VIPER (ゲーム)
『VIPER』(バイパー)は、1993年から2003年まで有限会社サイレンスのアダルトゲームブランド「ソニア」より発売されていた、アニメーションアダルトゲームのシリーズ。
概要
[編集]作品によって異なるが、対応機種はPC-9801VM21以降[注釈 1](以降、「PC98」と表記)、X68000(以降、「X68000」と表記)、FM TOWNS(以降、「TOWNS」と表記)、Windows 95(以降、「Win」と表記)、Macintosh(以降、「Mac」と表記)。メディアはフロッピーディスク(以降、「FD」と表記)、CD-ROM、DVD-ROM。
サイレンス代表取締役社長のP(パワー)・ウォリアーが、極楽シリーズ以外の全作品の原作、プロデューサー、ディレクター、シナリオ、絵コンテなどを担当したうえ、開発当時のテレビアニメやOVAで活躍中だった有名アニメーターたちが、キャラクターデザイン、作画監督、原画などで多数参加したため、アダルトゲームファンだけでなくアニメファンからも多数の支持を得られた結果、シリーズ売上は累計100万本に達している[1]。
ダッジ・バイパーから付けられた冠タイトル『VIPER』をはじめ、パッケージタイトルのほとんどや一部のキャラクター名は、当時のP・ウォリアーの趣味でもあった外国製スーパーカーの車名、その関連物、エンジン形式などの名前から付けられている[注釈 2]。
2013年現在、すべてのパッケージ版はロットアップ済み。Win版を元にしたダウンロード版が各ダウンロード販売サイトで廉価販売中(『BTR』、アミューズメントソフト、デジタル画集を除く)。
なお、サイレンス健在時に発行されていたメールマガジンによれば、後述タイトル以外にもMシリーズ新作の『VIPER -M6-』や、P・ウォリアーの師匠の大張正己をゲストに迎えての『VIPER-Z3 〜THE NIGHT MASTER〜』などが予定されていたが、サイレンスの消滅に伴い実現しなかった。後者は実現していた場合、作中に登場する女子プロレスラーを大阪プロレスで実際にデビューさせる予定だった模様。また、サイレンス消滅後の2004年から2006年にかけて本シリーズの原動画がYahoo!オークション(ヤフオク!)へ大量に流出していたが、美少女ゲーム誌で紹介されるような本編使用分だけでなく、まず表には出ないとされる版権物使用分も多く含まれていたため、出品者(ID削除済み)は元サイレンス関係者と見られている。
Vシリーズ
[編集]3本(『V16』のみ2本)の短編シナリオから成るオムニバス形式であり、同シリーズは「気軽にアニメを楽しむ」というコンセプトがある[2]。メディアは全てWinとTOWNSのみがCD-ROM、それ以外がFD。
V6
[編集]『VIPER -V6-』は、ソニアから1993年6月25日に発売されたPC98用アダルトゲームである。本作ではPC98のほかに、X68000、TOWNS、Winに対応しており、このうちTOWNS版のタイトルには『Turbo RS』が付く。また、X68000版のうち、「ダブルインパクト」にはCGが追加されている[3]。 加えて、Win版は2007年に発売された『メガストア』3月号に収録された[4]。 本作には「アフタヌーン」・「悪魔が来たりて…」・「ダブルインパクト」の3話が収録されている。
- ストーリー
- 反響
- 「悪魔が来たりて…」のヒロインを務める悪魔のカレラは人気を集め、『GTS』に収録の続編「悪魔は再び」が制作された他、ソニアを代表するヒロインの1人となった。
- 同シナリオの原画担当者であるささやんは、1996年に発行された無料小冊子「ソニアインフォメーション」Vol.2の中で、キャラクターのわかりやすさが人気につながったのではないかと推測している[8]。
- また、同冊子の中で、ささやんは自分がその気でないことに加え、P・ウォリアーが「『VIPER』シリーズ=カレラ」のイメージを付けるのを望んでいないことを理由に、『GTS』以降もカレラを題材とした続編はないだろうとしている[8]。
V8
[編集]『VIPER -V8-』は、ソニアから1993年9月10日に発売されたPC98用アダルトゲームである。本作ではPC98のほかに、X68000、TOWNS、Winに対応しており、このうちX68000版のタイトルには『TWIN TURBO』、TOWNS版のタイトルには『Turbo RS』がそれぞれ付く。また、2007年にはWinが『メガストア』3月号に収録された[4]。 本作には、「18日の禁曜日」・「ALIEN WAR」・「DEMONS NIGHT」が収録されている。
