1-ヘプタノール
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1-ヘプタノール | |
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Heptan-1-ol | |
別称 Heptyl alcohol n-Heptyl alcohol Enanthic alcohol | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 111-70-6 |
PubChem | 8129 |
ChemSpider | 7837 |
UNII | 8JQ5607IO5 |
ChEMBL | CHEMBL273459 |
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特性 | |
化学式 | C7H16O |
モル質量 | 116.2 g mol−1 |
密度 | 0.8187 g/cm³ |
融点 |
-34.6 °C, 239 K, -30 °F |
沸点 |
175.8 °C, 449 K, 348 °F |
屈折率 (nD) | 1.423 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
-403 kJ/mol[1] |
標準燃焼熱 ΔcH |
-4638 kJ/mol[1] |
危険性 | |
NFPA 704 | |
引火点 | 3 °C (37 °F) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
1-ヘプタノール (1-heptanol) は、構造式がCH3(CH2)6OHで表される7炭素鎖のアルコールである[2]。なお、ヒドロキシル基の位置の関係で、第一級アルコールに分類される。常温常圧においては、無色透明の液体で水にはほとんど溶けないが、ジエチルエーテルとエタノールには混和する。芳香を持つため化粧品や香料に使われる。消防法に定める第4類危険物 第3石油類に該当する[3]。
その他
[編集]1-ヘプタノールは、ジャガイモを原料として作った酒に含まれるフーゼル油(酒に含まれるエタノールよりも沸点の高い揮発性成分の総称)に含まれることでも知られている[4]。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ a b “1-Heptanol”. NIST. 2021年3月8日閲覧。
- ^ CRC Handbook of Chemistry and Physics (65th ed.)
- ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)
- ^ 大木 道則、大沢 利昭、田中 元治、千原 秀昭 編集 『化学辞典』 p.1310 (右中央部) 東京化学同人 1994年10月1日発行 ISBN 4-8079-0411-6