コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

黒部ダム駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
黒部ダム駅
黒部ダム駅に停車中の300形トロリーバス(2007年6月)
くろべだむ
Kurobe Dam
扇沢 (6.1 km)
所在地 富山県中新川郡立山町芦峅寺
北緯36度34分0秒 東経137度39分58.2秒 / 北緯36.56667度 東経137.666167度 / 36.56667; 137.666167 (黒部ダム駅)座標: 北緯36度34分0秒 東経137度39分58.2秒 / 北緯36.56667度 東経137.666167度 / 36.56667; 137.666167 (黒部ダム駅)
所属事業者 関西電力
所属路線 関電トンネル電気バス
キロ程 6.1 km(扇沢起点)
駅構造 地下駅
開業年月日 1964年昭和39年)8月1日[1]
廃止年月日 2018年平成30年)12月1日
鉄道駅として)
乗換 黒部湖駅立山黒部貫光黒部ケーブルカー、徒歩15分)
備考 標高:1,470 m
キロ程はトロリーバス時代のもの
トロリーバスから電気バスへの転換により、現在はバス停留所自動車駅)となっている。
テンプレートを表示

黒部ダム駅(くろべダムえき)は、富山県中新川郡立山町芦峅寺にある、関西電力関電トンネル電気バスバス停留所自動車駅)である。

かつては関電トンネルトロリーバス鉄道駅であったが、2018年11月に鉄道事業廃止[2]、翌2019年4月より電気バスに転換され[3][4]、当駅は事実上の「自動車駅」となった。

立山黒部アルペンルートのルート上にあり、黒部平駅から立山黒部貫光黒部ケーブルカーを利用してきた乗客は黒部湖駅で降りて黒部ダムの堰堤頂上を徒歩約15分で移動し、ここで電気バスに乗り換えとなる。

歴史

[編集]

駅構造

[編集]

駅はすべてトンネル内に作られている。主要な出入り口は黒部ダムの堰堤上からまっすぐ続くトンネルであるが、駅から直接ダム展望台に登る地下階段もある。プラットホーム(バス乗り場)部分は、バスが方向転換できるように関電トンネルがループ状になっている部分に設置されている。ただし、トンネル内である構造上、扇沢駅に比べ乗降用のホームが短いため、客が降りたバスは、到着した同じ位置で扇沢駅へ向かう客を乗せて発車する。プラットホームのすぐ右側(バス進入側)には「黒部ルート」の一部分の関西電力専用トンネルの「黒部トンネル」が分岐しているが、その入り口は普段は遮断機にて封鎖されている。

駅周辺

[編集]

隣の駅

[編集]
関西電力
関電トンネル電気バス
扇沢駅 - 黒部ダム駅

脚注

[編集]
  1. ^ a b 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、320頁。ISBN 9784784071647 
  2. ^ a b c “54年の歴史に幕、さよなら黒部の「トロバス」 惜しむ人らで乗客増、11月廃止で催し多彩”. SankeiBiz. (2018年7月30日). https://www.sankeibiz.jp/business/news/180730/bsd1807301605007-n1.htm 2021年4月18日閲覧。 
  3. ^ 関電トンネルにおけるトロリーバスの電気バスへの変更について』(プレスリリース)関西電力、2017年8月28日https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2017/0828_2j.html2021年4月18日閲覧 
  4. ^ a b “名残惜しまれラストラン 関電トロリーバス”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(北日本新聞). (2018年12月1日). https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/news/article.php?id=NEWS0000017274 2021年4月18日閲覧。 
  5. ^ “「関電トンネル電気バス」安全祈願祭 今年から運行”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(北日本新聞). (2019年4月12日). https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/news/article.php?id=NEWS0000019014 2021年4月18日閲覧。 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]