Bite the Dust/バイツァ・ダスト
Bite the Dust/バイツァ・ダスト | |
---|---|
Отдать концы | |
監督 | タイシャ・イグメンツェバ |
脚本 | Alexandra Golovina |
製作 |
アレクセイ・ウチーチェリ Kira Saksaganskaya |
撮影 | Sasha Tananov |
編集 | Ekaterina Shakhunova |
製作会社 | Rock Films |
配給 | Chunfu film |
上映時間 | 101分 |
製作国 | ロシア |
言語 | ロシア語 |
『Bite the Dust/バイツァ・ダスト』(ロシア語: Отдать концы, 英語: Bite the Dust)は、2013年のロシア映画(コメディ=ドラマ)。タイシャ・イグメンツェバ監督の長編処女作である[1][2]。
製作
[編集]1989年生まれのタイシャ・イグメンツェバは全ロシア映画大学在学中にアレクセイ・ウチーチェリに師事[3]。在学中に製作し、2012年5月の第65回カンヌ国際映画祭・シネフォンダション(映画学校の学生による作品)に出品した短編『Дорога на』は、320校の1,700本以上の作品の中から第1位となった[4][5]。2012年8月にはロシア文化省から製作資金援助を受け、2013年5月には長編処女作の本作を完成させた[6]。
公開
[編集]本作は2013年5月の第66回カンヌ国際映画祭において、アウト・オブ・コンペティション部門の特別招待作品として上映された[7]。同年のオフィシャル・セレクションでは唯一のロシア映画であり[2]、同映画祭時点でイグメンツェバ監督は24歳だった[6]。本作のプロデューサーであるウチーチェリは、ロシアに良質なコメディ作品が少ないことを残念だと語っている[6]。また本作はソチ・ロシア映画祭の長編部門作品賞にノミネートされた。
2016年4月18日には東京・渋谷のアップリンクファクトリーで、2回にわたってイベント上映された[4]。1回目上映後にはロシア文学者の沼野恭子(東京外国語大学教授)がトークイベントを行っている[4]。2017年1月14日から1月20日には愛知県の刈谷日劇で一般公開され、初日には本作品を日本に配給したChunfu filmの共同代表がトークイベントを行った[8]。
キャスト
[編集]- Vanya : Sergey Abroskin
- Nina : Irina Denisova
- Senia : Dmitriy Kulichkov
- Vassilych : Juris Laucinsh
- Olga : Anna Rud
- Zina : Yola Sanko
- Nastya : Alina Sergeeva
- Maksim Vitorgan
受賞とノミネート
[編集]年 | 映画祭 | 部門 | 対象者 | 結果 |
---|---|---|---|---|
2013 | カンヌ国際映画祭 | アウト・オブ・コンペティション部門 特別招待作品[9] |
タイシャ・イグメンツェバ | |
2013 | ソチ・ロシア映画祭 | 長編部門作品賞 | ノミネート[9] |
脚注
[編集]- ^ Cannes Film Review: ‘Bite the Dust’ バラエティ, 2013年5月18日
- ^ a b Bite the Dust (Otdat Konci): Cannes Review ハリウッド・リポーター, 2013年5月18日
- ^ Bite the Dust/バイツァ・ダスト日本初上映 Indie Tokyo
- ^ a b c 『Bite the Dust/バイツァ・ダスト』プレミア上映会 アップリンク
- ^ Taisia IGUMENTSEVA カンヌ国際映画祭
- ^ a b c SPECIAL SCREENING - Taisia Igumentseva: "My greatest inspiration comes from reality, people, situations" カンヌ国際映画祭, 2013年5月19日
- ^ Official Selection 2013 : All the Selection カンヌ国際映画祭
- ^ 「刈谷日劇で語る会」1/14(土)のご案内 刈谷日劇公式ブログ
- ^ a b Bite the Dust Awards インターネット・ムービー・データベース(IMDb)