7月26日運動
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7月26日運動(スペイン語: Movimiento 26 de Julio; M-26-7、英語: 26th of July Movement)は、1959年にバティスタ政権転覆を行った、フィデル・カストロにより率いられた革命運動組織。
概要
[編集]- 組織の起源は、1953年7月26日に行われたモンカダ兵営襲撃の日付に由る。襲撃は鎮圧されたが、生き残ったフィデル・カストロらがメキシコに亡命し、バティスタ政権転覆の為に、1955年に新たな同志を募って82名で再結成された。(フィデルとラウルのカストロ兄弟、カミロ・シエンフェゴス、チェ・ゲバラを含む)
- 1956年12月2日、82名はヨット「グランマ号」で、トゥスパン(ベラクルス州, メキシコ)からキューバに上陸。日中に上陸を行った為に、キューバ空軍により攻撃、2日後に生き残った16名はマエストラ山脈で再編成。ゲバラは、山中でキューバ軍により負傷。この戦いは、以降約2年間続き1959年1月大晦日に、バティスタがキューバを脱出したことにより終わりを迎えるキューバ革命の発端。
- 革命後、カストロは政権を獲得し、7月26日運動は他の政治組織を併合し、キューバ社会主義者革命連合党 (Partido Unido de la Revolución Socialista de Cuba, PURSC、今のキューバ共産党) を形成。
- 7月26日運動の旗は、現在もキューバ革命軍制服の肩にキューバ革命のシンボルとして使用されている。
外部リンク
[編集]- Guide to the Cuban Revolution Collection, Manuscripts and Archives, Yale University Library
- フィデル・カストロと7月26日運動の設立: [1]. References to this article include(1) Robert E. Quirk. Fidel Castro. New York, WW Norton and Co. 1993, pp.3-30; (2)Carlos Alberto Montaner. Viaje al Corazon de Cuba. 1999, pp. 13-31.