- ストーリー
V10
[編集]『VIPER -V10-』は、ソニアから1994年3月11日に発売されたPC98用アダルトゲームである。本作はシリーズで初めてフルスクリーンサイズとなり[13]PC98に加え、TOWNS、Winに対応している。なお、TOWNS版のタイトルには『Turbo RS』が付く。本作には「ノーザン・ライト」・「リア・アンダー」・「チルドレンズ・プレイ」が収録されている。
- あらすじ
-
- ノーザン・ライト
- 剣道部の主将である主人公は、道場破りの少女・藤堂あすか[注釈 3]に倒される。1週間後、納得の行かない主人公の要求により、リベンジマッチが始まる。
- チルドレンズ・プレイ
- 少女・優紀は大好きな先輩を想いながら自慰にふけっていたところを、何者かに盗撮される。体育倉庫に呼び出された優紀のもとには子供2人が待ち構えており、優紀は2人にいたずらをされてしまう。
- リア・アンダー
- 人類は、自分たちが生み出したロボットに支配権を奪われていた。レジスタンスの女性兵士はロボット軍にさらわれ、凌辱を受ける。
- 開発
- 「ノーザン・ライト」は当時のアダルトゲームの題材としては珍しかった剣道を取り上げており、原画担当者の桂枝毛は、最初にスポーツを題材にしようとした際、露出度の低いユニフォームのほうが良いだろうと考えた末に剣道にしたと「ソニアインフォメーション」Vol.3のインタビューの中で振り返っている[14]。また、桂は同インタビューの中で野球も候補に挙がっていたことを明かしており、そちらの方が剣道よりも楽だったと振り返っている[14]。一方、P・ウォリアーはあすかの頭髪をピンク髪にしたいと考えていたが、「より現実的なほうが良い」という桂の提案により、茶髪に変更された[14]。
- 反響
- あすかはカレラに並ぶ人気を集め、『CTR』に収録の続編『あすか』が制作されたほか、ソニアを代表するヒロインの1人となった。後年には、株式会社アイロゴス(旧:テレネット・ジェイアール)の運営するEZケータイアレンジ向けの着せ替えサービスにも採用されている[15]。
V12
[編集]『VIPER -V12-』は、ソニアから1995年4月21日に発売されたPC98用アダルトゲームである。本作はPC98版に加え、TOWNS版、Win版が発売された。なお、TOWNS版のタイトルには『Turbo RS』が付く。本作には、「魔法の賭博師 トトカル☆チョミ」・「ANGEL DUST」・「未来特捜ブレイバン」の3本が収録されている。このうちフルスクリーンサイズはANGEL DUSTのみだが、残りの二タイトルは後述のように単独作品として続編が発売されており、そちらではフルスクリーンサイズとなった。2014年にはWin版が『TECH GIAN BRILLIANT 2013年下半期』に収録された。
- あらすじ
- 3つのシナリオのいずれもHシーンは凌辱の類となっている。
- ANGEL DUST
- 金持ちの宇宙船を相手に物乞い生活をしているケイトとユリア。しかしその行動は恐喝まがいの派手な失敗(破壊行為)ばかりという、実態は単なる宇宙海族。今日も通りすがりの貨物船に狙いを定める。
- 未来特捜ブレイバン
- 正義のヒーロー・ブレイバンに負け続きの悪の組織・ドーナゲは、新たな女幹部・ゲル大佐の指揮のもと、ブレイバンの相棒の女・アンリを狙う作戦に出る。
- 魔法の賭博師 トトカル☆チョミ
- 大人の事情で毎年2回、春や秋頃に魔法少女を探しに妖精が現れる[注釈 4]。今シーズンも適当な少女・留理のもとに妖精のサイとコロがやって来た。しかし留理は大人になってギャンブルをするのが夢という、変わった子だった。
V16
[編集]『VIPER -V16-』は、1995年12月22日にソニアから発売されたPC98用アダルトゲームである。本作はPC98に加え、TOWNS、Winに対応している。なお、TOWNS版のタイトルには『Turbo RS』が付く。 本作には「-RISE-」と「-IMAGINE-」の2本のシナリオが収録されている。シナリオの本数が減らされた理由について、P・ウォリアーは「参加したアニメーターから『この分量だと3本は入らないので、2本にしよう』と提案された」と無料小冊子「ソニアインフォメーション」にて明かしている[16]。
