ロンリー・ハート
『ロンリー・ハート』 | ||||
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イエス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1982年11月-1983年7月 | |||
ジャンル | ポップ・ロック、ニュー・ウェイヴ、プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | アトコ・レコード | |||
プロデュース | トレヴァー・ホーン、イエス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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イエス アルバム 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「Owner of a Lonely Heart」 - YouTube 「Hold On」 - YouTube 「It Can Happen」 - YouTube 「Leave It」 - YouTube |
『ロンリー・ハート』(90125)は、1983年に発表されたイエスのアルバム。それまでのプログレッシヴなサウンドとは打って変わり、ポップな作風である。ちなみに原題の「90125」という数字は、ただの発売当時のレコードの品番であり、深い意味はない。解散していたイエスの再結成アルバムとして話題となった。
概要[編集]
このアルバム発表時のメンバーは、ジョン・アンダーソン(ボーカル)、クリス・スクワイア(ベース、ボーカル)、トレヴァー・ラビン(ボーカル、ギター)、アラン・ホワイト(ドラムス)、トニー・ケイ(キーボード)の5人。そしてプロデュースは、スタジオ・アルバムとしては前作となる『ドラマ』でボーカルを担当していたトレヴァー・ホーンが手掛けている。ただし、レコーディングにおいて、トニー・ケイはほとんど演奏に参加しておらず、スタジオ・ミュージシャンとして参加していたチャールズ・オリンズがキーボードのほとんどを弾いている[要出典]。 [4]
イエスの代表作『こわれもの』(1972年)、『危機』(1972年)とは大きくサウンドが異なり、ポップでモダンなロックに仕上がっており、歌詞も複雑で抽象的なものではなくなっている。その象徴的な楽曲が、アルバムの邦題にもなっている「ロンリー・ハート」(Owner of a Lonely Heart)である。この曲では音楽プロデューサーのトレヴァー・ホーンの存在が大きく、彼の手によるサンプリングやリバーヴの処理、オーケストラル・ヒットが曲の持ち味に貢献している。この曲は、現在のところイエス唯一の全米Billboard Hot 100における1位獲得作品で[1]、アルバムのヒットを牽引した。 また、ロジャー・ディーンによるイエスのロゴマークがなくなり、簡素なアルバム・ジャケットになっている。
日本に於いては、1曲目の「ロンリー・ハート」が、日産・バサラ、三洋電機(パナソニック)eneloop、UCC上島珈琲「クリア」に使われ、最近ではジャン・レノと妻夫木聡、水川あさみがドラえもんの登場人物に扮するトヨタ・ノアにも使われるようになった。また2012年に放送されたテレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』の一部の回のBGMで、「ロンリー・ハート」と似たようなサウンドが使われている[5]。
この成功を受けて、次作『ビッグ・ジェネレイター』(1987年)も同じ音楽性を打ち出したが、セールス的にはそれほど成功しなかった。
収録曲[編集]
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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1. | 「ロンリー・ハート - "Owner Of A Lonely Heart"」 | トレヴァー・ラビン/ジョン・アンダーソン/クリス・スクワイア/トレヴァー・ホーン | |
2. | 「ホールド・オン - "Hold On"」 | アンダーソン/ラビン/スクワイア | |
3. | 「イット・キャン・ハプン - "It Can Happen"」 | スクワイア/アンダーソン/ラビン | |
4. | 「変革 - "Changes"」 | ラビン/アンダーソン/アラン・ホワイト | |
5. | 「シネマ - "Cinema"」 | スクワイア/ラビン/ホワイト/トニー・ケイ | |
6. | 「リーヴ・イット - "Leave It"」 | スクワイア/ラビン/ホーン | |
7. | 「アワ・ソング - "Our Song"」 | アンダーソン/スクワイア/ラビン/ホワイト/ケイ | |
8. | 「シティ・オブ・ラヴ - "City of Love"」 | ラビン/アンダーソン | |
9. | 「ハーツ - "Hearts"」 | アンダーソン/スクワイア/ラビン/ホワイト/ケイ |
リマスター盤ボーナス・トラック[編集]
2004年にCDのリマスター盤が発売された。音質の向上が図られている他、以下のボーナス・トラックが追加収録されている。
- リーヴ・イット(シングル・ミックス) - "Leave It" (Single Remix)
- メイク・イット・イージー - "Make It Easy"
- イット・キャン・ハプン(シネマ・ヴァージョン) - "It Can Happen" (Cinema Version)
- イッツ・オーヴァー - "It's Over"
- ロンリー・ハート(エクステンデッド・リミックス) - "Owner Of A Lonely Heart" (Extended Version)
- リーヴ・イット(ア・カペラ・ヴァージョン) - "Leave It" (A Capella Version)
参加メンバー[編集]
- ジョン・アンダーソン – ボーカル
- トレヴァー・ラビン – ギター、キーボード、ボーカル
- クリス・スクワイア – ベース、ボーカル
- アラン・ホワイト – ドラム、パーカッション、バッキング・ボーカル、フェアライトCMI
- トニー・ケイ – キーボード
脚注[編集]
- ^ a b Yes - Awards : AllMusic
- ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.73
- ^ ChartArchive - Yes - 90125
- ^ プロモーションビデオにエディ・ジョブソンの姿を数カットで確認できる。
- ^ ちなみにエンディングテーマは「ラウンドアバウト」が使われている。