CARTOON CARTOONS
CARTOON CARTOONS(カートゥーン カートゥーンズ)とは、カートゥーン ネットワークで1990年代後半から2000年代にかけて制作されたオリジナル作品の総称である。
概要
[編集]CARTOON CARTOONSブランドは1997年に制作された『デクスターズラボ』を皮切りに誕生した。1998年以降は1995年に誕生した若手クリエイターの発掘番組『ホワット・ア・カートゥーン!』向けに制作された短編作品をベースにした作品も多く登場した。特に1998年にスタートし、現在もカートゥーン ネットワークの金字塔となっている『パワーパフガールズ』はその一例である。1997年11月には週末に2日かけてこのブランドの作品を連続放送する不定期スペシャル枠「カートゥーン カートゥーン ウィークエンド」が、1999年7月にはそのカートゥーン カートゥーン ウィークエンドをベースに毎週金曜日の19時から23時に放送のレギュラー枠化した「カートゥーンカートゥーンフライデイ」が誕生。この両枠はCARTOON CARTOONS作品に登場するキャラクターが司会を務めるという形式がとられた。2001年には同ブランドの新作エピソードを放映する「The CARTOON CARTOON Show」、2002年には投票によって選ばれた人気ベスト5エピソードを発表する「The CARTOON CARTOON Top 5」を新設した。2000年と2001年にはBig Pick Weekendという新作カートゥーン10本の中から全米視聴者投票で次のカートゥーンシリーズとなる作品を選出する企画番組を実施、その番組で優勝した作品がそれぞれ『ビリー&マンディ』と『KND ハチャメチャ大作戦』としてシリーズ化した。その後も同局の看板番組となる作品を次々と生み出したが、2003年、カートゥーンカートゥーンフライデイの廃枠と「Summer Fridays」(同年9月に「Cartoon Network's Fridays」へ改称、10月に実写によるバンパーを交えた編成にリニューアルの上、2007年に廃枠)の新設に伴い、CARTOON CARTOONSブランドも廃止となった。カートゥーンカートゥーンフライデイの終了後もThe CARTOON CARTOON Top 5は単に「Top 5」と改称、The CARTOON CARTOON Showは2年間の休止を経て2005年に再開の上、どちらも非CARTOON CARTOONSブランドの作品も放送するようになった(どちらも2008年に廃枠)。2021年4月15日、カートゥーン ネットワークはCARTOON CARTOONSのショーツプログラムの新しいイテレーションを発表した[1][2]。2021年11月24日、新しいCARTOON CARTOONSのショーツが制作を完了した[3]。2022年6月7日、多くのCARTOON CARTOONSが制作を完了した[4]。
作品一覧
[編集]- デクスターズラボ(共同制作:ハンナ・バーベラ・プロダクション / 1996年 - 1998年、2001年 - 2003年)
- ジョニー・ブラボー(共同制作:ハンナ・バーベラ・プロダクション / 1997年 - 2004年)
- カウ&チキン(共同制作:ハンナ・バーベラ・プロダクション / 1997年 - 1999年)
- I am ウィーゼル (共同制作:ハンナ・バーベラ・プロダクション / 1997年 - 2000年)※元々は『カウ&チキン』に内包されて放送されていたが、1999年に独立
- パワーパフガールズ(共同制作:ハンナ・バーベラ・プロダクション / 1998年 - 2005年)
- エド エッド エディ(共同制作:a.k.a. Cartoon / 1998年 - 2008年)
- Mike, Lu & Og(共同制作 : Kinofilm Studios / 1999年 - 2001年)
- おくびょうなカーレッジくん(共同制作:Stretch Films / 1999年 - 2002年)
- Sheep in the Big City(共同制作 : Curious Pictures / 2000年 - 2002年)
- Time Squad(2001年 - 2003年)
- ビリー&マンディ(2001年 - 2008年)
- 邪悪なコンカルネ(2001年 - 2004年)※元々は『ビリー&マンディ』に内包されて放送されていたが、2003年に独立
- Whatever Happened to... Robot Jones?(2002年 - 2003年)
- KND ハチャメチャ大作戦(共同制作:Curious Pictures / 2002年 - 2008年)
以下の作品は厳密にはCARTOON CARTOONSには非加盟であるが、カートゥーンカートゥーンフライデイやその後継枠で初公開された、あるいはThe CARTOON CARTOON ShowやThe CARTOON CARTOON Top 5など派生枠などで放送されたことがある作品(一部、非カートゥーン ネットワークオリジナル作品も含まれる)
- サムライジャック(共同制作:ウィリアムズストリート(シーズン5のみ) / 2001年 - 2004年、2017年)
- ホワッツ・ニュー、スクービー・ドゥー?(制作 : ワーナー・ブラザース・アニメーション / 2002年 - 2005年)※スクービー・ドゥーシリーズの一作
- ダック・ドジャース(制作:ワーナー・ブラザース・アニメーション / 2003年 - 2005年)※ルーニー・テューンズのスピンオフ作品
- Megas XLR(共同制作:ティットマウス / 2004年 - 2005年)
- フォスターズ・ホーム(2004年 - 2008年)
- ハイ!ハイ! パフィー・アミユミ(共同制作:レネゲード・アニメーション / 2004年 - 2006年)
- The Life and Times of Juniper Lee(2005年 - 2007年)
- キャンプ・ラズロ(2005年 - 2008年)
- クラスメイトはモンキー(2005年 - 2008年)
- ベン10(2005年 - 2008年)
- Squirrel Boy(2006年 - 2007年)
- クラス・オブ・ミュージック!(共同制作:トム・リンチ・カンパニー、モクシー・タートル / 2006年 - 2008年)
脚注
[編集]- ^ Low, Elaine (April 15, 2021). “Cartoon Network Studios Debuts New Animated Shorts Program”. Variety. News. April 16, 2021閲覧。
- ^ de Wit, Alex Dudok (April 15, 2021). “Cartoon Network Studios Launches First Dedicated Shorts Program In Over A Decade”. Cartoon Brew. Shorts. April 16, 2021閲覧。
- ^ “Cartoon Network on Twitter”. Twitter (November 24, 2021). January 15, 2022閲覧。
- ^ “Cartoon Network on Twitter”. Twitter (June 7, 2022). June 7, 2022閲覧。