- あらすじ
-
- RISE-
- あらゆる武術を極めた女性・本条寺あきらはファミリーレストランでアルバイトをしていたところ、同僚のサキとかりんもろとも、地底人に子を産む道具として誘拐される。突如現れた地底人に捕らわれた女の子3人の脱出劇となる。[17]
- 地底帝国に監禁された3人は脱出を試みる。
- -IMAGINE-
- 高校卒業後、主人公はゲーム好きが高じて専門学校のコンピューター科に入学する。彼は同じ学校の他の科に在籍する遥、貴子、奈美の3人と親しくなる。
- 反響
- 2人の人気アニメーターが競作する形となったため、高評を得た[16]。『-RISE-』のヒロイン・本条寺あきらはカレラやあすかに並ぶ人気を集め、『GTB』に収録の続編『-RISE AFTER-』が制作された他、ソニアを代表するヒロインの1人となった。また、本作は後年のダウンロード販売時にはVシリーズで唯一シナリオ別の販売となった。
RSキット
[編集]初期のPC98版に、当初X68000版やTOWNS版にのみ搭載されたアニメや、新規録音された音声データを追加するデータ集であり、単体では動作不可。メディアはFD。
なお、Vシリーズの『V12』以降やTシリーズの『BTR』以降には音声データが最初から搭載されているので、RSシリーズは存在しない。『V12』を除く音声入り版ではいずれも16ビット機がサポートされなくなり、文字通りPC-9801RS(386SX搭載)以降が対象機種になっている。発売日は以下のとおり。
Tシリーズ
[編集]Vシリーズの内、反響の大きかった短編シナリオの続編または番外編を描く長編1本ものであり、キャラクターを描くというコンセプトが打ち立てられた[2]。キャラクターデザインや作画監督は、元シナリオと同じアニメーターが担当。
- VIPER -GTS- 悪魔は再び
- 『V6』に収録の「悪魔が来たりて…」の続編で、魂を奪い損ねたカレラに対する仲間たちからの懲罰とその顛末が描かれている[19]。PC98版初回発売は1994年11月25日。対応機種はPC98、Win。メディアはPC98がFD、WinがCD-ROM。後にアダルトアニメ化もされている。詳しくは後述。2014年にはWinが『TECH GIAN BRILLIANT 2013年下半期』に収録された。
- VIPER BTR 魔法の賭博師 トトカル☆チョミ
- 『V12』に収録の同名シナリオの続編。PC98版初回発売は1996年7月5日。対応機種はPC98。メディアはFD。
- 麻雀ゲームを内蔵しており、本編クリア後はこれのみ遊ぶこともできる。同社は過去に『あにまーじゃん』シリーズを作っていた実績があり、『BTR』本編で麻雀は1イベントに過ぎないサブゲームだったにもかかわらず4人打ちの本格的なものになっている。
- PC98版発売後、シナリオの倫理的な難点をユーザーに指摘されたため、Winへの移植は見送られた。
- VIPER CTR 〜あすか〜
- 『V10』に収録の『ノーザン・ライト』の続編だが、相思相愛の学生カップルの前に幼馴染が現れるという物語構成は、同人ソフト『VISION2』をベースとしている[20]。
- PC98版初回発売は1997年1月24日。対応機種はPC98、Win。メディアはPC98がCD-ROMとFD(後者は通信販売のみ。日本のアダルトゲーム史上最多の40枚組)、WinがCD-ROM。2013年にはWinが『TECH GIAN BRILLIANT 2012年下半期』に収録された[1]。
- VIPER GTB -RISE AFTER-
- 『V16』に収録の『RISE』の続編。2000年1月15日発売。対応機種はWin。メディアはCD-ROM。
- VIPER GT1 〜あきらくんといっしょ〜
- 『GTB』の番外編。2000年8月31日発売。対応機種はWin、Mac(ハイブリッドCD-ROMでWin、Mac両対応)。メディアはCD-ROM。
上記のほか、後述の『VIPER DIGITAL MUSEUM』に付属するブラウザゲームではTシリーズと命名規則が同じ『Viper STG』というタイトルが使われている。カレラを主人公としたシューティングゲーム (STG) であり、上記『GTS』のパロディ的作品。従来のアニメ表現を用いた作品ではないが、過去の人気キャラクターを用いた一本ものという点については同様である。
