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2009 ワールド・ベースボール・クラシック チャイニーズタイペイ代表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2009 ワールド・ベースボール・クラシック チャイニーズタイペイ代表(2009 - チャイニーズタイペイだいひょう)は、2009年に開催された第2回ワールド・ベースボール・クラシックに出場した、野球チャイニーズタイペイ代表チームである。

概要

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監督に洪一中を立てて挑んだ北京オリンピックの予選リーグで中国に歴史的敗戦を喫するなど5位で予選敗退。その後、国内のプロリーグで、選手たちが暴力団の八百長に絡んでいたことが暴かれ、2球団が解散。それに、代表チームの主導権をめぐってプロ側とアマ側が対立など、台湾球界は苦境が続いた。そういう中で、プロ出身の洪一中がオリンピックの失敗の責任を取って代表の監督職を退任し、後任には輔仁大學野球部監督の葉志仙が就任した。

しかし、国内のプロ4球団中、兄弟エレファンツ統一ライオンズと2球団を除いては選手の派遣に消極的で、頼りにしていたメジャーリーグベースボール(MLB)や日本で活動している海外組の選手も所属チームでの立場を重視して、代表を辞退して大会前からまともな戦力を構築する環境ではなかった。その結果、マイナーリーグのシングルA級の選手やアマチュアの選手までをもかき集めて代表選手の枠を満たしてチームを構成した。

こうして集まった代表チームはオーストラリアで合宿を行ったものの、オーストラリア代表との練習試合から結果が出ず、日本で行われた強化試合では埼玉西武ライオンズに大敗するなど、芳しくない結果が続いた。結局、初戦で韓国に0-9で大敗。敗者復活戦で中国にまたも1-4で敗れ、1勝も出来ず、第1ラウンドで敗退となった。

強化試合

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日付 対戦相手 勝敗 結果 場所 備考
3月2日 日本の旗読売ジャイアンツ 6-7 東京ドーム 強化試合
3月3日 日本の旗埼玉西武ライオンズ 2-13 東京ドーム 強化試合

大会成績

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ラウンド 日付 対戦相手 勝敗 結果 場所 備考
第1ラウンド 3月6日 大韓民国の旗韓国 0-9 東京ドーム
3月7日 中華人民共和国の旗中国 1-4 東京ドーム

代表選手

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以下が代表選手であり、所属は同大会期間中のものとする。

ポジション 背番号 氏名 所属球団 備考
監督 3 葉志仙 中華民国の旗輔仁大學野球部監督
コーチ 88 郭泰源 投手コーチ
26 王光輝 中華民国の旗兄弟エレファンツ監督 打撃コーチ
70 呂文生 中華民国の旗統一セブンイレブン・ライオンズ監督 守備コーチ
6 陳威成 走塁コーチ
65 林琨瀚 コンディショニングコーチ
投手 11 林岳平 中華民国の旗統一セブンイレブン・ライオンズ
12 李振昌 アメリカ合衆国の旗クリーブランド・インディアンス傘下
20 鄭凱文 日本の旗阪神タイガース
21 倪福徳 アメリカ合衆国の旗デトロイト・タイガース傘下
42 増菘瑋 アメリカ合衆国の旗クリーブランド・インディアンス傘下
47 廖于誠 中華民国の旗兄弟エレファンツ
48 羅嘉仁 アメリカ合衆国の旗ヒューストン・アストロズ傘下
51 鄭錡鴻 アメリカ合衆国の旗ピッツバーグ・パイレーツ傘下
62 唐嘉駿 中華民国の旗合作金庫銀行
81 林柏佑 中華民国の旗国立体育大学
90 耿伯軒 中華民国の旗LA NEWベアーズ
98 林克謙 中華民国の旗興農ブルズ
99 陳鴻文 アメリカ合衆国の旗シカゴ・カブス傘下
捕手 15 林琨笙 中華民国の旗国立体育大学
34 高志綱 中華民国の旗統一セブンイレブン・ライオンズ
36 郭一峰 中華民国の旗兄弟エレファンツ
内野手 4 高國慶 中華民国の旗統一セブンイレブン・ライオンズ
7 郭厳文 アメリカ合衆国の旗シンシナティ・レッズ傘下
10 林瀚 中華民国の旗統一セブンイレブン・ライオンズ
14 王勝偉 中華民国の旗兄弟エレファンツ
22 林益全 中華民国の旗興農ブルズ
23 彭政閔 中華民国の旗兄弟エレファンツ
25 蔣智賢 アメリカ合衆国の旗ボストン・レッドソックス傘下
外野手 8 詹智堯 中華民国の旗LA NEWベアーズ
24 郭岱琦 中華民国の旗統一セブンイレブン・ライオンズ
31 林威助 日本の旗阪神タイガース
44 林哲瑄 アメリカ合衆国の旗ヒューストン・アストロズ傘下
55 潘武雄 中華民国の旗統一セブンイレブン・ライオンズ

辞退選手

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関連項目

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