コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

2,4-ジニトロトルエン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2,4-ジニトロトルエン
識別情報
CAS登録番号 121-14-2 チェック
PubChem 8461
ChemSpider 8150 チェック
UNII 6741D310ED チェック
国連/北米番号 融解: 1600
固体または液体: 2038
KEGG C11006 チェック
ChEBI
ChEMBL CHEMBL259865 チェック
特性
化学式 C7H6N2O4
モル質量 182.13 g mol−1
外観 淡黄色または橙色の結晶性固体
密度 1.52 g/cm3[1]
融点

70 °C, 343 K, 158 °F [1]

沸点

250–300 °Cで分解[1]

蒸気圧 1.47X10-4 mm Hg @ 22 C

[2]

危険性
主な危険性 発癌性、可燃性(発火しにくい)[4]
許容曝露限界 TWA 1.5 mg/m3 [皮膚][4]
半数致死量 LD50 1,954 mg/kg(経口、マウス)[3]
爆発性
衝撃感度 鈍感
摩擦感度 非常に低い
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

2,4-ジニトロトルエン英語: 2,4-dinitrotolueneDNT)は、化学式が C7H6N2O4有機化合物である。淡黄色の結晶性固体で、トリニトロトルエン (TNT) の前駆体としてよく知られている。主にトルエンジイソシアネート (TDI) の前駆体として製造されている。

トルエンの水素原子2個がニトロ基に置き換わった構造を持つ。6種の構造異性体が存在するが、トルエンのジニトロ化で得やすいのは、2,4-ジニトロトルエン、2,6-ジニトロトルエンの2種の異性体である。火薬爆薬に混ぜて利用される。

製造

[編集]

トルエン混酸で硝化して製造される。

出典

[編集]
  1. ^ a b c Record of 2,4-Dinitrotoluene 労働安全衛生研究所(IFA)英語版発行のGESTIS物質データベース, accessed on 9. October 2007
  2. ^ Pella, PA. J. Chem. Thermodyn. 9: 301-305, 1977
  3. ^ Dinitrotoluene (mixed isomers)”. Immediately Dangerous to Life or Health Concentrations (IDLH). National Institute for Occupational Safety and Health (NIOSH) (4 December 2014). 17 March 2015閲覧。
  4. ^ a b NIOSH Pocket Guide to Chemical Hazards 0235

関連項目

[編集]