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2004年スペイン総選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
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2004年スペイン総選挙
国会下院定数350議席、上院定数264議席のうち208議席
第8回スペイン立法議会
2004年3月14日
基礎データ
総人口:  42,717,064
有権者数: 34,571,831
投票数: 26,155,436
  
 75.66%  10.1%
有効投票数: 25,891,299
白票: 407,795
無効票: 264,137
選挙結果
ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテーロ - スペイン社会労働党 (PSOE)
得票: 11,026,163  39.2%
獲得議席: 164  31.2%
  
 42.59%
マリアーノ・ラホイ・ブレイ - 国民党 (PP)
得票: 9,763,144  5.4%
獲得議席: 148  19.1%
  
 37.71%
ジュゼップ・アントーニ・ドゥラン・イ・リェイダ - 集中と統一 (CiU)
得票: 835,471  13.9%
獲得議席: 10  33.3%
  
 3.23%
ジュゼップ＝リュイス・カロッド＝ルビーラ - カタルーニャ共和主義左翼 (ERC)
得票: 652,1965  3249.5%
獲得議席: 8  700%
  
 2.52%
Josu Erkoreka - バスク民族主義党（EAJ-PNV）
得票: 420,980  18.9%
獲得議席: 7  0%
  
 1.63%
ガスパール・ジャマサーレス - 統一左翼 (IU)
選挙連合: カタルーニャ緑のイニシアティブ (ICV)
得票: 1,284,081  1.7%
獲得議席: 5  37.5%
  
 4.96%
パウリーノ・リベーロ - カナリア連合（CC）
得票: 235,221  5.3%
獲得議席: 3  25%
  
 0.91%
フランシスコ・ロドリゲス・サンチェス - ガリシア民族主義ブロック（BNG）
得票: 208,688  31.9%
獲得議席: 2  33.3%
  
 0.81%
ホセ・アントーニオ・ラボルデータ - アラゴン主義連合 (CHA)
得票: 94,252  25.1%
獲得議席: 1  0%
  
 0.36%
その他の政党[1]
得票: 141,950  
獲得議席: 2  
  
 0.55%
県別第一党分布図
2004年スペイン総選挙
2004年スペイン総選挙における党派別分布地図。
赤は社会労働党、青は国民党、
黄は集中と統一、緑はバスク民族主義党。
首相
出典：Consulta de Resultados Electorales（Gobierno de España, Ministerio de Interior）

2004年スペイン総選挙（2004ねんスペインそうせんきょ、スペイン語：Elecciones generales de España de 2004）は、スペインにおける国会を構成する国会議員を選出するため2004年3月に行われた選挙である。元老院（上院）と代議院（下院）の両院で選挙が行われた。

概要

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首相に就任したサパテーロ氏（社労党）

選挙戦当初は、アスナール率いる国民党が優位に立っていたが、選挙戦最中の3月11日に首都マドリードで爆弾テロ事件（マドリード列車爆破テロ事件）が発生し、200名余りが死亡する大惨事となった。当初政府はETA（バスク祖国と自由）によるテロと断定したが、ETAは事件直後に犯行を否定、アルカーイダ系のテロリストグループが犯行声明を発表した。この結果、イラク戦争に兵士を派遣したアスナール政権に対する批判が集中し、社会労働党が比較第一党に躍進、8年ぶりに政権を奪回してホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテーロが首相に就任した。

選挙結果

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下院

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投票日：2004年3月14日

  1. 選挙区定数は人口比例で配分される。但し、アフリカ地域の2県（セウタ・メリージャ）は定数1の小選挙区制
  2. 投票は政党あるいはその連合のリストを選択する。個人候補は認められない。
  3. 各リストへの議席配分は、県単位のドント式で実施するが、得票率が3％未満のリストは議席配分の対象外となる。
党派別議席数及び得票数・率
党派 得票 得票率 議席 増減
社会労働党（PSOE） 11,026,163 42.59% 164 増加39
国民党（PP） 9,763,144 37.71% 148 減少35
集中と統一 （CiU） 835,471 3.23% 10 減少5
カタルーニャ共和主義左翼 （ERC） 652,196 2.52% 8 増加7
バスク民族主義党 （EAJ-PNV） 420,980 1.63% 7 ＝
統一左翼 （IU） 1,284,081 4.96% 5 減少3
カナリア諸島連合 （CC） 235,221 0.91% 3 減少1
ガリシア民族主義ブロック（BNG） 208,688 0.81% 2 減少1
アラゴン主義連合 （CHA） 94,252 0.36% 1 ＝
バスク連帯党（EA） 80,905 0.31% 1 ＝
ナファロア・バイ（NA-BAI） 61,045 0.24% 1 増加1
350
出所：“Detalle de Elecciones - Elecciones Congreso de los Diputados Marzo 2004”。尚、議席を獲得できなかった政党については掲載しなかった。

上院

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  • 総有権者数：34,571,831
  • 投票総数：26,187,162（75.75%）
  • 棄権：8,384,669（24.25%）
  • 有効投票数：25,426,107（97.09%）
  • 無効票：761,055（2.91%）
  • 候補者獲得票：24,746,291（97.33%）
  • 白票：679,816（2.67%）

国民党は上院では25議席を失ったが、第一党の座は守った。社会労働党は前回より28議席増やした。議席配分は以下のようになった。

党派別議席数及び増減数
2000年 ← 2004年スペイン総選挙 → 2008年
党派 議席 増減
国民党 （PP） 102 減少25
スペイン社会労働党 (PSOE) 81 増加28
カタルーニャのための進歩協定 （PSC-ERC-ICV-EUiA） 12 増加4
バスク民族主義党 (EAJ-PNV) 6 =
集中と統一 (CiU) 4 減少4
カナリア諸島連合 (CC-NC-PNC) 3 減少2

首相指名投票

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2004年4月16日スペイン社会労働党書記長で同党の首相候補者ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテーロが第一回の投票で6党の支持を得、得票数183票で指名された。反対票を投じたのは唯一最大野党の国民党のみであった[3]。

首相指名投票：ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテーロ (PSOE)
過半数：176/350
投票 党派 票数
可 PSOE（164）、ERC（8）、IU（5）、CC（3）、BNG（2）、CHA（1） 183
不可 PP (148) 148
棄権 CiU（10）、EAJ-PNV（7）、EA（1）、NaBai（1） 19

脚注

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  1. ^ バスク連帯（EA）とナフォロア・バイ（Na-Bai）
  2. ^ 西平重喜『各国の選挙－変遷と実情－』（木鐸社）の第6.1章「スペイン（ESP）」を参照した。
  3. ^ “Votaciones de investidura, mociones de confianza, mociones de censura desde 1979” (スペイン語). Historia Electoral. 2012年6月9日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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スペインの旗 スペインの選挙
国会議員選挙
地方自治体選挙
欧州議会議員選挙
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