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黒部警察署

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
富山県黒部警察署
都道府県警察 富山県警察
管轄区域 黒部市
課数 5
交番数 1
駐在所数 10
所在地 938-0031
富山県黒部市三日市1524-1
位置 北緯36度52分9.1秒 東経137度27分14.7秒 / 北緯36.869194度 東経137.454083度 / 36.869194; 137.454083座標: 北緯36度52分9.1秒 東経137度27分14.7秒 / 北緯36.869194度 東経137.454083度 / 36.869194; 137.454083
外部リンク 富山県黒部警察署
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黒部警察署の位置(富山県内)
黒部警察署

黒部警察署(くろべけいさつしょ)は、富山県警察が管轄する警察署の一つである。識別章所属表示はKU。

所在地

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管轄区域

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  • 黒部市

沿革

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  • 1948年昭和23年)2月26日 - 富山県議会で「桜井町警察署の位置・名称及び管轄区域に関する条例」が定められる[1]
  • 1951年(昭和26年)10月1日 - 自治体警察廃止による国家地方警察編入に伴い、桜井町警察が廃止され、魚津町(現・魚津市)にある国家地方警察下新川地方警察署の管轄下に入り、その下部機関として桜井町生地町東布施村東山村内山村を管轄する『桜井地区警察署』が発足。生地と宇奈月に巡査部長派出所、9地区に巡査駐在派出所が設置される[2]
  • 1954年(昭和29年)
    • 4月1日 - 黒部市(旧)市制施行に伴い、『黒部地区警察署』に改称[2]
    • 7月 - 警察法改正で自治体警察が廃止され、富山県警察が発足。富山県黒部警察署となる。この時点で巡査部長派出所は生地と宇奈月、巡査派出所は石田、田家、東布施、前沢、荻生、若栗、大布施、村椿、東山の9地区[3]。黒部署の機構はこの時点で刑事と警備の二体制であった[4]
    • 10月5日 - 入善警察署管内の愛本巡査駐在所が黒部市へ移管(宇奈月町発足のため)[3]
  • 1955年(昭和30年)6月 - 荻生駐在所が廃止され、その受け持ち区域を前沢と若栗の駐在所に分割移管[3]
  • 1956年(昭和31年)10月 - 刑務、刑事、警備の三体制化される[4]
  • 1959年(昭和34年)7月 - 刑事課を設置[4]
  • 1961年(昭和36年)
    • 3月 - 警務警ら係、刑事課(捜査、防犯担当)、警備係、交通係を設置。同月には、若栗、田家、東布施等の各駐在所を本署所属、石田、大布施、村椿の各駐在所を生地派出所所属、東山、愛本の各駐在所を宇奈月派出所所属に改組[4]
    • 4月 - 前沢駐在所が廃止され、その受け持ち区域を田家駐在所に移管[3]
  • 1963年(昭和38年)12月29日 - 木造瓦葺の2階建ての庁舎がストーブの煙突の飛び火による火災により一部(2階部分)焼失[5][6]。これを機に新庁舎の建設に着手[7]
  • 1965年(昭和40年)
    • 3月25日(一部資料では同年6月[7]) - 現在地に新庁舎が完成し、移転[8]。旧警察署跡地は現在、旧国道8号に通ずる道路になっている[6]
    • 9月 - 三日市派出所を新設[3]
  • 2006年平成18年)3月31日 - 管内の旧黒部市下新川郡宇奈月町の新設合併により、本署の管轄する市町村数は1市1町から、1市となった。
  • 2023年(令和5年)6月1日 - 宇奈月温泉駐在所を移転して山岳警備隊拠点機能を合わせた宇奈月温泉警備派出所の業務開始[9]
  • 2024年(令和6年)7月1日 - 入善警察署魚津警察署とのブロック運用(新川東エリア)が導入され、署長、副署長、次長を除く警察官による3署兼務体制に移行[10]

なお、関西電力黒部川第四発電所の建設に伴い、1957年(昭和32年)9月以降仙人谷、御前沢、猫又、欅平に黒部署管轄の臨時派出所が順次設置されていた。工事完成後は欅平の臨時派出所が1971年(昭和46年)4月に欅平警備派出所に改組し、御前沢の臨時派出所が1971年(昭和46年)の国有林管轄区域変更のため上市警察署に移管されたが、仙人谷は1965年(昭和40年)9月、猫又は1968年(昭和43年)4月に廃止された[11]

組織

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※順不同

交番

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  • 三日市交番(黒部市三日市)

警察官駐在所

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  • 田家警察官駐在所(黒部市田家新)
  • 若栗警察官駐在所(黒部市若栗)
  • 東布施警察官駐在所(黒部市釈迦堂)
  • 石田警察官駐在所(黒部市正光寺新)
  • 大布施警察官駐在所(黒部市金屋)
  • 村椿警察官駐在所(黒部市吉田)
  • 東山警察官駐在所(宇奈月町浦山)
  • 愛本警察官駐在所(宇奈月町栗虫)
  • 生地警察官駐在所(黒部市飯沢)
  • 宇奈月温泉警備派出所(旧宇奈月温泉警察官駐在所、宇奈月町宇奈月温泉)[9]

脚注

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  1. ^ 『黒部市史 歴史民俗編』(1992年3月25日、黒部市発行)785頁
  2. ^ a b 『黒部市史 歴史民俗編』(1992年3月25日、黒部市発行)787-788、927ページ。
  3. ^ a b c d e 『黒部市史 歴史民俗編』(1992年3月25日、黒部市発行)928ページ。
  4. ^ a b c d 『黒部市史 歴史民俗編』(1992年3月25日、黒部市発行)929ページ。
  5. ^ 『北日本新聞』1963年12月30日付朝刊10面『昨夜、黒部警察署焼く 強風下に二階の全部 付近の民家にも飛び火』より。
  6. ^ a b 『三島公民館新築記念 目で見る三島町いまむかし』(1995年9月1日、三島町町内会発行)66頁。
  7. ^ a b 『黒部市史 歴史民俗編』(1992年3月25日、黒部市発行)929 - 930ページ。
  8. ^ 『富山県警察史』(昭和後期編)(1989年12月22日、富山県警察本部発行)956頁。
  9. ^ a b 宇奈月温泉派出所 山岳警備の機能も 移転新築し業務開始”. 中日新聞. 2023年6月2日閲覧。
  10. ^ 署員の複数兼務、全県に 富山県警が7月「ブロック運用」4エリアで事件、災害で相互派遣 - 富山新聞・2024年6月21日
  11. ^ 『黒部市史 歴史民俗編』(1992年3月25日、黒部市発行)928 - 929ページ。

外部リンク

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