BADON
BADON | |
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ジャンル | 群像劇 |
漫画:BADON | |
作者 | オノ・ナツメ |
出版社 | スクウェア・エニックス |
掲載誌 | 月刊ビッグガンガン |
レーベル | ビッグガンガンコミックス |
発表号 | 2019年Vol.02 - 2024年Vol.04 |
発表期間 | 2019年1月25日[1] - 2024年3月25日[2] |
巻数 | 全9巻 |
話数 | 全54話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『BADON』(バードン)は、オノ・ナツメによる日本の漫画作品。『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)にて、2019年vol.02から2024年Vol.04まで連載[1][2]。同作者の『ACCA13区監察課』から世界観を引き継ぎ[3]、本作もドーワー王国を舞台に描かれている[4]。4人の前科者が刑務所で出会い、意気投合し、出所後に高級煙草店を開き、第2の人生を歩んでいこうとするストーリー[5][6]。『月刊ビッグガンガン』編集長の小泉浩志によると、オノらしい「ダンディで心に残るドラマが展開されて」いる作品[7]。
沿革
[編集]2018年11月、本作が『月刊ビッグガンガン』にて連載されることが発表される[8]。2019年1月25日発売の同誌Vol.02より連載を開始[1]。
2020年3月、単行本第2巻が発売された際には、YouTubeにてPVを公開[9]。2024年3月、同誌Vol.04にて完結となる[2]。
あらすじ
[編集]たばこ店開業を目指してバードン区に入区した4人の中年男。過去と決別し新たな人生を歩もうとする4人は、1年前刑務所で知り合ったばかりの、前科者であった。
登場人物
[編集]声の項はテレビコマーシャルの声優。
主要人物
[編集]- リコ・ダイス
- 詐欺罪で9年服役[10]。出所6ヶ月。
- 4人の中ではリーダー的存在。人当たりの良い紳士で、社交界なれしており、メインの経営と渉外を担当。
- チーロ・ハート
- 声 - 小野大輔[11]
- 恐喝罪で3年服役[10]。出所1年。
- かつてヤッカラの犯罪組織に所属。きっぱりと足を洗ったはずが、資金難、トラブル対応などでそのたびに借りを作ることになり頭を抱えている。
- アント・ラズ
- 強盗罪で11年服役[10]。出所2ヶ月。
- あまり外に出たがらず、店では電話番をしていることが多いが、冷静に状況を見ている。
- 4人の中では、唯一日常的に悪事や犯罪に手を染めていた悪党ではなく、そういった世界に疎い面がある。(カジノで闇タバコが流通していることも知らなかった)
- エルモ・クラップス
- 過失運転致死罪で6年服役[10]。出所1ヶ月。
- 4人の中では最もフットワークが軽く営業を担当。プリミエラの売上の半分は彼の顧客。
- 仲間たちに警戒されるほどの女好き。特にエプロンの似合う若い娘が好み。
- リリー・ハウジー
- プリミエラの家政婦。16歳だが背が低く子供に見えるので、エルモを警戒して12歳ということにしている。
- 炊事洗濯掃除と何でもこなし、男所帯を支えている。
書誌情報
[編集]- オノ・ナツメ『BADON』スクウェア・エニックス〈ビッグガンガンコミックス〉、全9巻
- 2019年9月25日発売[5][12]、ISBN 978-4-7575-6319-3
- 2020年3月25日発売[9][13]、ISBN 978-4-7575-6582-1
- 2020年11月25日発売[14]、ISBN 978-4-7575-6963-8
- 2021年6月24日発売[15]、ISBN 978-4-7575-7334-5
- 2022年1月25日発売[16]、ISBN 978-4-7575-7697-1
- 2022年8月25日発売[17]、ISBN 978-4-7575-8095-4
- 2023年3月25日発売[18]、ISBN 978-4-7575-8488-4
- 2023年10月25日発売[19]、ISBN 978-4-7575-8871-4
- 2024年5月24日発売[20]、ISBN 978-4-7575-9208-7
イベントなど