Fシリーズ
[編集]Tシリーズと同じく長編シリーズだが、シナリオは陰湿な内容であり、セックス描写も凌辱のみへ傾倒させたハード路線となっている[2]。対応機種は、『F40』がPC98、Win兼用。『F50』がWin専用。メディアはCD-ROM。P・ウォリアーは本シリーズのコンセプトを「アニメの面白さ」としており、このために大幅な路線変更をしたと「ソニアインフォメーション」で明らかにしている[2]。
- VIPER -F40-
- 1997年11月7日発売[21]。シナリオは過去作品の続編ではなく、オリジナルの一本物。『V16』の「-RISE-」の原画家であるすがわらあわじが原画を手掛けている[22][注釈 5]。
- 2013年には『TECH GIAN BRILLIANT 2012年下半期』に収録された[1]。
- あらすじ(F40)
- 元刑事の探偵ライカ・グレースは、かつての同僚リリア・ミルクレーブから所轄管内で起きている連続失踪事件の捜査協力を依頼される[21]。ライカが依頼を引き受けてから3日後、警察に出勤したリリアは捜査を中止せよという脅迫を受け、ライカの助手シーラ・マクレッグは失踪する[21]。その後、ライカとリリアの捜索もむなしく、シーラは殺害される[21]。
- 評価(F40)
- 書籍『電脳美少女虎の巻』において、『F40』はゲーム性が極力排除されている分、映画のようにストーリーが自然に展開されており、娯楽メディアとしては物語の起伏がわかりやすく、楽しめる崎品であると評価されている[23]。同書では、Hシーンがすべてレイプシーンであり、そのようなものが好きな人には楽しめるだろうとしつつも、シーラのHシーンだけ音声がない点を指摘されている[23]。
Mシリーズ
[編集]原点に立ち返り、Vシリーズと同じく短編シナリオから成るオムニバス形式を再び目指したが、実際にこの形式が用いられたのは『M1』のみである。 特に、『M3』は数々のトラブル[25]による開発中止を経て一本物の『M3-3.2』へと変更され、『M5』より後に発売となった。全て対応機種はWin、メディアはCD-ROM。
- VIPER -M1-
- 1998年6月27日発売[26]。「GREEN BOY」、「THE MAY WORKS」、「MY MOTHERS」の3本のシナリオが収録されている[26]。
- 「MY MOTHER」は、攫われた恋人を助けるべく、マッドサイエンティストである祖父の力を借りて恋人をさらった少女みかの活躍を描いた内容となっている[26]。
- 「GREEN BOY」は、花屋の三姉妹と、謎の種から生まれた美少年の交流を描いている[26]。
- 「THE MAY WORKS」は、地球人の少女・マキをめぐる、スライムとカブトという2人の異星人の争いとその顛末が描かれている[26]。
- また、「THE MAY WORKS」は、キャラクターデザイン・原画を担当した神坂公平が後にジェリーフィッシュの『SISTERS 〜夏の最後の日〜』へ起用されるきっかけとなった。2014年にはWinが『TECH GIAN BRILLIANT 2013年下半期』に収録された。
- VIPER -M3-
- 美少女ゲーム誌の誌面へ第一報やキャラクターデザイン画を掲載するも、開発中止。
- VIPER -M3- 3.2
- 2002年12月20日発売。2013年には『TECH GIAN BRILLIANT 2012年下半期』に収録された[1]。
- VIPER -M5-
- 2001年10月5日発売。
- 評価・反響
- 『M1』に対して、書籍『電脳美少女虎の巻 弐』はアニメーションに対する思い入れが強いと述べている[27]。また、同書ではゲームの構成が従来通りのオムニバスに戻ったことにより、VIPERらしい独特のノリが復活したとも語っており、物語もテンポよく進むのもキャラクターの個性が強いゆえだろうと評価している[27]。
- 『M5』は、ASCIIが集計した「ソフマップ売り上げランキング(10月2日-10月15日調査)」にて5位にランクインした[28]。
VIPER -RSR-
