03式 (航空機)
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03式 コンドル1型(03しき コンドル1がた)は、日本軽飛行機が開発したモーターグライダー。名称は「03式 コンドル1型」の他に[1]、漢数字を用いて「零三式 コンドル一型」と表記されることもある[2]。
概要
[編集]1953年(昭和28年)[1]10月20日[2]、日本軽飛行機は津野藤吉郎の設計による03式を[1]機体検査に合格させ、同年10月27日に[2]宇都宮飛行場で公式飛行試験を実施した[1][2]。この際の飛行は4回ほど繰り返され、滞空時間6分15秒を記録するなど[1]好成績を示した[1][2]。しかし、1955年(昭和30年)の時点で、03式に対して「失敗に終わった」旨の評価が下されている[3]。
機体は単座の[1][2]ソアラーに出力8 hpのエンジンを搭載したもので[1]、「パワーグライダー」とも呼ばれる[2]。1954年(昭和29年)の時点では、性能を向上させるべくエンジン出力の増強も検討されていた。なお、公式飛行試験時の発航は自動車引航によって行われている[1]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]関連項目
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