BZK-007 (航空機)
表示
BZK-007
鹞鹰 (Harrier Hawk)
BZK-007は貴州航空工業集団有限責任公司(簡体字:贵州航空工业集团有限责任公司、英語表記:Guizhou Aviation Industry Group Co., Ltd.)が開発した多用途無人航空機[1]。民間機型はハリアーホーク(簡体字:鹞鹰、英語表記:Harrier Hawk)と呼ばれる。
概要
[編集]2010年の珠海エアショーで模型が公開された。翌年のドバイエアショーでも模型が展示された。[1]。
航空ジャーナリストのAndreas Rupprechtは中国人民解放軍陸軍で運用されているBZK-007の民用型がハリアーホークであると記述している[2]。
2022年3月16日、東シナ海において日本の防空識別圏内を飛行し、航空自衛隊がスクランブルを行った。[3]
機体
[編集]主翼が低翼配置の単葉機。翼平面形はテーパー翼で翌端にウイングレットが取り付けられている。主翼と尾翼は後退角が付けられている。外見は単発の小型軽飛行機のような形状をしている。機体の主要部は複合材を使用していると考えられている。エンジンは98.6hpの Rotax 912Sを搭載する[1]。
ミッション・ペイロード
[編集]偵察/監視用センサー、通信中継装置、リアルタイム映像データ送信装置[1]。
誘導・管制装置
[編集]非公開のため不明[1]。
派生型
[編集]- ハリアーホーク・スナイパーII
- ハリアーホークIII
運用
[編集]スペック
[編集]- 全長:7.00m
- 全高:2.60m
- 全幅:11.30m
- 最大離陸重量:700kg
- ペイロード:100kg
- 実用上昇限度:7,500m
- 最大速度:230km/h
- 巡航速度:180km/h
- 航続時間:16時間
出典
[編集]参考文献
[編集]- Martin Streetly (2015). IHS Jane's All The World's Aircraft:Unmanned 2015-2016. IHS. ISBN 978-0710631381
- Andreas Rupprecht (2019). Modern Chinese Warplanes:Chinese Army Aviation - Aircraft and Units. Harpia Publishing. ISBN 978-0-9973092-8-7