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鴨ヶ浦塩水プール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鴨ヶ浦塩水プール(かもがうらえんすいプール)は、石川県輪島市輪島崎町の鴨ヶ浦海岸にある水泳用屋外プール[1]2018年(平成30年)5月10日に国の登録有形文化財(建造物)に登録された[1]

構造

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1935年(昭和10年)頃に海魚観賞用などの水槽(生け簀)として築かれた施設である[2][3]

第二次世界大戦後、本格的に水泳練習用のプールとして整備するため、1949年(昭和24年)と1955年(昭和30年)頃の2度改修工事が行われた[2]。岩礁を縦25メートル横13メートルに削り取り、縁辺部をコンクリートで整えている[1]。南北に主排水口を設置して自然流出入する海水を利用する[1]。石川県輪島市出身の山中毅1960年ローマオリンピック銀メダリスト)もこのプールで泳いだことがある[2]

「立地特性を生かした類例稀なスポーツ施設」として、2018年5月10日に国の登録有形文化財(建造物)に登録された[1]。2023年時点で使用されている海のプールとしては日本最古とみられていた[3]

2024年令和6年)1月1日に能登半島地震が発生し、東京大学地震研究所によると周辺で1.4から2.2メートルの隆起が発生し、海水を取り入れることが困難な状況となった[2]

脚注

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  1. ^ a b c d e 鴨ヶ浦塩水プール”. 文化遺産オンライン(文化庁). 2024年1月21日閲覧。
  2. ^ a b c d 塩水プール水消える 水泳・輪島の象徴 海岸隆起で海と断絶”. 北國新聞. 2024年1月21日閲覧。
  3. ^ a b “プールと海”のいいとこ取り!? 全国に約20ヵ所しかない「海のプール」の魅力を専門家が解説!”. Drive Discovery PRESS(TOKYO FM). 2024年1月21日閲覧。

座標: 北緯37度24分24.6秒 東経136度53分52.6秒 / 北緯37.406833度 東経136.897944度 / 37.406833; 136.897944