ASPUnivNet
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ASPUnivNet(エイエスピーユニヴネット)は、文部科学省及び日本ユネスコ国内委員会がESD(持続可能な開発のための教育)の推進拠点と位置づけているユネスコスクールのパートナーとして、ユネスコスクールの活動を支援する大学のネットワークである。ユネスコスクール支援大学間ネットワークという表現も用いられる。
歴史
[編集]- 2007年 - 宮城教育大学で行われた「国際理解教育シンポジウム」を契機に、宮城県気仙沼市を中心にユネスコスクールの加盟申請が一気に増加した。学校教育への大学の協力に加え、申請を大学が支援したことが、推進力となった。[1]
- 2008年11月 - 宮城教育大学にて「ユネスコスクールの集い」が開催され、ユネスコスクールの支援を考える大学の関係者が集まり、大学間ネットワークの設立が提唱された。[1]
- 2008年12月 - 「ESD国際フォーラム2008」(主催:文部科学省、日本ユネスコ国内委員会、国連教育科学文化機関(ユネスコ)、共催:国連大学、財団法人ユネスコ・アジア文化センター、宮城教育大学)が国連大学で開催され、8大学で正式にユネスコスクール支援大学間ネットワーク(ASPUnivNet)が発足。[1]
ミッション
[編集]ASPUnivNetにできることとして、下記の4つが挙げられている。[2]
- ユネスコスクール加盟支援 - 学校のユネスコスクール加盟を支援
- ユネスコスクール活動支援 - 大学の持つ知的資源を学校現場に提供
- ユネスコスクール地域連携支援 - NGO・NPOなどの団体や社会教育機関との連携の促進
- ユネスコスクールネットワーク形成支援 - 海外・国内のユネスコスクール間を結ぶ
なお、加盟大学で主たる支援地域を分担している。[3]
加盟大学
[編集]2017年7月現在の加盟大学は以下の通りである[4]。 (五十音順)
- 愛知教育大学
- 大阪府立大学
- 岡山大学
- 金沢大学
- 岐阜大学
- 京都外国語大学
- 静岡大学 - 教育学部のみ
- 玉川大学 - 教育学部のみ
- 中部大学
- 東海大学 - 教養学部のみ
- 東北大学 - 大学院環境科学研究科のみ
- 奈良教育大学
- 鳴門教育大学
- 広島市立大学
- 広島大学 - 大学院教育学研究科のみ
- 福岡教育大学
- 福山市立大学
- 北海道教育大学 - 釧路校のみ
- 三重大学
- 宮城教育大学
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c ASPUnivNet公式サイト > ASPUnivNetとは
- ^ ASPUnivNet公式サイト > 私たちにできること
- ^ ASPUnivNet公式サイト > 大学の支援地域分担
- ^ “加盟大学”. ASPUnivNet. 2017年7月17日閲覧。