Bluespec
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Bluespec, Inc.は、MITの教授Arvindが2003年6月に設立した半導体の設計会社である。Arvindは2000年に10G-bit Ethernetのルーター向けのチップ製造に特化したSandburstを設立しているが、そのチップ製造のためにArvindが作ったのがBluespec言語である。Bluespecは高レベルの関数型のハードウェア記述言語であり、チップ設計と電子回路設計自動化(EDA)全般を扱えるようにHaskellを拡張して作られている。Bluespecの設計と実装は、主にLennart Augustssonによって行われた。Bluespecは(Haskellの部品へと)部分評価し、項書き換えシステム(term rewriting system; TRS)へとコンパイルされる。SystemVerilogのフロントエンドが用意されている。
Bluespecは2つの製品ラインを持っている。Bluspecは、主にASICとFPGAのハードウェアの設計者およびアーキテクト向けに、RTLを使用した高位合成(ESL論理合成)を提供している。
最初のBluespec workshopは、2007年8月13日にMITで開催された[1]。
参考文献
[編集]- ^ “The First Bluespec Workshop”. csg.csail.mit.edu. 2019年5月4日閲覧。
- "A History of Haskell: being lazy with class", Paul Hudak (Yale University), John Hughes (Chalmers University), Simon Peyton Jones (Microsoft Research), Philip Wadler (University of Edinburgh), The Third ACM SIGPLAN History of Programming Languages Conference (HOPL-III) San Diego, California, June 9–10, 2007.