魚躍善
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魚躍善(オ・ヤクソン、朝鮮語: 어약선、1914年9月16日 - 1959年?)は、大韓民国の映画監督、脚本家。
生涯
[編集]1935年から1937年まで、京畿道水原市の南水普通学校で教師を務め、1937年から1945年まで京城メドン普通学校の教師をつとめる。その中で太平洋戦争終戦直前の1945年国策映画二編のシナリオを書いた。申敬均が演出した「血と汗」と「感激の日記」である。獨銀麒、金信哉、崔雲峰、金素英などが出演した親日映画で、このうち「感激の日記」は、太平洋戦争中、日本本土に徴用された韓国人労働者を慰問する舞踊団の話をドキュメンタリー形式で描かれている。
韓国が日本から独立した後、1952年に自身がシナリオを書いた「ベール夫人」にて映画監督デビューし、1954年には「常熟万歳」を演出し、合計二編演出作を残した。 「ベール夫人」は、韓国戦争で親兄弟を失った主人公が街の女性が、体を売って良心の呵責を受けて自殺するという啓発的なプロットの映画であり、魚躍善が企画まで引き受けた「常熟万歳」は、子供用反共映画である。
1959年に45歳で亡くなったとされているが、その詳細は不明である。
所属
[編集]- 前 徐羅伐芸術大学(서라벌예술학교)特任教授(1955年)
フィルモグラフィー
[編集]主な監督作品
[編集]- 「ベール夫人」(1952)
- 「洪水万歳」(1954)
参考資料
[編集]- 김종원『韓国映画監督辞典』国学資料院、2004年4月28日。ISBN 89-541-0189-5。