コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

バナナラマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Bananaramaから転送)
バナナラマ
オリジナル編成でのツアー - UK・アンプトヒル公演(2018年6月)
基本情報
出身地 イングランドの旗 イングランド ロンドン
ジャンル
活動期間 1981年 -
レーベル
公式サイト バナナラマ 公式サイト
メンバー
  • カレン・ウッドワード
  • サラ・ダリン
旧メンバー

バナナラマ英語: Bananarama)は、イングランド出身のガール・グループ。総売り上げ

当初はシヴォーン・ファーイを含めた3人組であったが、1990年代からは、カレン・ウッドワード、サラ・ダリンのデュオで活動している。全世界での総売り上げ枚数は4000万枚以上[6]を記録するなど、最も成功したガール・グループの一つである。代表曲に「クルーエル・サマー」「ヴィーナス」「第一級恋愛罪」などがある。

2017年、約30年ぶりにオリジナルラインナップの3人編成ツアーが実現し、期間限定で共演した。

来歴

[編集]
オリジナル編成時代(1984年)

ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション在学中にバナナラマを結成。デビューのきっかけは、セックス・ピストルズスティーヴ・ジョーンズポール・クックが使っていたリハーサル・スタジオの上の部屋に彼女達が住んでいたことによる。彼らの助けにより「アイ・ア・ムアナ」のデモテープが作られ、後にデビューシングルとなった。

その後「シャイ・ボーイ」「クルーエル・サマー」「愛しのロバート・デ・ニーロ」といったヒット・シングルを次々にリリース。日本でもホンダ・タクトのCMに出演したり、2ndアルバム『愛しのロバート・デ・ニーロ』から「ジャングル帝王 (The King of the Jungle)」を日本のみでシングルカットするなど露出を増やしていた。

そして1986年から始まったストック・エイトキン・ウォーターマンとのコラボレーションにより「ヴィーナス」「アイ・ハード・ア・ルーマー (噂)」「第一級恋愛罪」など更なるヒット曲が生まれ世界的な活躍を見せた。日本ではバブル景気絶頂期の1980年代後半のディスコブームと時を同じくして大ブレイクした。

しかし1988年にシヴォーンが目指す音楽性の相違と結婚によってロサンゼルスへ移住したことにより脱退。その穴を埋める形で同年にジャッキー・オサリヴァンが加入。

1991年にはジャッキー加入後初のオリジナル・アルバム『ポップ・ライフ』を発表するものの、同年にジャッキーが別のバンドSlippery Feetを結成するため脱退。以降は30年以上カレンとサラのデュオとしての活動が続いている。

1995年、小室哲哉プロデュースによるシングル「アイ・ファウンド・ラヴ」を日本限定でエイベックスから発売。

1998年には『ユーロトラッシュ英語版』の為だけにシヴォーンを含めた3人体制が一時的に復活、「恋のウォータールー」をカバーした。シヴォーンは2002年にもG-A-Y英語版で行われた20周年記念ライヴにゲスト出演している。

2005年には「マイ・ディレクション」が15年ぶりに全英TOP20に入り、「ルック・オン・ザ・フロアー」が「ヴィーナス」以来のUSクラブヒットになるなど軽い再ブレイクを果たした。

2016年には27年ぶりの単独来日公演を敢行[7]

2018年

2017年、シヴォーンが、約30年ぶりに翌年8月までの期間限定で本格的に復帰[8]。26年ぶりに3人編成が復活し、オリジナル編成では初のUK・US・EUを廻るツアーを敢行、各地でソールドアウトが続出した。

2020年10月、サラとカレンによる自叙伝 "Really Saying Something" を発表。

2022年にはデビュー40周年を記念した12thアルバム『マスカレード』を発売。2024年にはサラとカレンが自ら選曲したオールタイム・ベスト『グロリアス - ザ・アルティメット・コレクション』を発売するなど精力的に活動を続けており、ライヴや各地の音楽フェスへの参加なども活発に行っている。

ゲイコミュニティーへの影響

[編集]

ビデオクリップやライブパフォーマンスにおいて半裸の男性ダンサーたちが大量に踊るというスタイルが定着し、ゲイコミュニティーの支持を得たことから、イギリス国内でも同性愛者の地位向上のための活動に協力したりすることも多い。そのことから誤解されがちでもあるが、メンバーのカレンもサラも異性愛者である。

メンバー

[編集]

現ラインナップ

[編集]
※カレンとサラは4歳の時からの幼馴染。

旧メンバー

[編集]
シヴォーン・ファーイ


ディスコグラフィ

[編集]

アルバム

[編集]

スタジオアルバム

[編集]

コンピレーション

[編集]

シングル

[編集]

主な出演作品

[編集]

CM

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Bananarama Biography”. AllMusic. Netaktion. 2024年4月30日閲覧。
  2. ^ Chiu, David (2024年3月12日). “'Cruel Summer' Singers Bananarama Haven't Heard Taylor Swift's Song (Exclusive)”. People. Dotdash Meredith. 2024年4月30日閲覧。
  3. ^ Levine, Nick (24 July 2009). "Bananarama". Digital Spy (Interview). Hearst UK Entertainment Network. 2024年4月30日閲覧There's a new single on its way - the thumping 'Love Comes', which cleverly references the group's Hi-NRG heyday - and an album of new material to follow.
  4. ^ Moskowitz, David V., ed (2015). The 100 Greatest Bands of All Time: A Guide to the Legends Who Rocked the World. Santa Barbara, California: ABC-CLIO. p. 583. ISBN 9781440803406. "... Paul Cook (born Paul Thomas Cook, July 20, 1956; drums), who would later work with such New Wave bands as Bow Wow Wow and Bananarama." 
  5. ^ ストック・エイトキン・ウォーターマンの極めつけディスコヒット5曲”. OKMusic. ジャパンミュージックネットワーク (2017年2月7日). 2021年1月13日閲覧。 “80年代後半〜90年代初頭にかけてディスコでヒットを連発していたのがバナナラマ、カイリー・ミノーグ、リック・アストリーらのユーロビート勢”
  6. ^ Original Bananarama line-up reunite for first ever tour”. BBC (24 April 2017). 23 September 2024閲覧。
  7. ^ バナナラマ、27年ぶり単独来日公演迫る! - チケットぴあ
  8. ^ バナナラマ、オリジナル・メンバー3人で再結成”. BARKS (2017年4月24日). 2018年9月28日閲覧。

外部リンク

[編集]