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鳥のシンフォニア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

『鳥のシンフォニア Op.107』は、日本の作曲家吉松隆が作曲した管弦楽曲である。副題は「若き鳥たちに」[1]。欧文タイトルは、Sinfonia in Birds : to the Birds of youth[2]

作曲の経緯

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仙台ジュニア・オーケストラ20周年記念委嘱作品として作曲[3]2009年4月20日に完成した[4]。10代の若者のオーケストラのために、モダンな語法とクラシカルなオーケストラサウンドを湛え、記念碑的な作品として作曲された[3]

初演

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2009年11月1日、仙台市青年文化センターにおいて、山下一史指揮、仙台ジュニア・オーケストラにより初演された[5]

楽器編成

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ピッコロフルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバ打楽器4(ティンパニ、バードコール、トライアングル、ブラス・ウィンド・チャイム、ウィンドベルカウベルタンバリンウッドブロック吊しシンバル英語版シンバル小太鼓トムトム大太鼓タムタムシロフォングロッケンシュピールピアノ弦五部[6]

楽曲構成

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5楽章構成、演奏時間は約20分[3]。ハ長調。

第1楽章 Prelude(前奏曲)

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モデラート、4/4拍子。

第2楽章 Toccata(トッカータ)

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アレグロ・アニマート、4/4拍子。

第3楽章 Dark steps(暗いステップ)

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アレグロ、4/4拍子。

第4楽章 Nocturne(夜想曲)

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アンダンテ・アマービレ、3/4+4/4拍子 - アレグロ、3/4拍子 - テンポ・プリモ、3/4+4/4拍子。

第5楽章 Anthem(賛歌)

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モデラート - アレグロ - モデラート - アンダンテ・マエストーゾ、4/4拍子。

楽譜

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ジャパン・アーツ作成のスコアがASKS Orchestraより市販されている[5]。パート譜はジャパン・アーツからレンタルされている[7]

録音

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脚注

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  1. ^ a b 交響曲第3番 = Symphony no. 3 タルカス = Tarkus : 他』日本コロムビア、2023年6月。COCQ-85609~10https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I032768706-00 
  2. ^ 吉松隆『鳥のシンフォニア:若き鳥たちに = Sinfonia in Birds : to the Birds of youth : 2009 : op.107』cJapan Arts Corporation ; 発売:ASKS Winds/ASKS Orchestra、c2009、1頁https://asks-orch.com/shop/products/list?category_id=&name=%E9%B3%A5%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%8B%E3%82%A2+op.107 
  3. ^ a b c program notes/01”. yoshim.music.coocan.jp. 2023年9月29日閲覧。
  4. ^ 『鳥のシンフォニア:若き鳥たちに』cJapan Arts Corporation、75頁。 
  5. ^ a b オーケストラ・弦楽器楽譜販売 ASKS Orchestra / 鳥のシンフォニア op.107”. asks-orch.com. 2023年9月29日閲覧。
  6. ^ 『鳥のシンフォニア:若き鳥たちに』cJapan Arts Corporation、2頁。 
  7. ^ 吉松 隆 | クラシック音楽事務所ジャパン・アーツクラシック音楽事務所ジャパン・アーツ”. クラシック音楽事務所ジャパン・アーツ. 2023年9月29日閲覧。
  8. ^ 吉松隆:交響曲第3番/タルカス〔UHQCD〕 | ディスコグラフィ | 原田慶太楼 / 指揮者 | 日本コロムビアオフィシャルサイト”. 日本コロムビア公式サイト. 2023年9月29日閲覧。

[[Category:楽曲 と|りのしんふおにあ]