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1870年サウスカロライナ州知事選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1870年サウスカロライナ州知事選挙結果
  スコットが65%以上を得票
  スコットが60%から64%以上を得票
  スコットが55%から59%を得票
  スコットが50%から54%を得票
  カーペンターが50%から54%を得票
  カーペンターが55%から59%を得票
  カーペンターが60%から64%を得票
  カーペンターが65%以上を得票

1870年サウスカロライナ州知事選挙は、1870年10月10日に実施された、公選によるサウスカロライナ州知事の選出選挙である。この選挙では現職の共和党候補ロバート・キングストン・スコット連合改革党リチャード・カーペンターを大差で下し、再選を果たした。

連合改革党党大会

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連合改革党予備選挙
候補者名 得票数 得票率
リチャード・カーペンター 77.5 95.0
ジョージ・ブライアン 4 5.0

共和党の急進派は、1868年にスコットが州知事になってから始まった汚職問題を指摘し、改革を訴えた。州の白人はスコットに不満を感じていたが、対立政党となるべき民主党は徹底した白人優越論で失敗し、州知事選挙の準備すらできない状態であった。そのため1870年の州知事選挙にむけてサウスカロライナ州の白人は、現行の共和党の政策に反対するための新たな政党設立を呼びかけ、連合改革党を結成した。

連合改革党は1870年6月15日に、知事と副知事の候補を選出するため、サウスカロライナ州コロンビアにおいて党大会を開催した。そして党大会において連合改革党は、チャールストンの裁判官リチャード・カーペンターを知事候補に、党大会の議長マシュー・バトラーを副知事候補として擁立した。

共和党党大会

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共和党は1870年7月26日7月27日に党大会を開催し、現職のロバート・キングストン・スコットを満場一致で擁立することを決定した。共和党は選挙において、土地を所有しない南部出身者に対して市民権を与えること、公有地の一般への売却を議会に要請すること、の2点を公約として掲げた。

一般投票

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1870年サウスカロライナ州知事選挙結果の一般投票は、10月10日に実施された。結果は共和党ロバート・キングストン・スコット連合改革党リチャード・カーペンターを大差で破り、州知事再選を果たした。スコットは特に黒人から大きな支持を受けた。

選挙結果
所属 候補者名 得票数 得票率
共和党 ロバート・キングストン・スコット 85,071 62.3 %
連合改革党 リチャード・カーペンター 51,537 37.7 %
その他(記入投票) 14 0.0 %
合計 136,622

参考文献

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  • "Abstract from the Election Returns for 1870." Reports and Resolutions of the General Assembly of the State of South Carolina at the Regular Session, 1870-'71. Columbia, SC: Republican Printing Company, 1871, p. 517.
  • Jarrell, Hampton M. (1969). Wade Hampton and the Negro. University of South Carolina Press. pp. pp. 34-35 
  • Reynolds, John S. (1969). Reconstruction in South Carolina. Negro University Press. pp. pp. 139-150. ISBN 0-8371-1638-4 
  • Williamson, Joel (1990). After Slavery: the Negro in South Carolina during Reconstruction, 1861-1877. University Press of New England. pp. pp. 353-355 
  • “The Election Farce”. The Charleston Daily Courier: p. 2. (10 November 1870) 

外部リンク

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