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鳥居清久

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鳥居 清久(とりい きよひさ、生没年不詳)とは、江戸時代浮世絵師

来歴

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初代鳥居清満の門人。江戸日本橋小松町に住んだと伝わる。作画期は宝暦から明和の頃にかけてで、紅摺絵の細判役者絵や芝居浮絵の他、黒本の挿絵などが作として残る。扇面で役者似顔の半身像を描いたものがあり、これは鳥居派の絵師としては注意すべきであり、勝川春章の扇面役者絵と密接な関係があるといわれている。

作品

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  • 『男作三国志』(おとこだて-)三巻1冊 黒本 ※宝暦2年(1752年)刊行、清久挿絵
  • 倭歌須磨昔』二巻 黒本・青本 ※宝暦12年(1762年)刊行。観水堂丈阿作、清久挿絵
  • 「市川團十郎」 細判紅摺絵
  • 「芝居狂言浮絵金閣寺之図」 大々判紅摺絵
  • 「近江八景浮絵之図」 横大々判紅摺絵
  • 「瀬川菊之丞」 扇面画

参考文献

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  • 藤懸静也 『増訂浮世絵』 雄山閣、1946年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。102頁、87コマ目。
  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年