鳳鳴橋
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鳳鳴橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 高岡市 |
交差物件 | 千保川 |
建設 | 1953年(昭和28年)5月29日 |
座標 | 北緯36度45分1秒 東経137度0分27秒 / 北緯36.75028度 東経137.00750度 |
構造諸元 | |
材料 | 鉄骨鉄筋コンクリート |
全長 | 28.38m |
幅 | 21.8m(中央部は25.6m) |
地図 | |
鳳鳴橋の位置 | |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
鳳鳴橋(ほうめいばし、ほうめいはし)は、富山県高岡市市街地西側を流れる千保川に架り、同市川原本町と金屋本町を結ぶ橋。1953年(昭和28年)5月29日に供用開始された[1]。
概要・歴史
[編集]富山県道64号高岡氷見線の一部であり、片側2車線で長さ28.38m、幅員21.8m。歩道は1984年(昭和59年)に増設されたもので、両歩道中間部に金色の鳳凰像を設置したテラスがあり、そのため橋中央部の幅員は25.6mある[2]。
加賀藩の2代藩主前田利長が高岡開町の際、町名を中国の詩経の一節である「鳳凰鳴けり、彼(か)の高き岡に。梧桐生ず、彼の朝陽に」[3]より命名しており、鳳鳴橋の名称も1935年(昭和10年)ごろに架けられた初代の木造橋に、この一節の「鳳凰鳴けり」から名付けたものである。また、「鳳凰は梧桐にあらざれば栖まず、竹実にあらざれば食わず」[4]より、梧桐(アオギリ)を欄干上部のデザインに取り入れ、歩道路面は竹の模様をあしらった鋳物板を組み込んだカラータイル舗装である。
また、橋左岸には種別「鋳物師町」として国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、石畳と千本格子造り(地元では「さまのこ」と言う[5])の街並みが残る金屋町が隣接しており、鳳鳴橋も含め高岡市の観光地のひとつとなっている。これらに由来し歩道を増設した1984年(昭和59年)には、高岡市政100周年を記念し両歩道中央テラスに、向かい合った一対の高さ2.75mの金色鳳凰像を設置した。作者は日展理事長を務めた長崎市出身で、鋳物の町である高岡とも縁の深かった彫刻家富永直樹で、上流側が雄、下流側が雌となっており、夜間はライトアップされる。
近隣の施設・名所
[編集]- 金屋町(国 重要伝統的建造物群保存地区選定)
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『富山の橋 THE BRIDGES OF TOYAMA』(富山県土木部道路課)2012年(平成24年)発行