Adobe Creative Cloud
開発元 | アドビ |
---|---|
初版 | 2012年5月7日 |
最新版 |
CC 2019
/ 2018年10月15日 |
対応OS | Windows(Windows 8を除く。Windows 10はリリース段階でサポート中のバージョンのみ), macOS(リリース段階でサポート中のバージョンのみ) |
プラットフォーム |
x86 (IA-32), x64 (PremiereとAfter EffectsとFlashはx64必須) |
種別 |
グラフィックデザイン 動画編集 Web制作ソフトウェア |
ライセンス | プロプライエタリ(サブスクリプション契約) |
公式サイト |
www |
Adobe Creative Cloud(アドビ クリエイティブ クラウド)とは、アドビが開発している、グラフィックデザイン及び動画編集、ウェブデザインのアプリケーションソフトウェアをサブスクリプション方式で利用できるサービス、及びそれに属するソフトウェア群とクラウドサービスを指す。略称は CC。
概要
[編集]2012年5月7日、Creative Suite 6と同時にリリースされた。当時からアドビはCreative Cloudへの移行を予告しており、2013年5月6日にCreative SuiteはCreative Cloudに移行することが正式発表され、Creative Cloudに一本化された[1]。
月額制となっており、一部の単体ソフトウェアを個別に契約できるほか、コンプリートプランを契約すればすべてのソフトウェアを利用できる。Adobe Typekitやクラウドストレージなどのクラウドサービスも利用できるが、ソフトウェアに関しては、従来と同じくパーソナルコンピュータにインストールする形態を取っており、インターネット回線に常時接続しないと使えない訳ではなく、クラウド化されたわけではない。また、Creative Suiteでは購入したバージョンのみ利用可能であったが、CCは最新版に限らず、CCでリリースされたどのバージョンでも利用可能となっていたが、2019年5月に直近2バージョンを除いた旧バージョンのインストールができなくなった。背景にドルビーとの著作権侵害訴訟を起こされていることが影響しているとされている[2]。プランを解約するとソフトウェアとクラウドサービスは利用できなくなる。
CC移行後もAdobe Photoshop Elements、Adobe Photoshop Lightroom、Adobe Premiere Elementsは単品の永久ライセンス版が販売されている。
バージョン
[編集]Creative Cloud
[編集]2012年5月7日にリリースされた最初のバージョン。CS6とほぼ同等。
Creative Cloud (13)
[編集]2013年6月17日にリリース。Adobe EncoreとAdobe FireworksはCS6で開発終了したため、CC版はリリースされていない。Adobe Flash Professional CCの動作環境がx64のみとなった。
Creative Cloud (13.1)
[編集]2013年12月3日にリリース。
Creative Cloud (2014)
[編集]Creative Cloud (2014.1)
[編集]2014年10月6日にリリース。新たにモバイルアプリケーションのAdobe Photoshop Mix、Adobe Photoshop Sketch、Adobe Lightroom mobile、Adobe Illustrator Draw、Adobe Illustrator Line、Adobe Premiere Clip、Adobe Voice、Adobe Brush CC、Adobe Shape CC、Adobe Color CCが追加された。PC用ソフトウェアとは異なり、Adobe IDに登録すれば無料で利用できる。
現在の構成
[編集]フォト プラン |
単体 プラン |
コンプリート プラン | |||
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Photoshop CC | |||||
Photoshop Lightroom 5 | |||||
Illustrator CC | |||||
InDesign CC | |||||
Acrobat DC Pro | |||||
Flash Professional CC | |||||
Flash Builder 4.7 Premium | |||||
Dreamweaver CC | |||||
Adobe XD | |||||
Edge | |||||
Muse | |||||
Fireworks CS6 | |||||
After Effects CC | |||||
Premiere Pro CC | |||||
Audition CC | |||||
Encore CS6 | |||||
SpeedGrade CC | |||||
Prelude CC | |||||
共有機能、サービス、アプリケーション | |||||
Bridge CC | |||||
Media Encoder CC | |||||
デバイスとPCのシンク | |||||
クラウドストレージ | 20GB[3]/1TB | 100GB | 100GB(最大10TB) | ||
Business Catalyst | |||||
Adobe Fonts | |||||
モバイルアプリケーション(無料) | |||||
Photoshop Mix | |||||
Photoshop Sketch | |||||
Lightroom mobile | |||||
Illustrator Draw | |||||
Illustrator Line | |||||
Premiere Clip | |||||
Voice | |||||
Brush CC | |||||
Shape CC | |||||
Color CC |
脚注
[編集]- ^ 佐藤由紀子 (2013年5月7日). “Adobe、クリエイティブ製品群の定額制「Creative Cloud」への移行を発表”. ITmedia ニュース 2014年11月11日閲覧。
- ^ Victoria Song (2019年5月15日). “古いCreative Cloudは著作権的に問題? Adobeが警告”. GIZMODO 2019年5月25日閲覧。
- ^ 公式ページのみ