Acme (テキストエディタ)
Acmeのスクリーンショット | |
開発元 | ロブ・パイク |
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種別 | テキストエディタ |
ライセンス | LPL |
公式サイト | Acme |
Acmeは、Plan 9 from Bell Labs (Plan 9) オペレーティングシステム (OS) のテキストエディタでありグラフィカルなシェル。ロブ・パイクが設計・実装した。samのコマンド言語を利用できる。インタフェース設計はOberonの影響を受けている。9Pサーバとして動作する点が他のエディタ環境とは異なる。特筆すべきユーザインタフェース上の特徴として mouse chording がある(マウスの複数のボタンを同時に押すなどして、様々なコマンドを実行させる方式)。
概要
[編集]Acmeは電子メールクライアントおよびニュースクライアントとしても使え、wikifsのフロントエンドとしても使える。これらの機能はAcmeの持つファイルシステムインタフェースを通して外部コンポーネントを連携させることで可能になっている。
移植
[編集]AcmeはInfernoオペレーティングシステムに移植され、Infernoのデフォルトのディストリビューションの一部となっている。Infernoは他のOS上でアプリケーションとして動作できるよう設計されているため、Inferno上のAcmeはMicrosoft WindowsやLinuxといった各種OS上で利用できる。acme: stand alone complexというプロジェクトでは、AcmeとInfernoを1つにパッケージ化してスタンドアロンのアプリケーションとして動作させようとしている[1]。
Unix系OSで動作するAcmeの移植版がPlan 9 from User Spaceにある。Plan 9 from User SpaceはPlan 9の各種プログラムの移植版を集めたものである。このバージョンもLinux上で動作可能であり、いくつかのLinuxディストリビューションに含まれている。
関連項目
[編集]- Plan 9 from Bell Labs
- wmii - Acmeにヒントを得て設計されたウィンドウマネージャ。
脚注
[編集]- ^ “acme: stand alone complex”. caerwyn.com. 2009年6月10日閲覧。
外部リンク
[編集]- Pike, Rob (1994年). “Acme — A User Interface for Programmers”. 2009年6月10日閲覧。
- acme(1) acme(4), マニュアル
- Plan 9 from User Space Plan 9のプログラム群をUnix系OSに移植したもの
- acme stand alone complex - Inferno版Acmeを、Windows、Mac OS X、Linux向けにパッケージ化したもの。様々なツールも含む(IRCクライアント、ウィキクライアント、ウェブブラウザ、デバッガなど)。
- http://acme.cat-v.org - Acme リソース
- 'Help': A Minimalist Global User Interface by Rob Pike. Acmeに先駆けてロブ・パイクが開発。アイデアの多くは共通。