鰯のベッカフィーコ
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鰯のベッカフィーコ(いわしのベッカフィーコ)、サルデ・ア・ベッカフィーコ(イタリア語: sarde a beccafico)はイタリア・シチリアの伝統的な料理[1][2]。日本では単にベッカフィーコとも呼ばれる[1][2][3]。
名前の由来については以下のような説がある。
- 小鳥のベッカフィーコ(ニワムシクイ)を焼いた料理が貴族たちに人気であったが、貧しい庶民には手の届かない高級料理であったため、イワシで代用した[1][4]。
- イワシの尾が、イチジク(fico)を鳥がくちばし(becco)でつついている姿に似ていることから名付けられた[5]。
- イワシの腹を割き詰め物をすると腹が膨らむが、その様子が少し太めな小鳥のベッカフィーコに似ていることから[3][6]。
出典
[編集]- ^ a b c 髙山英紀、池田泰優、永島健志、岩坪滋「秋刀魚 2つの表現 柑橘風味のマリネ 秋なす 白板昆布 ディル ベッカフィーコ仕立て」『オードブル: 一流に学ぶ発想とテクニック』新星出版社、2017年、196頁。ISBN 978-4405092792。
- ^ a b 吉田麻子「いわしの和風ベッカフィーコ」『吉田麻子の簡単、おいしい魚料理』秀和システム、2020年、80頁。ISBN 978-4798060460。
- ^ a b 沈唱瑛 (2022年6月23日). “ベッカフィーコとは?イワシ料理のレシピで本格イタリアン”. All About. 2023年5月9日閲覧。
- ^ 大島節子「いわしのベカフィーコ」『一生ものイタリアン: 22年続くイタリア料理教室の絶賛レシピ』主婦と生活社、2022年、82頁。ISBN 978-4391158625。
- ^ “いわしのベッカフィーコ”. ポッカサッポロ. 2023年5月9日閲覧。
- ^ “鰯のベッカフィーコ”. meiji. チーズdeクッキング. 2023年5月9日閲覧。