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魚津市立片貝小学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
魚津市立片貝小学校
北緯36度47分32.7秒 東経137度28分14.5秒 / 北緯36.792417度 東経137.470694度 / 36.792417; 137.470694
国公私立の別 公立学校
設置者 魚津市
設立年月日 1873年11月15日
閉校年月日 2016年3月26日
共学・別学 男女共学
学期 3学期制
所在地 937-0033
富山県魚津市島尻818番地
外部リンク 公式サイト (日本語)
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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魚津市立片貝小学校(うおづしりつ かたかいしょうがっこう)は、富山県魚津市島尻818番地にかつて存在した小学校。魚津市立片貝保育園と校舎を共有していた。

解説

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魚津市の片貝地区を通学区域としている。魚津市では小学校の統廃合が進められており、片貝小学校は特認校として存続する予定であったが、2016年度を以て吉島小学校西布施小学校と「魚津市立清流小学校」として統合されることになった[1][2]。閉校した2016年度(平成27年度)の生徒数は52名であった[3]

旧校舎は2016年7月以降、1階部分が片貝公民館→片貝コミュニティセンター(毛勝の郷シェルピース)として使用されている。同時に約40台分の駐車場も旧校舎南側に新設された[4]。2019年度中には使用されていない2階部分などを宿泊施設として整備することが決まっている[5]。2020年4月に整備が完了し開所したものの、宿泊については新型コロナウイルスの流行の影響もあり、開始の目処は立っていなかった[6][7]が、2021年4月25日に、正式にオープンした[8]

沿革

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個別に出典が提示されていない1967年までの箇所の出典→[9]

  • 1873年
    • 9月、第六大学区第九中学区嶋尻学校(島尻小学校)として発足。
    • 11月15日、伊藤刑部宅を借りて嶋尻学校(島尻小学校)創立。当時は嶋尻、大菅沼、平沢、山女、黒谷、東城、貝田新の7ヶ村の連合であった[10]
  • 1874年
  • 1875年11月1日、成隣小学校となる[11]
  • 1876年1月17日、小林伊次郎宅に移転[11]
  • 1877年
  • 1878年11月18日、嶋尻村3,450番地に校舎を新築[11](講堂も新築)。
  • 1887年4月1日、東城小学校、成隣小学校を統合。島尻小学校となる[12]
  • 1889年4月1日、第七番設置区域片貝谷簡易小学校と改称。
  • 1890年4月1日、山女小学校を統合、片貝谷簡易小学校と改称[13]
  • 1892年10月、徳民小学校と改称。
  • 1895年5月、島尻尋常小学校となる。
  • 1897年12月15日、大字東城村共有新築校舎において冬季分教場を開設(1、2学年が対象)。同年度中は1898年3月15日まで開設し、1901年度まで続いた[14]
  • 1909年8月26日、大字島尻村字佛倶田割2041番地に旧村役場を移築改造して移転(但し、仮校舎扱い。敷地98坪、建物38坪(間口9間半、奥行4間))[15]
  • 1919年、山女分校を合併し5学級となり、役場に2教室を借りた[15]。同年6月、片貝谷尋常小学校となる。
  • 1921年
    • 4月5日、島尻字石垣田割3462番地(後に農協、公民館、駐在所を合わせた敷地)にて新校舎地鎮祭[16]
    • 11月21日、新校舎落成式挙行(借地の敷地1,142坪、延べ建坪532坪木造2階建て、運動場429坪)[16]
  • 1924年4月、高等科を併設し、片貝谷尋常高等小学校と改称。
  • 1935年12月6日、講堂兼屋内体操場(8間×12間の木造)落成式[17]
  • 1936年8月24日、泰安殿竣工式[18]
  • 1941年4月1日、片貝谷国民学校と改称[19]
  • 1943年
  • 1947年4月、片貝谷小学校と改称[19]
  • 1951年、校舎新築落成[21]
  • 1952年4月1日、魚津市の市制施行に伴い、魚津市立片貝小学校と改称[19][22]
  • 1958年12月、給食室新築[21]
  • 1959年1月、完全給食実施[21]
  • 1968年
    • 4月、特殊学級新設[21]
    • 12月16日、島尻818番地(敷地面積12,221m2)に鉄筋2階建て校舎(延床面積1,498m2)が竣工[23]。山女分校廃止[22]
  • 1969年11月15日、体育館(床面積398m2)竣工式、同時に運動場の南西角に築山(スキー山)完成[24]
  • 1972年6月30日、創立100周年記念事業として造成を進めていたプールの竣工式[24]
  • 1975年10月、校歌寄贈披露[21]
  • 1979年8月、グラウンド防球網、遊具設置[21]
  • 1992年
    • 3月、体育館に折り畳み式16台からなる新ステージを設置。ステージ幕も新調し、天井白熱灯も4灯増設[25]
    • 10月、約360m2の芝生広場を造成[26]
  • 1994年9月、運動場拡張[27]
  • 1999年9月、新校舎建設に着手[28]
  • 2000年12月22日、魚津市立片貝保育園との複合施設の校舎竣工[28]
  • 2016年
    • 3月、清流小学校との統合に伴い、閉校[29]
    • 7月、旧校舎建物の1階部分が片貝公民館に転用される[4]
  • 2019年度中、使用されていない2階部分などを宿泊施設として整備する[5]
  • 2020年4月、整備完了。片貝コミュニティセンター(毛勝の郷シェルピース)となる[6]2021年4月25日に正式オープン[8])。

