Brazil R/S
開発元 | Imagination Technologies |
---|---|
最新版 |
1.1
|
プラットフォーム | OpenRL |
サポート状況 | ディスコン |
種別 | レンダラー |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | www.caustic.com |
Brazil Rendering Systemは、3D Studio Max、Autodesk VIZおよびRhinoceros 3D用のプロプライエタリな商用プラグインであった。Steve BlackmonとScott Kirvanは、Blur StudioのR&Dチームで働いている間、Brazil R/Sの開発を開始し、Brazilを販売及びマーケティングするために会社SplutterFishを立ち上げた。高速なレイトレーシング及びグローバルイルミネーションを使用して、写実的レンダリングが可能であった。
これは、3DCGアーティストによって印刷、オンラインコンテンツ、放送ソリューション及び長編映画に使われた。主要な例には、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」[1]、「シン・シティ」[2]、「スーパーマン リターンズ」[3]及び「Mr.インクレディブル」[4]がある。
2008年、SplutterfishはCaustic Graphicsに買収され[5]、その後、2010年12月、Caustic GraphicsはImagination Technologiesに買収された[6]。Imagination Technologiesは、事実上2012年5月14日にBrazilのEnd-of-lifeを発表した[7]。
Brazil 3.0
[編集]開発元 | Imagination Technologies |
---|---|
最新版 |
1.3
|
プラットフォーム | Maya[8]、SketchUp |
サポート状況 | ディスコン |
種別 | レンダラー |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | www.getvisualizer.com |
開発元 | Robert McNeel & Associates |
---|---|
最新版 | |
プラットフォーム | Rhinoceros 3D |
サポート状況 | ディスコン |
種別 | レンダラー |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | v5.rhino3d.com |
Brazil 3.0 betaは、OpenRLベースのレンダリングエンジンとして提示された[10]。その後、Brazil 3.0 SDKは、PowerVR Brazil SDK 1.0へと改名された。このSDKは、レイトレアクセラレータであるCaustic Series2 R2100/R2500に対応していた[8]。
このSDKは、Caustic Visualizer (Maya及びSketchUp用リアルタイムレンダリングプラグイン) とNeon (Rhinoceros 3D用ビューポートレンダリングプラグイン) で使用された[8]。Caustic Visualizer for Maya及びR2100/R2500アクセラレータは2014年6月13日にEOLとなり[11][12]、Caustic Visualizer for SketchUpは2015年3月23日にEOLとなった[13]。
Resin
[編集]2015年、汎用GPUを載せた新レイトレアクセラレータのPowerVR WizardがImagination Technologiesによりリリースされたものの、以前のOpenRLベースの技術はOpenGL ESベースのベンダー固有新レイトレAPIに置き換えられた[14]。
新レイトレレンダラーとしてImagination TechnologiesによりResinが開発されたものの、それが外部に提供されるかは未定である[15]。
出典
[編集]- ^ Desowitz, Bill (2017年3月22日). “Revenge of the Sith: Part 2 — Digital Environments Strike Back”. VFXworld. 2017年4月15日閲覧。
- ^ Crabtree, Sheigh. “'Sin'-ful effects”. Hollywood Reporter. 2008年7月22日閲覧。 アーカイブ 2005年4月17日 - ウェイバックマシン
- ^ “Brazil r/s 2.0 Announcement Press Release”. Splutterfish LLC. 2008年7月22日閲覧。
- ^ “Inside the Incredibles”. Computer Arts. 2008年7月22日閲覧。
- ^ “Important Announcement from Caustic Graphics” (4 December 2009). 4 February 2013閲覧。
- ^ "Imagination Technologies plc – Acquisition Announcement" (Press release). 4 December 2010. 2013年2月4日閲覧。
- ^ “End-of-Sale and End-of-Life Announcement” (14 May 2012). 4 February 2013閲覧。
- ^ a b c Can raytracing really kill raster graphics? CG Channel February 5, 2013
- ^ a b Neon change log Robert McNeel & Associates
- ^ Imagination previews Brazil 3.0 Beta running on OpenRL at SIGGRAPH 2011 Imagination Technologies August 9, 2011
- ^ End-of-Life Announcement - Caustic Series2 Ray Tracing Accelerator Cards & Visualizer for Autodesk Maya Imagination Technologies
- ^ Imagination retires Caustic Visualizer for Maya CG Channel 2014年7月7日
- ^ Visualizer for SketchUp - Official End-of-Product Announcement Imagination Technologies
- ^ Ray Tracing on the Wizard GPU Imagination Technologies 2016
- ^ 英Imagination,レイトレ対応GPU「PowerVR Wizard」の実動チップによるリアルタイムデモを世界初公開 4Gamer.net November 18, 2015