2016年ベルリン市議会選挙
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選挙結果 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2016年ベルリン市議会選挙(2016ねんベルリンしぎかいせんきょ、ドイツ語: Wahl zum Abgeordnetenhaus von Berlin 2016)は、ベルリン市議会を構成する議員を選出するために、2016年9月18日に投開票が行われた選挙である。
概要
[編集]投開票が実施される前の9月4日には、メルケル首相の地元であるメクレンブルク=フォアポンメルン州で州議会選挙が行われたが、メルケル首相の所属するドイツキリスト教民主同盟(CDU)は第3党に後退してドイツのための選択肢(AfD)が第2党に躍進する結果となった[1]。
9月18日にベルリン市議選の投開票が行われた結果、メルケル首相の難民受け入れ政策に反対する世論の怒りをすくい上げたAfDがはじめて同市議会で議席を獲得し、約14%の票を獲得して第5党となる躍進をした。一方CDUは議席を大きく減らし、第2次世界大戦後で最低の得票率を記録する敗北を喫した。またミヒャエル・ミュラー市長率いるドイツ社会民主党(SPD)も大きく議席を減らし第1党は維持したが、連立を組むCDUの議席をあわせても過半数を上回ることができなかった[2]。
選挙の結果を受けての連立交渉では緑の党がCDUとの連立を拒否したため、SPD・左翼党・緑の党の3党による連立が組まれることとなった(赤赤緑連立)[3][4] 。12月8日には、賛成88票、反対2票でミヒャエル・ミュラーが市長に再選した[5]。
基礎データ
[編集]州政府
[編集]- 選挙時:第1次ミュラー内閣
- 州首相:ミヒャエル・ミュラー(SPD)
- 与党:ドイツ社会民主党(SPD)・ドイツキリスト教民主同盟(CDU)
- 選挙後:第2次ミュラー内閣
投票日
[編集]改選数
[編集]- 160議席
- 法定定数:130議席(うち選挙区の定数78議席)
- 超過議席:30議席
選挙制度
[編集]- 選挙権/被選挙権者
- 共に満18歳以上
- 投票
- 選挙区候補投票(Erststimmen)と政党名簿投票(Zweitstimmen)の二票制。
選挙結果
[編集]党派 | 選挙区投票 | 政党名簿投票 | 獲得 議席 |
増減 | |||||||
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得票数 | 得票率 | 増減 | 議席 | 得票数 | 得票率 | 増減 | 議席 | ||||
ドイツ社会民主党(SPD) | 404,350 | 24.79 | 6.45 | 28 | 352,430 | 21.55 | 6.74 | 10 | 38 | 9 | |
ドイツキリスト教民主同盟(CDU) | 323,354 | 19.82 | 5.74 | 21 | 287,997 | 17.61 | 5.74 | 10 | 31 | 8 | |
左翼党(Linke) | 251,736 | 15.43 | 2.80 | 12 | 255,701 | 15.64 | 3.93 | 15 | 27 | 8 | |
同盟90/緑の党(B90/Gr) | 257,046 | 15.76 | 2.59 | 12 | 248,324 | 15.19 | 2.40 | 15 | 27 | 8 | |
ドイツのための選択肢(AfD) | 230,331 | 14.12 | New | 5 | 231,492 | 14.16 | New | 20 | 25 | 25 | |
自由民主党(FDP) | 90,719 | 5.56 | 4.13 | 0 | 109,500 | 6.70 | 4.86 | 12 | 12 | 12 | |
パルタイ | 19,825 | 1.22 | 0.77 | 0 | 31,924 | 1.95 | 1.07 | 0 | 0 | ||
人間環境動物保護党 | 277 | 0.02 | 0 | 30,620 | 1.87 | 0.39 | 0 | 0 | |||
ドイツ海賊党 | 32,325 | 1.98 | 3.07 | 0 | 28,332 | 1.73 | 7.17 | 0 | 0 | 15 | |
その他 | 21,156 | 1.30 | 0 | 58,849 | 3.60 | 0 | 0 | ||||
合計 | 1,631,119 | 100.00 | - | 78 | 1,635,169 | 100.00 | - | 82 | 160 | - | |
投票総数 | 1,659,087 | 1,660,863 | |||||||||
有権者数/投票率 | 2,485,379 | 66.74 | 2,485,379 | 66.26 | |||||||
出典: Landeswahlausschuss stellt endgültiges Ergebnis der Abgeordnetenhauswahl fest |
脚注
[編集]- ^ “18日のベルリン州議会選、首相のCDUが反難民政党に再び敗北か”. ロイター. (2016年9月16日) 2022年7月31日閲覧。
- ^ “独ベルリン市議選、与党CDU大敗 「反難民」党が躍進”. afpbb. (2016年9月19日) 2022年7月31日閲覧。
- ^ 津崎直人「ドイツにおける政党政治の動向に関する一考察──州レベルを中心に,州議会選挙の結果(1991-2020年)から見える全般的動向と,近年における新たな連立の状況(2014-2020年)(2)(完)──」『修道法学』第43巻第2号、広島修道大学ひろしま未来協創センター、2021年2月、41-92頁、doi:10.15097/00003030、ISSN 03866467。
- ^ „Wir wollen eine Koalition des Aufbruchs sein“. rbb-online.de, 16. November 2016, abgerufen am 16. November 2016.
- ^ Karin Christmann; Felix Hackenbruch; Sabine Beikler (2016年12月8日), "Müller gewählt - ohne volle Unterstützung aus eigenem Lager", Der Tagesspiegel Online (ドイツ語), VERLAG, ISSN 1865-2263, 2022年4月19日閲覧。