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A Juggler's Tale

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
A Juggler's Tale
ジャンル アクションアドベンチャーゲーム
対応機種 Microsoft Windows
Nintendo Switch
PlayStation 4
PlayStation 5
Xbox One
開発元 kaleidoscube
発売元 Win
Assemble Entertainment
Switch, PS4, PS5
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗オーストラリアの旗 Assemble Entertainment
日本の旗 H2 INTERACTIVE
Xbox One
Mixtvisionドイツ語版
発売日 Win
2021年9月29日
Switch
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗 2021年9月29日
オーストラリアの旗 2021年9月30日
日本の旗 2021年12月2日
PS4, PS5
アメリカ合衆国の旗 2021年9月29日
欧州連合の旗オーストラリアの旗 2021年9月30日
日本の旗 2021年12月2日
Xbox One
2021年9月30日
対象年齢 IARC:7+
CEROB(12才以上対象)
ESRBE10+(10歳以上)
PEGI7
USK6(6歳未満提供禁止)
ACB:PG
コンテンツアイコン IARC:恐怖を引き起こすコンテンツ、暴力 (軽度)
CERO:犯罪、暴力
ESRB:Fantasy Violence, Mild Language, Use of Alcohol, Mild Blood
PEGI:Fear, Mild Violence
USK:Seltene Schreckmomente, Abstrakte Gewalt
ACB:Mild Themes, Mild Violence, Scary Scenes
エンジン Unreal Engine
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A Juggler's Tale』は、ドイツインディーゲームスタジオkaleidoscubeが開発し2021年9月29日に発売された横スクロールのアクションアドベンチャーゲーム

概要

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糸繰り人形の少女アビィ(Abby)が自由を求めて冒険するさまが描かれる物語。アビィは、昼間はサーカス団の曲芸師として舞台に立ち、夜は小さな檻の中に入れられるという生活を送っていたが、ある時サーカス団を抜け出し、追手を振り払いながら道中を進んでいく。アビィは糸で吊られているため物の下をくぐれないという制約があり、プレイヤーはこれを考慮し先に進む方法を模索することになる[1][2]

本作の内容は、とあるパブの店内で上演される人形劇という体裁をとっており、物語の5つの章それぞれの開始時と終了時には舞台の幕を開閉する演出が挿入される。また、糸繰り人形の操作は物語のナレーターのジャック(Jack)が行っているという設定で、アビィが川に落ちてしまったときに糸を引っ張って助けるなど物語の内容に干渉する[3][2]

2022年7月20日には、ゲームの内容をもとにした絵本『Abbys Traum』(文:ローレル・スナイダー英語版、絵:kaleidoscube)が発売された[4]

開発

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本作を開発したkaleidoscubeは、同じ映画学校(Filmakademie Baden-Württemberg)に通っていたメンバーで構成されており、在学中のプロジェクトの一つとして2017年に開発が開始された[5]。その後、2018年には1年間勉強を休む機会を得て会社を設立しフルタイムでゲーム開発に取り組むことになった[5]。開発にあたっては、映画文化の支援機関(Medien- und Filmgesellschaft Baden-Württemberg)より2万ユーロの融資を受けている[6]

本作が影響を受けた作品として、kaleidoscubeは『LIMBO』『INSIDE』『LITTLE NIGHTMARES-リトルナイトメア-』を挙げている[2][5]。また、プレイヤーとナレーターの間に強いつながりがあるというコンセプトは『The Stanley Parable』がきっかけになっている[5]

受賞・ノミネート

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  • Deutscher Computerspielpreisドイツ語版 2019 「Nachwuchspreis – Prototyp(ヤングタレント賞 – プロトタイプ)」受賞(他作品と共同)[7]
  • Game Connection Europe 2019 「Best PC game」「Best casual game」「Best quality of art」「Best story / storytelling」「Best upcoming game」「Grand Award」受賞、「Best social effect / game beyond entertainment」ノミネート[8]
  • Independent Games Festival 2020 「Best Student Game」ノミネート[9]
  • Deutscher Entwicklerpreisドイツ語版 2021 「Bestes Game Design(最優秀ゲームデザイン)」「Beste Grafik(最優秀グラフィックス)」「Beste Story(最優秀ストーリー)」受賞、「Bestes Deutsches Spiel(最優秀ドイツゲーム)」「Bester Sound(最優秀サウンド)」「Bestes Indie Game(最優秀インディーゲーム)」ノミネート[10]
  • Deutscher Computerspielpreis 2022 「Beste Spielewelt und Ästhetik(最優秀ゲーム世界観・美的感覚)」受賞、「Nachwuchspreis – Bestes Debüt(ヤングタレント賞 - 最優秀デビュー作)」ノミネート[11]

脚注

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  1. ^ PS5/PS4/Switch版「A Juggler's Tale」が本日配信スタート。操り人形のアビィが自由を求めて冒険する横スクロールADV”. 4Gamer.net (2021年12月2日). 2023年7月14日閲覧。
  2. ^ a b c 人形劇2DアクションADV『A Juggler's Tale』―ナレーターが糸を引っ張りプレイヤーに干渉することで、両者間に強い信頼関係が生まれる【開発者インタビュー】”. Game*Spark (2021年10月9日). 2023年7月14日閲覧。
  3. ^ 中世人形劇横スクロールゲーム『A Juggler's Tale』Steamページを公開―リリースは2021年予定”. Game*Spark (2020年3月13日). 2023年7月14日閲覧。
  4. ^ presskit” (PDF) (ドイツ語). Mixtvision. 2023年7月14日閲覧。
  5. ^ a b c d Interview with Dominik Schön of A Juggler's Tale” (英語). PRANKSTER101 PRODUCTIONS (2019年10月20日). 2023年7月14日閲覧。
  6. ^ Geförderte Projekte” (ドイツ語). Games BW. 2023年7月14日閲覧。
  7. ^ DCP 2019: Die Nominierten - Deutscher Computerspielpreis” (PDF) (ドイツ語). 2023年7月14日閲覧。
  8. ^ Game Connection Europe 2019 - Indie Development Awards” (英語). 2023年7月14日閲覧。
  9. ^ 2020 Finalists & Winners” (英語). Independent Games Festival. 2023年7月14日閲覧。
  10. ^ Deutscher Entwicklerpreis 2021: Die Gewinner (Update)” (ドイツ語). GamesWirtschaft.de (2021年12月9日). 2023年7月14日閲覧。
  11. ^ Deutscher Computerspielpreis 2022: Chorus ist bestes deutsches Spiel” (ドイツ語). GamesWirtschaft.de (2022年3月31日). 2023年7月14日閲覧。

外部リンク

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