コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

鼠ケ関駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鼠ヶ関駅から転送)
鼠ケ関駅
駅舎(2023年7月)
ねずがせき
Nezugaseki
府屋 (5.1 km)
(4.4 km) 小岩川
地図
所在地 山形県鶴岡市鼠ヶ関乙156-2
北緯38度33分19.9秒 東経139度32分55.8秒 / 北緯38.555528度 東経139.548833度 / 38.555528; 139.548833座標: 北緯38度33分19.9秒 東経139度32分55.8秒 / 北緯38.555528度 東経139.548833度 / 38.555528; 139.548833
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 羽越本線
キロ程 101.0 km(新津起点)
電報略号 ネキ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
95人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1923年大正12年)11月23日[1]
備考 無人駅
テンプレートを表示

鼠ケ関駅(ねずがせきえき)は、山形県鶴岡市鼠ヶ関乙にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)羽越本線である。

歴史

[編集]
  • 1923年大正12年)11月23日鉄道省陸羽西線の駅として、温海(現あつみ温泉) - 当駅間開業と同時に開業[1]
  • 1924年(大正13年)7月31日:羽越線の駅となる。
  • 1925年(大正14年)11月20日:支線となる赤谷線の開業に伴い、羽越本線の駅となる。
  • 1972年昭和47年)
    • 年内:ヤード使命を廃止。
    • 9月1日:貨物の取り扱いを廃止し、旅客駅となる[1]
  • 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取り扱いを廃止[1]
  • 1985年(昭和60年)3月14日:酒田機関区鼠ケ関駐泊所を廃止。
  • 1986年(昭和61年)
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道の駅となる[1]
  • 2004年平成16年)4月1日:JR東日本乗車券委託販売所(簡易委託)の受託を解除し、無人化。
  • 2006年(平成18年)
    • 4月1日:「きらきらうえつ」が停車。
    • 7月13日:午後8時10分ごろに、大雨の影響で小岩川駅 - あつみ温泉駅間で土砂崩れが発生。当駅 - あつみ温泉駅間が8月9日まで不通となる。
  • 2008年(平成20年)1月1日:子年にちなみ、来駅記念スタンプ台を設置。
  • 2012年(平成24年)5月1日名誉駅長を配置[3]
  • 2016年(平成28年)9月11日天皇皇后の山形県訪問(全国豊かな海づくり大会出席など)に伴い、E655系(特別車両 E655-1 を含む6両編成)使用のお召し列車が、酒田駅から当駅間、および当駅から鶴岡駅間にそれぞれ運転される[4]

駅構造

[編集]

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅になっている。互いのホームは跨線橋で連絡している。

酒田駅管理の無人駅であるが、駅および駅周辺の美化活動を行うボランティアとしてJR東日本OBに名誉駅長を委嘱している[3]。駅近くにマリーナがあることにちなんで、駅舎はヨットを模したデザインとなっている。駅舎には自動販売機、トイレなどがある。2018年(平成30年)4月17日までは簡易型自動券売機が設置されていた。夜間滞泊があるため、駅舎の半分は乗務員宿泊所となっている。

村上・酒田両方面からの列車の一部が、当駅で折り返しとなっている。両方面の始発・最終列車も当駅発着となっており、2本とも2番線で夜間滞泊になる。

過去には、当駅から夏季に海水浴客向け臨時快速「ねずがせきかっぱ」号が運行していたほか、急行「月山」(仙台 - 鼠ケ関)の発着駅であった。その頃、急行列車の停車は「月山」の始発・終着のみで、それ以外の特急・急行列車停車は一切なく、通過していた。

当駅は新潟県と山形県との県境に位置し、駅舎所在地は上記の通り山形県鶴岡市にあるが、構内の新津方分岐器付近は新潟県村上市伊呉野に存在する。

のりば

[編集]
番線 路線 方向 行先
1 羽越本線 下り 鶴岡酒田秋田方面[5]
2 (当駅始発・待避列車)
3 上り 村上新津新潟方面[5]

利用状況

[編集]

2000年度(平成12年度)- 2009年度(平成21年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。

1日平均乗車人員推移
年度 一般 定期 合計 出典
2000年(平成12年)     111 [6]
2001年(平成13年)     113 [7]
2002年(平成14年)     105 [8]
2003年(平成15年)     108 [9]
2004年(平成16年)     94
2005年(平成17年) 24 64 88 [10]
2006年(平成18年) 21 57 78
2007年(平成19年) 23 63 86
2008年(平成20年) 24 68 92
2009年(平成21年) 20 74 95

駅周辺

[編集]
山形県と新潟県の県境

周辺は山形県と新潟県の境目。県境付近でも民家は切れ間なく林立している。

隣の駅

[編集]
東日本旅客鉄道(JR東日本)
羽越本線
府屋駅 - 鼠ケ関駅 - 小岩川駅

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、561頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
  3. ^ a b 「名誉駅長」の配置について』(pdf)(プレスリリース)東日本旅客鉄道 新潟支社、2014年4月27日。オリジナルの2012年5月13日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20120513064646/http://www.jrniigata.co.jp/press/20120427meiyoekityou.pdf2014年10月25日閲覧 
  4. ^ 羽越本線でお召列車運転 - railf.jp 鉄道ニュース(交友社「鉄道ファン」公式サイト)、2016年9月12日
  5. ^ a b JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(鼠ケ関駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年10月22日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月25日閲覧。
  9. ^ 09.(図表)駅別乗車人員の推移” (PDF). 『山形県の鉄道輸送』令和5年度版. 山形県 (2024年3月). 2024年9月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月20日閲覧。
  10. ^ 11.運輸・通信” (PDF). 平成22年版 鶴岡市の統計書. 鶴岡市. p. 111 (2011年8月). 2019年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月25日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]