その他

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校舎は平成14年度第33回富山県建築賞一般の部入選を果たしている[30]

関連項目

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出典

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  1. ^ 富山)魚津の小学校再編、市教委が市民へ統廃合案説明(朝日新聞DIGITAL) 2015年6月2日閲覧
  2. ^ 清流小学校の校歌について(魚津市ホームページ) 2015年6月2日閲覧
  3. ^ 平成27年度 片貝小学校の教育”. 魚津市立片貝小学校 (2015年6月2日). 2016年4月3日閲覧。
  4. ^ a b 北日本新聞 2016年6月21日付19面『片貝小校舎 公民館に』より。
  5. ^ a b 『北日本新聞』2019年9月13日付30面『旧片貝小の校舎 宿泊施設に整備』より。
  6. ^ a b 令和5年度 魚津市地域おこし協力隊募集要領【毛勝の郷シェルピース】”. 魚津市役所地域協働課. 2023年8月16日閲覧。
  7. ^ 『北日本新聞』2020年4月7日付朝刊16面『片貝コミュニティセンター 泊まれる交流拠点開所 愛称「毛勝の郷シェルピース」』より。
  8. ^ a b 『北日本新聞』2021年4月25日付14面『地域の交流拠点開所 片貝コミュニティセンター 合宿や研修OK』より。
  9. ^ 『魚津市史 下巻 近代のひかり』(『魚津市史 下巻 近代のひかり』(1972年3月25日、魚津市役所発行)496 - 497頁。)
  10. ^ 『片貝郷土史』(1997年7月、魚津市立片貝公民館発行)387頁。
  11. ^ a b c d e f g 『片貝郷土史』(1997年7月、魚津市立片貝公民館発行)388頁。
  12. ^ 『片貝郷土史』(1997年7月、魚津市立片貝公民館発行)393頁。
  13. ^ 『片貝郷土史』(1997年7月、魚津市立片貝公民館発行)394頁。
  14. ^ 『片貝郷土史』(1997年7月、魚津市立片貝公民館発行)396頁。
  15. ^ a b 『片貝郷土史』(1997年7月、魚津市立片貝公民館発行)397頁。
  16. ^ a b 『片貝郷土史』(1997年7月、魚津市立片貝公民館発行)401頁。
  17. ^ 『片貝郷土史』(1997年7月、魚津市立片貝公民館発行)405頁。
  18. ^ 『片貝郷土史』(1997年7月、魚津市立片貝公民館発行)306頁。
  19. ^ a b c 『片貝郷土史』(1997年7月、魚津市立片貝公民館発行)431頁。
  20. ^ a b 『片貝郷土史』(1997年7月、魚津市立片貝公民館発行)410頁。
  21. ^ a b c d e f 『魚津市史 史料編』(1982年3月25日、魚津市役所発行)850頁。
  22. ^ a b 『写真アルバム 新川の昭和』(2012年9月9日、いき出版発行)229ページ
  23. ^ 『片貝郷土史』(1997年7月、魚津市立片貝公民館発行)418頁。
  24. ^ a b 『片貝郷土史』(1997年7月、魚津市立片貝公民館発行)419頁。
  25. ^ 『片貝郷土史』(1997年7月、魚津市立片貝公民館発行)427頁。
  26. ^ 『片貝郷土史』(1997年7月、魚津市立片貝公民館発行)427 - 428頁。
  27. ^ 『片貝郷土史』(1997年7月、魚津市立片貝公民館発行)428頁。
  28. ^ a b 『広報うおづ 第662号』(2001年1月、魚津市発行)13頁『新校舎へ そして新世紀へ… 片貝小学校・保育園複合施設竣工』より。
  29. ^ 『広報うおづ 第845号』(2016年4月、魚津市発行)2頁『片貝小学校 吉島小学校 西布施小学校 思い出と共に… 歴史に幕』より。
  30. ^ 平成14年度 第33回富山県建築賞受賞作品(富山県建築士会、2012年9月9日更新)

外部リンク

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