AXIA A1
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AXIA A1(アクシア エーワン)は、かつてAXIAブランドを展開していた富士フイルムが1991年(平成3年)から2006年(平成18年)まで販売[1]していた音楽録音・一般録音用途兼用コンパクトカセットの商品名である。
概要
[編集]A1は音楽録音、および一般録音用途に最適化されたノーマルポジションの低級タイプのLH(Low-Class Low Noise High-Output)グレードである。 A1は、1988年(昭和63年)1月から1990年(平成2年)12月まで製造・出荷されていたUPの後継として登場した。 発売当初から通常より20%薄いケースを採用しているのが特徴で、発売当初は日本国内で生産されていた[2]が、1993年(平成5年)のリニューアルより150分用を除き、海外生産に切り替えられた[3]ものの、 2005年(平成17年)12月末を以ってその他のAXIAブランドの各種個人向け記録用メディア製品と共に製造終了・出荷終了、それ以後は流通在庫のみの販売となり、2006年9月までにホームページへの掲載終了・販売終了となった。このほか、A1のカラーバリエーション仕様のA1 COLOR[4]のほか、A1の横展開商品としてハイポジション(TYPE-II)用のA2[5]もそれぞれ発売された。 なお、A1の競合商品として、TDK AE(そのOEMとなるパナソニック PXを含む)やマクセル UR、ソニー HF、ビクター RZなどが存在していた。
参考文献
[編集]- ONTOMO MOOK stereo編 カセットテープ完全アルバム 僕たちの青春を彩ったカセットテープのすべて
2023年(令和5年)12月1日発行 (音楽之友社) ISBN 978-4-276-96368-9
注
[編集]- ^ ただし、実際の製造・出荷に関しては2005年(平成17年)12月までに終了している。
- ^ 製品コードはA1。
- ^ 製品コードはA1A。1996年(平成6年)に再度リニューアルを実施し、製品コードがA1SBに変更され、1999年(平成11年)の仕様変更時には製造国が国内製造品の150分を除き、韓国(韓SKC社のOEM)から中国(韓SKC社中国工場のOEM)へ変更された。
- ^ 製品コードはA1SB-MIX。
- ^ 製品コードはA2。A1と異なり、こちらは日本国内で製造されていた。ただし、磁気テープ本体は韓国製(韓SKC社のOEM)のものが用いられていた。このほか、2002年(平成14年)3月にはA2のカラーバリエーション仕様のA2 COLOR(製品コードはA2A)も発売された。