[編集]『 VIPER -RSR-』は、2002年7月31日に発売されたWindows向けのコンピュータRPGであり、アドベンチャーゲームやアニメとしてだけではなく、多種のゲームとしても楽しめることを目指して開発された。 元々は、Rシリーズとして発売される予定だったが、サイレンス消滅により、同作のみで終わっている。メディアはCD-ROM。のちにDVD-ROM版も発売された。
極楽シリーズ
[編集]画面内で展開される双六形式のボードゲームを勝ち進むことによって、過去作品のセックスアニメや本作描き下ろしのセックスアニメが見られるようになるという、一風変わったシリーズ。ただし、アニメは過去作品のようなプログラムによるものではなく、ムービー形式である。
なお、音声については過去作品から流用して半ば無理矢理組み込んだだけであり、新録はされていない。また、本シリーズのみディレクターはみずまくらが担当した。対応機種は全てWin。メディアは全てCD-ROM。全4巻の発売日は以下のとおり。
- 極楽VIPER PARADICE - 2000年4月28日
- 極楽VIPER LANJERIE 赤 - 2001年4月13日
- 極楽VIPER LANJERIE 黒 - 2001年4月13日
- 極楽VIPER LANJERIE 紫 - 2001年10月26日
アミューズメントソフト
[編集]メディアは全てCD-ROM。
- VIPER DIGITAL MUSEUM
- 版権イラストを多数収録してデータベース化。新作のスクリーンセーバーやミニゲームも収録。1998年8月28日発売。対応機種はWin、Mac(Win、Mac両対応のハイブリッド仕様)。
- VIPERアイランド
- ミニゲームや、「M.I.N.」時代の同人ソフトを収録。対応機種は全てWin、Mac(Win、Mac両対応のハイブリッド仕様)。全6巻の発売日は以下のとおり。
タイピングソフト
[編集]- タイピングVIPER
- メディアはCD-ROM。2001年6月22日発売。対応機種はWin。
デジタル画集
[編集]メディアは全てCD-ROM。対応機種はWin。
- VIPER DIGITALイラストレーションズ
- 全て1997年5月23日発売。
- VIPER DIGITALイラストレーションズ 1 ささやん編
- VIPER DIGITALイラストレーションズ 2 桂枝毛編
- VIPER DIGITALイラストレーションズ 3 すがわらあわじ編
- VIPER DIGITALイラストレーションズ 4 オールキャラ編1
- VIPER DIGITALイラストレーションズ 5 オールキャラ編2
- VIPER DIGITALイラストレーション2000
- 全て2000年10月27日発売。
- VIPER DIGITALイラストレーション2000 B
- VIPER DIGITALイラストレーション2000 G
- VIPER DIGITALイラストレーション2000 R
リメイクシリーズ
[編集]『V6R』はVシリーズから選んだ短編シナリオのリメイク、『V8R』はそれに新作シナリオを加えた作品。しかし、開発開始の時点で既に大半のユーザーに見限られていたことから売上は伸びず、実質上の最終シリーズとなった。対応機種は全てWin、メディアは全てDVD-ROM。
- VIPER -V6- R
- 2003年3月20日発売。収録シナリオは以下のとおり。
- エイリアンウォー
- ダブルインパクト
- 悪魔が来たりて
- VIPER -V8- R
- 2003年8月29日発売。収録シナリオは以下のとおり。
- 子待川探偵事務所 〜社長令息営利目的誘拐事件顛末記〜
- 18日の禁曜日
- デーモンズナイト
アダルトアニメ版
[編集]概要(アダルトアニメ版)
[編集]2002年から2003年にかけ、『VIPER -GTS-』のタイトルでMOON ROCKよりDVDとVHSの全3巻(各巻30分)で発売された[29]。シリーズやキャラクターの名前は自動車に由来している。[13]『V6R』に収録の『悪魔が来たりて』のスタッフによるアダルトアニメ化作品であり、そのリメイク元である『V6』に収録の『悪魔が来たりて』のスタッフや『GTS』のスタッフは、P・ウォリアーを除いて関わっていない。『GTS』を原作としているが、『悪魔が来たりて』の内容も内包している。声優は非公表。
2005年10月24日には、ダウンロード販売が全3巻同時に開始されている[30][31][32]。
スタッフ
[編集]- 原作 - SOGNA PC版「VIPER」シリーズ
