4-キノロン
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4-キノロン | |
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Quinolin-4(1H)-one | |
別称 1H-Quinolin-4-one | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 529-37-3 |
PubChem | 69141 |
UNII | M1O131WXFO [??] |
EC番号 | 210-268-2 |
ChEBI | |
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特性 | |
化学式 | C9H7NO |
モル質量 | 145.16 g mol−1 |
融点 |
208-210 °C, 271 K, -138 °F |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
4-キノロン(4-Quinolone)は、キノリン誘導体の有機化合物である。この物質と2-キノロンがキノロン類の2つの重要な親化合物である。互変異性体の4-ヒドロキシキノリン(CAS#611-36-9)と平衡状態にある。教育上の興味の他にはあまり固有の価値を持たないが、その誘導体であるニューキノロンは、合成抗菌薬の大きな分類の1つである[1]。
合成
[編集]キノロン類の化学合成にはしばしば閉環反応が関与し、この反応によりしばしば環内の窒素原子の向かい(つまりC-4位)にヒドロキシル基が挿入される[2]。このような合成の例に、カンプスキノリン合成があり、出発物質や反応条件に応じて、下図に示すように、2-ヒドロキシキノリン(B)や4-ヒドロキシキノリン(A)を与える。ヒドロキシキノリンは、キノロンに互変異性化する。