[編集]2019年、オノの作品『ACCA13区監察課』と本作のコラボカフェを開催[21]。同年12月18日から大阪府のアニぱらCAFE心斎橋、2020年1月16日から愛知県のアニぱらCAFE名古屋、同年2月14日から東京都のアニぱらCAFE池袋にて行われた[21]。
2022年2月1日、四国電力とコラボレートし、本作のチーロ・ハートとドナが登場するテレビコマーシャルを四国地域限定で放送[11]。
2024年2月2日から東京都有楽町のマルイにて開催された『ACCA13区監察課』のイベント「ACCA13区監察課10周年記念ミュージアム」では、本作の紹介コーナーが設けられた[4]。
出典
[編集]- ^ a b c “オノ・ナツメ新連載「BADON」舞台は首都、ワケあり男4人が踏み出す再起の道”. コミックナタリー. ナターシャ (2019年1月25日). 2022年5月9日閲覧。
- ^ a b c “押せ押せシスターに誘惑される少年のラブコメがBGで、オノ・ナツメ「BADON」完結”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年3月25日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “『ACCA13区監察課』の人気の秘密|静かに謎が解き明かされていく群像劇”. ふくまる. 凸版印刷グループ (2020年10月16日). 2022年5月9日閲覧。
- ^ a b “「ACCA13区監察課」ミュージアム開幕、ムギマキの紙袋持ってジーンと写真が撮れる”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年2月2日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ a b “オノ・ナツメ最新作「BADON」危険な男4人が、夢を胸に第2の人生を踏み出す”. コミックナタリー. ナターシャ (2019年9月25日). 2022年5月9日閲覧。
- ^ “悪オジの色気にクラクラ…オノ・ナツメが新たに描くのは、前科者たちが始める「煙草屋」の物語”. ダ・ヴィンチニュース. KADOKAWA (2019年11月24日). 2022年5月9日閲覧。
- ^ “恋愛マンガからダークファンタジーまで、26人の編集者が回答”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年1月31日). 2022年5月9日閲覧。
- ^ “オノ・ナツメの新連載「BADON」来年1月にビッグガンガンで始動、ポスター公開”. コミックナタリー. ナターシャ (2018年11月24日). 2022年5月9日閲覧。
- ^ a b “オノ・ナツメ「BADON」悪い男たちが殺人事件に巻き込まれる2巻、PVも公開”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年3月25日). 2022年5月9日閲覧。
- ^ a b c d “BADON”. ビッグガンガン公式サイト. SQUARE ENIX. 2022年5月9日閲覧。
- ^ a b 『オノ・ナツメ先生の漫画作品『BADON』と四国電力「電気の引越しキャンペーン」CMがコラボ!』(プレスリリース)四国電力、2022年2月1日 。2022年5月9日閲覧。
- ^ “BADON 1”. SQUARE ENIX. 2022年5月9日閲覧。
- ^ “BADON 2”. SQUARE ENIX. 2022年5月9日閲覧。
- ^ “BADON 3”. SQUARE ENIX. 2022年5月9日閲覧。
- ^ “BADON 4”. SQUARE ENIX. 2022年5月9日閲覧。
- ^ “BADON 5”. SQUARE ENIX. 2022年5月9日閲覧。
- ^ “BADON 6”. SQUARE ENIX. 2022年9月4日閲覧。
- ^ “BADON 7”. SQUARE ENIX. 2023年3月25日閲覧。
- ^ “BADON 8”. SQUARE ENIX. 2023年10月28日閲覧。
- ^ “BADON 9”. SQUARE ENIX. 2024年5月24日閲覧。
- ^ a b “「ACCA13区監察課」と「BADON」のコラボカフェ、大阪・愛知・東京の3都市で開催”. コミックナタリー. ナターシャ (2019年9月20日). 2022年5月9日閲覧。