- 製作 - MOONROCK、賀山茂、瀬端文雄
- 企画 - 小宮克次
- プロデューサー - 酒井俊治、元塚朗
- 監督 - おーばりまさみ
- キャラデザイン[注釈 6] - ハマザキケンイチ
- 音響監督 - 黛薫(第1巻)、渡辺淳(第2巻以降)
- 音響効果 - 林直人
- 音楽 - 河辺健宏、上松範康(feel)
- 制作:スタジオG-1NEO、フロントライン
各話リスト
[編集]巻数 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 画コンテ | 作画監督 | 発売日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 悪魔召姦編 | P.ウォリアー | 三宅雄一郎 | 古賀仁 | ハマザキケンイチ | 2002年12月24日[33] |
2 | 悪魔交輪編 | おーばりまさみ | わたなべくにとし | 2003年7月25日[34] | ||
3 | 悪魔娼天編 | 2003年9月25日[35] |
関連書籍
[編集]ムック本
[編集]- VIPERイラスト原画集
- 全てコンパスより発売。
- VIPERイラスト原画集 I - 『V6』『V8』『V10』『GTS』の設定、原画、画面を収録。ISBN 9784906407293
- VIPERイラスト原画集 II - 『V12』『V16』『RSキット』の設定、原画、画面を収録。ISBN 9784906407576
- VIPERイラスト原画集 III - 『BTR』『CTR』の設定、原画、画面と『F40』の画面を収録。ISBN 9784906407934
- VIPERイラスト原画集 IV - 『F40』『M1』の設定、原画、画面を収録。ISBN 9784877630188
- VIPER GTB -RISE AFTER- イラスト原画集 - 『GTB』の設定、原画、画面を収録。ISBN 9784877630546
- VIPER -RSR- 設定原画集 - 『RSR』の設定、原画、画面を収録。ISBN 9784877630980
- VIPER -F40- オフィシャルファンブック
- ベストセラーズより発売。 『F40』の設定、絵コンテ、画面を収録。ISBN 9784584160732
- VIPER FAN BOOK
- コンパスより発売。シリーズ10作達成を記念し、『M1』から『V6』までの10作を遡りながら紹介。ISBN 9784877630218
- ソニア・イラストレーションズ
- 全てコンパスより発売。
- ソニア・イラストレーションズ I - 『Vシリーズ』『Tシリーズ』『F40』の他、『あにまーじゃんシリーズ』『ガイナロックR』などといった『VIPER』シリーズ以外のカラーイラストを収録。ISBN 9784906407781
- ソニア・イラストレーションズ II - 『-RISE-』『GTS』『M1』『F40』『CTR』のカラーイラストを収録。ISBN 9784877630317
アンソロジーコミック
[編集]- VIPERアンソロジーコミック
- 全てコンパスより発売。
- VIPERアンソロジーコミック V-1 ISBN 9784906407620
- VIPERアンソロジーコミック V-2 ISBN 9784906407774
- VIPERアンソロジーコミック V-3 ISBN 9784877630010
- VIPERアンソロジーコミック V-4 ISBN 9784877630201
- VIPERアンソロジーコミック V-5 ISBN 9784877630492
- ソニアアンソロジーコミックス
- キルタイムコミュニケーションより発売。ISBN 9784860325367
小説
[編集]全てP・ウォリアーが執筆。
- VIPER LIMITED
- コアマガジンより発売。『悪魔が来たりて…』の前日談。原作の面々に加え、オリジナルキャラクターも登場する。ISBN 9784877340124
- VIPER -GTS-
- コンパスより発売。『LIMITED』の改訂版。ISBN 9784906407972
- VIPER CTR 〜あすか〜
- メディアックスより発売。『ノーザン・ライト』と『あすか』を統合して小説化。原作の面々に加え、オリジナルキャラクターも登場する。ISBN 9784896135664
