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62日の砂時計

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

62日の砂時計』(ろくじゅうににちのすなどけい)は、曽根原澄子による日本漫画作品である。

概要

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漫画雑誌なかよし』(講談社)で、1983年昭和58年〉11月号から1984年昭和59年〉3月号に連載された[1]

あらすじ

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憧れの文芸部部長・神津先輩が引退をするため、新学期の9月1日の朝にもかかわらず憂鬱な中学生の主人公・里美は、転校生の剛と出会う。後に、剛が同人誌『猫のゆりかご』で毎回で毎回特選を受賞している「砂川一人」と同一人物だと判明する。剛から告白され、里見の誕生日であり、『猫のゆりかご』の入選発表日でもあ11月1日に告白の返事をしてほしいと告げられた里見は、11月1日に先輩への返事を行おうとするが、剛の態度のせいで先輩に勘違いされてしまう。それに起こった里見は、剛に誕生日プレゼントであった砂時計のキーホルダーを投げ返して、自転車で離れようとするが、剛は里見の目の前でトラックに跳ねられて死亡してしまう。

気がつくと、里見は9月1日に戻っていた。そして、里見は11月1日に死ぬ運命にある剛の死を回避するための努力を始める。

登場人物

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里美(さとみ)

誕生日は11月1日。文芸部の作品集では主に童話を執筆している。

(ごう)

9月1日に転校してきた転校生。花子のいとこで、父親の砂川一人は神津雅彦の父・日向翔のゴーストライターを務めている他、自身も「砂川一人」として『猫のゆりかご』での執筆活動を行っている。

神津 雅彦(こうづ まさひこ)

里見の憧れの対象となっている文芸部の部長。父に作家の日向翔を持つ。自身も「猫のゆりかご」に投稿し、佳作に入選している。

書誌情報

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曽根原澄子 『62日の砂時計』 講談社講談社コミックスなかよし〉、全1巻

脚注

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