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Category‐ノート:文化財

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カテゴリの定義について

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「文化財」という語の定義は、一般には、(1)人類の文化活動によって生み出された有形・無形の物、および自然の物、(2)1のうち、日本国政府、自治体、アメリカ政府などの公的機関が、法律や条例などに基づいて、文化的価値があるものとして指定した物、(3)日本国政府が文化財保護法に基づいて「文化財」という名称で指定した物、という、広狭3通りに解釈できると思います。

ウィキペディアにおけるCategory:文化財をどう定義するかですが、現在のカテゴリの内容を見ると、定義は不明確ながらも、上記のうち2に近い記事がカテゴライズされているようです。私としても、2の定義を採用するのが妥当であると思います。

1あるいは3の定義を採用することも可能ではありますが、1とするのであれば、美術品、建築物、音楽作品、映像作品など、人の手で生み出された有形無形のありとあらゆるものがカテゴリに含まれることになりますので、ほとんどカテゴリとしての用をなしません。3とするのであれば、アメリカ国定歴史建造物世界遺産はカテゴリから除去せねばなりません。

反対がなければ、カテゴリの定義として2を明記し、などの2にあてはまらない記事は除去しようと思います。--ミッキーマウスのぬいぐるみ 2008年3月1日 (土) 01:00 (UTC)下線部追記--ミッキーマウスのぬいぐるみ 2008年3月1日 (土) 08:53 (UTC)再修正--ミッキーマウスのぬいぐるみ 2008年3月1日 (土) 09:26 (UTC)[返信]

1自体の定義が首をかしげるものなので、カテゴリーを議論する以前の問題です。わたしは、1の定義は保護法の第2条第1項(以下に転載)からもってくるしかないと考えています。この定義について政治的立場で異論があることも寡聞にして聞きませんし、保護対象とすべき文化財について国民的コンセンサスを得ている明確な定義を示していると考えるからです。したがって1に想定されるものが用をなさないということはありません。1を定義することによって指定されていないが地元などで一定の価値を認識されている文化財もカテゴリーに含めることができ、2の指定物件との区別も可能になります。

(文化財の定義)
第2条 この法律で「文化財」とは、次に掲げるものをいう。
一 建造物、絵画、彫刻、工芸品、書跡、典籍、古文書その他の有形の文化的所産で我が国にとって歴史上又は芸術上価値の高いもの(これらのものと一体をなしてその価値を形成している土地その他の物件を含む。)並びに考古資料及びその他の学術上価値の高い歴史資料(以下「有形文化財」という。)
二 演劇、音楽、工芸技術その他の無形の文化的所産で我が国にとって歴史上又は芸術上価値の高いもの(以下「無形文化財」という。)
三 衣食住、生業、信仰、年中行事等に関する風俗慣習、民俗芸能及びこれらに用いられる衣服、器具、家屋その他の物件で我が国民の生活の推移の理解のため欠くことのできないもの(以下「民俗文化財」という。)
四 貝づか、古墳、都城跡、城跡、旧宅その他の遺跡で我が国にとって歴史上又は学術上価値の高いもの、庭園、橋梁、峡谷、海浜、山岳その他の名勝地で我が国にとって芸術上又は観賞上価値の高いもの並びに動物(生息地、繁殖地及び渡来地を含む。)植物(自生地を含む。)及び地質鉱物(特異な自然の現象の生じている土地を含む。)で我が国にとって学術上価値の高いもの(以下「記念物」という。)
五 周囲の環境と一体をなして歴史的風致を形成している伝統的な建造物群で価値の高いもの(以下「伝統的建造物群」という。) 2 この法律の規定(第27条から第29条まで、第37条、第55条第1項第4号、第84条の2第1項第1号、第88条、第94条及び第115条の規定を除く。)中「重要文化財」には、国宝を含むものとする。 3 この法律の規定(第69条、第70条、第71条、第77条、第83条第1項第4号、第84条の2第1項第5号及び第6号、第88条並びに第94条の規定を除く。)中「史跡名勝天然記念物」には、特別史跡名勝天然記念物を含むものとする。

---Siyajkak 2008年3月1日 (土) 07:55 (UTC)---一部修正Siyajkak 2008年3月1日 (土) 08:19 (UTC)[返信]

天然記念物は人類が生み出したものとは呼べないので、下線部「および自然の物」を追記しました。さて、現在Category:文化財にカテゴライズされている、Category:博物館盗掘壁画磨崖仏モニュメントランドマークワッケーロは、私が主張する2の定義を採用するのであれば、文化財とは呼べないし、直接の関連性も薄いので、カテゴリから除去しようと思うのですが、除去して良いのでしょうか、駄目なのでしょうか。反対がなければ除去しますが。--ミッキーマウスのぬいぐるみ 2008年3月1日 (土) 08:53 (UTC)[返信]

これはなかなか難しいです。日本のように「天然記念物」を「文化財」に含めている国は珍しいからです。記念物#日本の旧法による記念物保護にも書きましたが、それには、文化財保護思想の導入に際しての歴史が反映しています。おおむね、天然記念物は世界遺産のうちの自然遺産、史跡は同じく世界遺産のうちの文化遺産、まあ、あえて言うなら(必ずしも正確ではありませんが)名勝は複合遺産と考えていいかと思います。天然記念物に関しては、環境庁(現在の環境省)ができたときに業務を移管する話もあったらしいのですが、今でも文部科学省にのこり、「文化財」として扱っていますね。そしてまた、日本では文化財というと記念物以外に有形文化財、無形文化財、民俗文化財も含みます。これは、世界遺産にはなくて、無形文化財と無形民俗文化財をあわせたようなものが「世界無形遺産」として(世界遺産とはまた別に)存在しています。民具など有形民俗文化財を単体で文化財指定して保護しているのは、もしかしたら日本くらいかもしれません。現状変更に関しては、世界遺産の基準はものすごくうるさくて日本の比ではないようです。復原家屋などもあまりよい顔はされないらしい。その反面、五箇山などは世界的にはめずらしい、トヨタやSONYで知られる国の原型だというので、世界遺産になっている。そんな状態ですから、なかなか難しいです。単純に広狭だけではなくて、たがいに重複部分ももちながら固有の部分ももつので、生半可ではありません。わたしも、決して詳しいわけではないのですが、まずは、このことだけ指摘しておきます。--Greenland4 2008年3月2日 (日) 06:42 (UTC)[返信]

ウィキプロジェクト設置のお知らせ

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Wikipedia:ウィキプロジェクト 文化遺産保護制度を開設しました。カテゴリの定義の議論に関してもここで行ってまいりますので、ご参加ください。--ミッキーマウスのぬいぐるみ 2008年4月3日 (木) 13:41 (UTC)[返信]