コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

BAN BAN BAN (曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
KUWATA BAND > BAN BAN BAN
「BAN BAN BAN」
KUWATA BANDシングル
初出アルバム『ROCK CONCERT
B面
リリース
規格 7インチレコード
8cmCD
12cmCD
デジタル・ダウンロード
ストリーミング
録音 VICTOR STUDIO
ジャンル ロック[1]
ポップ[1]
時間
レーベル タイシタレーベル
作詞・作曲 桑田佳祐
プロデュース KUWATA BAND
チャート最高順位
KUWATA BAND シングル 年表
BAN BAN BAN
(1986年)
MERRY X'MAS IN SUMMER

スキップ・ビート (SKIPPED BEAT)
(1986年)
ROCK CONCERT 収録曲
BE MY BABY
(9)
BAN BAN BAN
(10)
神様お願い
(11)
ライブ映像
桑田佳祐 – BAN BAN BAN[Live at TOKYO DOME, 2022] - YouTube
テンプレートを表示

BAN BAN BAN」(バン・バン・バン)は、KUWATA BANDの楽曲。自身のデビューシングルとして、タイシタレーベルから7インチレコード1986年4月5日に発売された。

1993年6月27日に8cmCDとして、2001年6月25日には12cmCDで再発売している。2016年2月26日にはダウンロード配信、2019年12月20日にはストリーミング配信を開始した[3][4]

背景

[編集]

1985年までサザンオールスターズとして活動していた原由子が産休に入ったことによりバンドが活動休止に入り、1986年からは桑田佳祐松田弘は1年間限定でKUWATA BANDとして活動を始め、本作が最初の作品となった[1]

チャート成績

[編集]

本作はデビューシングルにして、4枚のシングルで最大の売り上げを記録している。また、本作発売当時はおニャン子クラブ全盛期などでランキングは毎週入れ替わっていたが、本作はオリコンチャート13週連続TOP20入りを果たした[2]

受賞歴

[編集]
「BAN BAN BAN」の受賞とノミネート
音楽賞 結果 出典
1987年 第1回日本ゴールドディスク大賞 ベスト・シングル・オブ・ザ・イヤー [5]

収録曲

[編集]
  • 収録時間:7:38
  1. BAN BAN BAN (4:37)
    (作詞・作曲:桑田佳祐 / 編曲:KUWATA BAND)
    資生堂『NUDIA』『サンズ パクト』CMソングユニクロ「Life Wear/Life Colors編」CMソング[注 1]
    サザンらしいポップな要素を生かしながら、ストレートでシャープなサウンドになっており[1]、桑田はトイレで用をたしながらメロディが浮かんできたと言う[7]
    2022年の全国ツアー『お互い元気に頑張りましょう!!』ではアコースティックバージョンとしてアレンジしたうえで演奏された[8]。2023年5月3日にはこのツアーの東京ドーム公演を収録したライブ・ビデオが発売されることに合わせてYouTubeにその模様を公開している[8]
  2. (2:58)
    (作詞・作曲:桑田佳祐 / 編曲:KUWATA BAND)
    歌詞は東京ディズニーランドプラスティック・オノ・バンドが登場する。後に桑田はオノ・ヨーコのことを「ジョンはあのオバサンにいてこまされた」「オノ・ヨーコっていうひとがゾンビに見えた」などといったことを著書で述べていた[9]。その一方で「それが彼(ジョン)にとって大きな幸せの獲得につながったんじゃないか」と述べたり[10]、好きな曲として「ビコーズ」を挙げたり[11]2011年に「現代人諸君!!」を発表する際にオノに許可を得たり[12]、オノの依頼を受けて同年の「Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ」に特別ゲストとして出演するなどしている[13]

参加ミュージシャン

[編集]

カバー

[編集]
  • BAN BAN BAN
    • 猿岩石 - アルバム『1986』に収録。

収録アルバム

[編集]
曲名 作品名 備考
BAN BAN BAN ROCK CONCERT ライブバージョンで収録
フロム イエスタデイ 桑田佳祐ソロ名義の作品
TOP OF THE POPS
いつも何処かで
ROCK CONCERT ライブバージョンで収録

ミュージック・ビデオ収録作品

[編集]
曲名 作品名 備考
BAN BAN BAN MVP 桑田佳祐ソロ名義の作品
初回限定盤のみ収録[14]
未収録

ライブ映像作品

[編集]
曲名 作品名 備考
BAN BAN BAN ONE DAY KUWATA BAND〜ROCK CONCERT (AT TOHO STUDIO,19th Oct.1986) LD盤のみ収録
桑田さんのお仕事 07/08 〜魅惑のAVマリアージュ〜 桑田佳祐ソロ名義の作品
キーを下げての歌唱
宮城ライブ 〜明日へのマーチ!!〜 桑田佳祐ソロ名義の作品
キーを下げての歌唱
お互い元気に頑張りましょう!! -Live at TOKYO DOME- 桑田佳祐ソロ名義の作品
キーを下げての歌唱で且つアコースティックバージョンとしてアレンジされた
未収録

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ CMが放送された2022年に使用[6]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d 『サザンオールスターズ 公式データブック 1978-2019』(2019年)リットーミュージック出版 p178
  2. ^ a b 祝還暦! 桑田佳祐のスゴさが分かる5つのヒット分析 日経トレンディネット 2016年2月23日閲覧
  3. ^ 桑田佳祐“還暦記念” ついにソロ全211曲配信解禁 オリコン 2016年2月26日配信・閲覧
  4. ^ サザン関連全972曲 サブスク一斉解禁 メンバーソロ曲も対象に オリコン 2019年12月20日配信, 2019年12月20日閲覧
  5. ^ 第1回日本ゴールドディスク大賞 日本ゴールドディスク大賞 2017年4月7日閲覧
  6. ^ 綾瀬はるか&松下洸平出演、ユニクロ「22SS LifeとWear」のCMソングは? CDJournal リサーチ 2022年4月22日配信, 2022年4月25日閲覧。
  7. ^ サザンオールスターズ会報『代官山通信 vol.133』p12より。
  8. ^ a b 桑田佳祐、最新ライブ映像作品よりKUWATA BANDの名曲「BAN BAN BAN」のライブ映像を公開THE FIRST TIMES 2023年5月3日配信 2023年5月6日閲覧
  9. ^ 『ブルー・ノート・スケール』P196、ロッキン・オン、1987年。
  10. ^ 『ブルー・ノート・スケール』P196 - 197、ロッキン・オン、1987年。
  11. ^ 『ブルー・ノート・スケール』P199、ロッキン・オン、1987年。
  12. ^ ジョン・レノンの音楽は、なぜ日本のアーティストたちに歌われるのか? 言葉を超えて伝わる純粋なまでのメッセージ性 Real Sound 2020年10月16日配信 2023年5月3日閲覧
  13. ^ 12・8日本武道館『ジョン・レノン スーパー・ライヴ』に桑田佳祐が初出演 ro69
  14. ^ 桑田佳祐、『MVP』初回限定盤にKUWATA BANDの幻のMV収録 OKMUSIC 2017年11月22日

外部リンク

[編集]