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cairo

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
cairo
cairoのロゴ
cairoのロゴ
最新版 1.17.4 - 2020年11月29日 (4年前) (2020-11-29)[1] [±]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C言語
対応OS クロスプラットフォーム
種別 グラフィックスライブラリ
ライセンス LGPL version 2.1 および MPL version 1.1
公式サイト www.cairographics.org ウィキデータを編集
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cairo(カイロ)は、デバイスに依存しないベクトルベースの描画APIを提供する、フリーの2Dグラフィックスライブラリである。アンチエイリアスがかかった綺麗な表示が特徴である。直線、矩形、円弧の他、ベジェ曲線や文字の描画も可能である。半透明描画、マスクやグラデーション機能がある。ソフトウェアによるテセレーションが基本だが、可能な場合にはハードウェアアクセラレーションを利用するよう設計されている。

歴史

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キース・パッカードカール・ワースらによって、X Window Systemに利用するために開発が始められた。当初はXr・Xr/Xcと呼ばれていたが、後にcairoへと変更された。クロスプラットフォームでXに依存しないライブラリである点を強調することを意図したものである。

バックエンド

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出力バックエンドとしてX Window System(XlibとXCB)、GDI (Microsoft Windows)、Quartz (macOS)、イメージバッファ、PostScriptPDFSVGをサポートしている。実験的にOpenGL、OpenGL ES 2.0、OpenVG、BeOSOS/2DirectFBをサポートしている。

バインディング

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C言語が基本APIだが、Ada、C++、Common Lisp、Factor、Haskell、Java、Lua、Monoと.NET、Perl、PHP、Python、Ruby、Scheme、Smalltalkなどのバインディングが存在する[2]

採用例

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  • GTK - バージョン2.8以降、cairoを用いてWidgetの描画を行っている。
  • Mozilla, Firefox - レンダリングエンジンGeckoの描画にcairoを採用。
  • Poppler - cairo を用いたPDF描画ライブラリ。
  • OpenOffice.org
  • GIMP
  • GNU Emacs - バージョン28.1でCairoを採用[3]

関連項目

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参照

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  1. ^ Latest cairo news”. www.cairographics.org. 2020年12月24日閲覧。
  2. ^ Language bindings
  3. ^ 樽井 秀人 (2022年4月5日). “テキストエディター「GNU Emacs 28.1」がリリース - 窓の杜”. 2022年5月11日閲覧。

外部リンク

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