諸語を使用する民族集団を「タイ」とし、そのうち中国のものを「傣族」としています(長谷川清「タイ」『文化人類学事典』(弘文堂、1987)358-359頁)
- ^ 平凡社 1995 同書「部族」
- ^ スチュアート・ヘンリ 2002 同書、106頁
- ^ スチュアート・ヘンリ 2002 同書、106-107頁
- ^ 21世紀研究会『新・民族の世界地図』文春新書、2006年。ISBN 9784166605309。
- ^ 弘文堂、2000、ii頁
- ^ 弘文堂、1987
- ^ 平凡社、1995
- ^ 族の呼称に関して、中国の「国策?」を批判しているものではないことは、前言をお読みいただければわかると思います
- ^ http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/s_africa/data.html
- ^ http://www.fco.gov.uk/en/travel-and-living-abroad/travel-advice-by-country/country-profile/sub-saharan-africa/uganda?profile=all
- ^ http://www.state.gov/r/pa/ei/bgn/2963.htm
- ^ スチュアート・ヘンリ 2002 同書、114-115頁
- ^ スチュアート・ヘンリ 2002 同書、107、113頁
- ^ http://www.etymonline.com/index.php?allowed_in_frame=0&search=barbar&searchmode=none
- ^ 上記の英文を読むと、本来的には、そこまで悪い意味ではないかもしれません。しかし、相手の民族を尊敬していたら、「バルバルとしゃべる人」なんて呼び方はしないでしょうね~。このギリシャ語名は、のちに当の「野蛮人」と呼ばれていたローマにとり入れられ、ギリシャとローマ以外の人間を呼ぶのに用いられたとは・・・。いやはや、どこかで聞いたような話しです。
- ^ スチュアート・ヘンリ 2002 同書、123-124頁
- ^ スチュアート・ヘンリ 2002 同書、99-100頁
- ^ スチュアート・ヘンリ 2002 同書、100頁
- ^ a b c d 例、「○○事典」。
- ^ a b c d 例、「△△事典」。
統合提案
[編集]に統合提案します。理由は重複記事。--Muzmuz(会話) 2012年12月10日 (月) 09:14 (UTC)
統合に反対がないようですので、実行します。方向は、仮にアルタイ人、トゥバ人と人の方向で行います。上の議論で変えるようでしたら、改名しましょう。とりあえず、重複ですので、これらの統合は急がなければなりません。--Muzmuz(会話) 2012年12月17日 (月) 10:09 (UTC)