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黒瀧秀久

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

黒瀧秀久(くろたき ひでひさ、1957年1月 - )は、日本の農業経済学者。東北農林専門職大学教授。

人物・来歴

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青森県生まれ。1979年東京農業大学農学部農業経済学科卒業。1981年同大学院農学研究科農業経済学専攻博士前期課程修了。1984年東京農業大学農学部副手、1989年同生産産業学部講師、1995年助教授、2005年教授・生物産業学部地域産業経営学科教授。2024年東北農林専門職大学農林業経営学部教授。

2000年「戦後日本林業における危機の構造と林業再構成の課題」で博士(農業経済学)。専門は、農林経済学、環境経済学[1]

盗用と絶版

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2021年12月、著書『森の日本史』と『榎本武揚と明治維新』(共に岩波ジュニア新書)に「文章の無断転用」が見つかったため、岩波書店は二著を絶版とした[2][注釈 1]

著書

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  • 『日本の林業と森林環境問題』八朔社, 2005.2
  • 弘前藩における山林制度と木材流通構造』北方新社, 2005.8
  • 『榎本武揚と明治維新 旧幕臣の描いた近代化』岩波ジュニア新書 2017.12
  • 『森の日本史』岩波ジュニア新書 2021.10
監修
  • 『生物産業学のフロンティア フィールド研究と地域連携』渡部俊弘共監修, 東京農業大学生物産業学部 編. 三共出版, 2015.3

論文

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脚注

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注釈

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  1. ^ 『森の日本史』は船越昭治『日本の林業・林政』(農林統計協会、1981年)、船越昭治著『日本林業発展史』(地球出版刊、1960年)、所三男『近世林業史の研究』(吉川弘文館、1980年)、半田良一編『林政学(現代の林学1)』(文永堂出版刊、1990年)の半田良一・有木純善が執筆の部分、徳川林政史研究所編『徳川の歴史再発見 森林の江戸学』(東京堂出版刊、2012年)の太田尚宏が執筆の部分の5点、『榎本武揚と明治維新』は松田藤四郎『榎本武揚と東京農大』(東京農大出版会、2001年)から複数個所の無断転用があったことが確認されている[2]

出典

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  1. ^ 『森の日本史』
  2. ^ a b 謹告(岩波ジュニア新書『森の日本史』『榎本武揚と明治維新』)――”. 岩波書店. 2022年12月28日閲覧。

外部リンク

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