麻里圭子
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来歴
[編集]幼少期に日本舞踊を習っていたことから、漠然と芸能界を志す[3]。中学生時代には映画にエキストラ出演したこともあった[3]。
1967年に演歌歌手としてデビュー[4][3]。新人歌手の披露イベントで大橋巨泉に気に入られたことにより、大橋が司会を務めるテレビ番組『ビートポップス』に出演[3]。大橋の進言により、演歌からポップスに転向した[3]。
『銀色のお月さま』『月影のランデブー』などがヒットした後、テレビドラマ『サインはV』の主題歌を担当[4][3]。
1971年に『ゴジラ対ヘドラ』で女優として出演[出典 2]。後年のインタビューに明かしたところによれば、1970年の晩夏に東宝にて同作品の監督の坂野義光による面接を経たものであり、ロケの際には富士山の二合目にも赴いたが、寒さとの戦いだったという[6]。また、同作品の主題歌「かえせ! 太陽を」 / 「ヘドラをやっつけろ」のレコーディングについては、あらかじめ坂野が前者の作曲家の眞鍋理一郎宅へ連れていってくれたことから彼のピアノ演奏で練習できたほか、スタジオにて歌い終わった後には後者の作曲家のすぎやまこういちが訪れ、歌の上手さを褒めてくれたという[6]。
ディスコグラフィ
[編集]シングル
[編集]- 命をかけて / 忘れてほしい(1967年8月、ビクター SV-609)
- 銀色のお月さま (Silvery Moon) / そんな夢(1968年2月、ビクター SV-671)[注釈 2]
- 恋のヴェンダ / 夏の太陽(1968年5月、ビクター SV-702)
- 夜はいじわる / すてきな泪(1968年8月、ビクター SV-739)
- 月影のランデブー / 恋の天国(1969年1月、ビクター SV-796)[注釈 3]
- 裸足のままで / 神様の約束(1969年6月、ビクター SV-850)[注釈 4]
- 朝にサヨナラ / 黒い想い出(1969年11月、ビクター SV-902)[注釈 4]
- サインはV / この道の果てに(1969年12月、ビクター BX-69)[注釈 4]
- 危険な春 / 愛した人に(1970年、ビクター SV-934)
- 接吻泥棒 / 悪魔の香水(1970年7月、ビクター SV-2056)
- 甘い愛の不信 / 愛の別れ(1970年11月、ビクター SV-2098)
- ジェル・ジェ / 空と海とわたし(1971年6月、ビクター SV-2166)
- かえせ! 太陽を / ヘドラをやっつけろ(1971年7月、ビクター BX-88)[5][注釈 5]
- ら・どんな銀座 / 夜霧銀座のバラード(1971年10月、ビクター SV-2200)[注釈 6]
- 告白 / 忘れられた女(1972年10月、AMON AMON-1010)
アルバム
[編集]コンピレーション
[編集]- 21世紀のこどもの歌(1970年、ビクター)
- 「ケンタウロスの子守唄」「ぼくのうちのロボット君」「宇宙サーカス団」「アンタレス星人のうた」を収録。
出演
[編集]映画
[編集]テレビ番組
[編集]ラジオ
[編集]- 林哲司&半田健人 昭和音楽堂(2011年5月15日、静岡放送)
CM
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 書籍『東宝特撮女優大全集』では、「1948年」と記述している[4]。書籍『ゴジラ365日』では生年不明と記述している[5]。
- ^ A面は麻里圭子、スクールメイツとして、B面は麻里圭子、津々美洋とオールスターズ・ワゴンとして歌唱。
- ^ 麻里圭子、リオ・アルマとして歌唱。
- ^ a b c 麻里圭子、横田年昭とリオ・アルマとして歌唱
- ^ 麻里圭子 with ハニー・ナイツ & ムーンドロップスとして歌唱。
- ^ 麻里圭子、トリオ・ロス・チカノスとして歌唱。
- ^ プティ・マミ名義。
- ^ 2006年1月18日のフジテレビ系列の『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』で、「聴くだけで女性と付き合っているような気分になれるレコードがある」と紹介された[出典無効]。
出典
[編集]- ^ a b 東宝特撮映画全史 1983, p. 534, 「怪獣・SF映画俳優名鑑」
- ^ a b c ゴジラ大百科 1993, pp. 128–129, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
- ^ a b c d e f g h i j 東宝チャンピオンまつりパーフェクション 2014, pp. 70–71, 「東宝チャンピオンまつりキャストインタビュー 麻里圭子」
- ^ a b c d e 東宝特撮女優大全集 2014, p. 124, 文・鷺巣義明「麻里圭子」
- ^ a b c d 野村宏平、冬門稔弐「8月1日」『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、212頁。ISBN 978-4-8003-1074-3。
- ^ a b “S.H.MonsterArts ヘドラ 50周年特別記念セット”. プレミアムバンダイ. バンダイスピリッツ. 2021年11月27日閲覧。
- ^ 東宝特撮映画全史 1983, p. 537, 「主要特撮作品配役リスト」
出典(リンク)
[編集]参考文献
[編集]- 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸、東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5。
- 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 [メカゴジラ編]』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken〈Gakken MOOK〉、1993年12月10日。
- 別冊映画秘宝編集部 編『〈保存版〉別冊映画秘宝 東宝特撮女優大全集』洋泉社、2014年9月24日。ISBN 978-4-8003-0495-7。
- 電撃ホビーマガジン編集部 編『ゴジラ 東宝チャンピオンまつり パーフェクション』KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)〈DENGEKI HOBBY BOOKS〉、2014年11月29日。ISBN 978-4-04-866999-3。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 麻里圭子オフィシャルブログ
- 麻里圭子 (@mari_keiko) - X(旧Twitter)