9時から5時まで
9時から5時まで | |
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9 to 5 / Nine to Five | |
監督 | コリン・ヒギンズ |
脚本 |
パトリシア・レズニック コリン・ヒギンズ |
製作 | ブルース・ギルバート |
出演者 |
ジェーン・フォンダ リリー・トムリン ドリー・パートン ダブニー・コールマン スターリング・ヘイドン |
音楽 | チャールズ・フォックス |
主題歌 |
ドリー・パートン 「9時から5時まで」 |
撮影 | レイナルド・ヴィラロボス |
編集 | ペンブローク・J・ヘリング |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 |
1980年12月19日 1981年5月4日 |
上映時間 | 110分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $103,290,500[1] |
『9時から5時まで』(くじからごじまで 原題:9 to 5 / Nine to Five)は、1980年制作のアメリカ合衆国のコメディ映画。ジェーン・フォンダ主演。主題歌はドリー・パートンの「9時から5時まで」(9 to 5)。ドリーは出演もしている。
アメリカ国内で初週の興行収入が390万ドルを越えるヒットを記録し[1]、コメディ映画で第20位の興行収入となっている[2]。1980年の全米興行収入第2位を記録した[3]。
アメリカン・フィルム・インスティチュートによるアメリカ喜劇映画ベスト100で第74位にランクインし[4]、Rotten Tomatoesでは82%の満足度となった[5]。
あらすじ
[編集]ロサンゼルスのとある複合企業の各部署には、様々な事情を持った女性社員が勤めている。夫と離婚したばかりの新入社員ジュディ、シングルマザーのベテラン社員ヴァイオレット、グラマーな秘書ドラリーの3人は、横暴な社長のフランクリンに対して、それぞれ不満を持っていた。
偶然、酒場で意気投合した3人はフランクリンをとっちめてやろうという事で一致。実行に移すが、思わぬ騒動が起こってしまう…。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替[6]
- ジュディ・バーンリー - ジェーン・フォンダ(小原乃梨子)
- ヴァイオレット・ニューステッド - リリー・トムリン(京田尚子)
- ドラリー・ローズ - ドリー・パートン(向井真理子)
- フランクリン・ハート・ジュニア - ダブニー・コールマン(小林勝彦)
- ラッセル・ティンズウォージー - スターリング・ヘイドン(郷里大輔)
- ロズ・キース - エリザベス・ウィルソン(榊原良子)
- ヒンクル - ヘンリー・ジョーンズ
- ディック・バーンリー - ローレンス・プレスマン(鈴置洋孝)
- ミッシー・ハート - マリアン・マーサー
- バーバラ - レン・ウッズ
- ベティ - ノーマ・ドナルドソン
- マリア・デルガード - ロクサナ・ボニラ・ジャニーニ
- マーガレット・フォスター - ペギー・ポープ
- ミード - リチャード・スタウル
- エディ・スミス - レイ・ヴィト(堀内賢雄)
- ドウェイン・ローズ - ジェフリー・ダグラス・トーマス(郷里大輔)
- パーキンス - アール・ボーエン
テーマ曲
[編集]主題歌はドリー・パートンが作曲および演奏した『9時から5時まで』(9 to 5)である。1980年代のパートンの曲で最大のヒット曲の1つとなった。映画撮影中、パートンは長い付け爪でタイプライターを打つ音を使用することを思いついた。パートンは撮影セットで爪を鳴らしてビートを作りながら作曲した。『ビルボード』誌のカントリー・チャートおよび、Billboard Hot 100で2週連続第1位を獲得し、アカデミー歌曲賞など様々な賞にノミネートされた。1981年、ピープルズ・チョイス・アワードの映画楽曲賞を受賞し、1982年、グラミー賞においてカントリー楽曲賞、女性カントリー・ヴォーカル賞を受賞した。なおこの時のグラミー賞には4部門にノミネートされた。アメリカレコード協会によりプラチナ認定された。
同年、当時新人であったシーナ・イーストンは同じタイトルの『9 to 5 』でイギリスで最初のメジャー・ヒットをしていた。パートンの曲との混同を避けるため、イーストンのレコード会社はアメリカでのリリースの際に『Morning Train (9 to 5) 』と改名した。
テレビ・シリーズ
[編集]1982年から1983年にABCで、1986年から1988年にシンジケートで、この映画に影響を受けたシットコムが放送された。この番組ではパートンの妹のレイチェル・デニソンがパートンのドラリー役、リタ・モレノがトムリンのヴァイオレット役、ヴァレリー・カーティンがフォンダのジュディ役を演じた。後半ではモレノの代わりにサリー・ストラザースが配役された。計85エピソードが撮影された。
ミュージカル
[編集]2008年にミュージカル化され、2012年には日本で上演される[7]。
2009年、ブロードウェイ・ミュージカル
[編集]2008年3月上旬、センター・シアター・グループの芸術監督マイケル・リッチーはブロードウェイ公開前に2008年9月1日からロサンゼルスにあるセンター所有のアーマンソン・シアターにて、アリソン・ジャニーがヴァイオレット役、ステファニー・J・ブロックがジュディ役、メーガン・ヒルティがドアリー役、マーク・カディッシュがフランクリン・ハート・ジュニア役で開幕することを発表した。ミュージカル版の脚本は映画の脚本も共同で行なったパトリシア・レズニックが担当した。アンディ・ブランクンビューラーが振付をし、ジョー・マンテロが演出した[8]。
- スタッフ(日本上演版)
- キャスト(日本上演版)
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “9 to 5 at boxofficemojo.com”. 24 March 2011閲覧。
- ^ “Hollywood.com's Highest Grossing Comedy Films of All Time List”. February 5, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。March 24, 2011閲覧。
- ^ 1980 Yearly Box Office Results - Box Office Mojo
- ^ American Film Institute's 100 Years 100 Laughs – America's Funniest Movies [1]
- ^ “9 to 5 on rottentomatoes.com”. August 12, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。August 9, 2012閲覧。
- ^ 初放送1984年10月18日 テレビ東京 『木曜洋画劇場』 ※DVD収録。
- ^ 『宝塚ジャーナル』 草刈民代・紫吹淳・友近のミュージカル『9時から5時まで』 レビュー&インタビュー
- ^ “CTG’S 42nd Ahmanson Theatre Season Announced”. Center Theater Group. February 29, 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。March 24, 2011閲覧。