CBCラジオ岐阜中継局
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CBCラジオ岐阜中継局(シービーシーラジオぎふちゅうけいきょく)は、かつて存在したCBCラジオの中継局である。
概要
[編集]CBCラジオは開局の頃から夜間の混信があった[1]。そこで1971年に本局の出力を10kWから50kWに増力したものの[2]、それでも岐阜県南部・愛知県北部では混信が続いていた[1]。更に1978年末には北朝鮮の地下放送「救国の声」が周波数を1135kHzからCBCラジオと同一の1053kHzに変更、1,500kWの大出力で放送されることも相まって混信は一層悪化した。
このため郵政省(現・総務省)や日本民間放送連盟に働きかけを行い、1998年6月18日に予備免許が下り、同年7月1日より本放送を開始した[1]。同局の周波数が639kHzと低いこともあり、名古屋市内でもほぼ全域で聴取が可能となり、CBCラジオ長島送信所(本局)の予備の役割を果たすことにもなった[1]。
2018年10月31日23時59分50秒頃に停波・閉局した。これは三国山へのFM補完中継局の開設で岐阜市周辺のほぼ全域でFM波での受信が可能になった事で、混信に関する問題が解決したためである[3]。
中継局概要
[編集]放送局名 | コールサイン | 周波数 | 空中線電力 | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
放送エリア |
---|---|---|---|---|---|---|
CBCラジオ | なし | 639kHz | 500W | 中京広域圏 | 約-世帯 | 岐阜県岐阜市・各務原市・大垣市・ 愛知県一宮市など周辺地域 |
所在地
[編集]- 岐阜県各務原市川島北山町
- 開局時の地名は「岐阜県羽島郡川島町北山町」である[4]。
- 東海北陸自動車道沿いにあり、川島パーキングエリア(河川環境楽園)~一宮木曽川インターチェンジの木曽川本流の橋のすぐ南である。
- 施設は2019年に解体され、跡地は空き地となっている。