- VIPER -F40-
- ケイエスエスより発売。『F40』を小説化。ISBN 9784877092139
公式同人誌
[編集]全てソニアより発売。
- VIPER EVOLUTION
-
- VIPER EVOLUTION I
- VIPER EVOLUTION II
- VIPER EVOLUTION III
- VIPER EVOLUTION IV
- VIPER LTD
-
- VIPER LTD 1
- VIPER LTD 2
- VIPER LTD 3
- VIPER LTD 4
無料配布冊子
[編集]- ソニアインフォメーション
- スタッフへのインタビュー、ユーザーからのお便り、P・ウォリアーのコラム漫画などを収録。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 具体的にはV6・V8がVM以降、V10・V12・GTSがVX以降、それ以外はRS以降である。ただし、これらはすべて5インチFDD内蔵機種の型番であり、3.5インチFD版パッケージの対応機種はこれらに対応する3.5インチ機種が表記されていた(例:VX以降→UX以降)。
- ^ 例を挙げると、Fシリーズはフェラーリのフェラーリ・F40やフェラーリ・F50、MシリーズはBMWのBMW・M3とBMW・M5、『RSR』はポルシェの911カレラRSR(カレラRSのレーシングバージョン)から。
- ^ 厳密には、姓の「藤堂」は『CTR』以降で設定されたものであり、「ノーザン・ライト」の発売時点では名のみの「あすか」と発表されていた。
- ^ この設定は『BTR』において、もう一人の魔法少女が現れた際に明かされた。
- ^ それにちなみ、「-RISE-」に登場したサキと同名かつ同姿であるが別人の女性も、悪役の1人として登場する。
- ^ 第3巻ではキャラクターデザイン表記。
出典
[編集]- ^ a b c d 【3/26】半期に一度の美少女ゲームカタログ本『TECH GIAN BRILLIANT 2012年下半期』、3/29(金)発売!今回の特別付録は凄い!! 名作『VIPER』シリーズ3本が丸ごと収録!!
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- ^ a b “メガストアにあの“VIPER”シリーズが!?&テックアーツ謹製小冊子付き”. Webメガストア (2007年1月13日). 2016年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月4日閲覧。
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- ^ a b c d 「VIPER -F40-」, 『電脳美少女虎の巻』, p.130.
- ^ ソニアインフォメーションVol.5 3ページ - ウェイバックマシン(1998年5月24日アーカイブ分) 1997年6月発行、2020年7月4日閲覧。
- ^ a b 「VIPER -F40-」, 『電脳美少女虎の巻』, p.132.
- ^ TECH GIAN OFFICIAL WEBSITE 2014年5月号 - ウェイバックマシン(2016年4月23日アーカイブ分)
- ^ P・ウォリアー、佐原亜湖、愛媛みかんの各項目を参照。
- ^ a b c d e 「VIPER -M1-」, 『電脳美少女虎の巻 弐』, p. 106.
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- ^ “【ソフマップ売り上げランキング(10/2~10/15調査)】今週は特別版として2週分の売り上げ数を集計してのランキングを発表! (3/3)”. ASCII.jp (2001年10月18日). 2021年1月14日閲覧。
- ^ VIPER -GTS- - MOON ROCK(インターネットアーカイブ2013年10月31日分キャッシュ)
- ^ VIPER -GTS- 悪魔召姦篇 - ムーンロック SOFTストア
- ^ VIPER -GTS- 悪魔交輪編 - ムーンロック SOFTストア
- ^ VIPER -GTS- 悪魔娼天編 - ムーンロック SOFTストア
- ^ VIPER -GTS- 悪魔召姦篇 - Amazon.co.jp
- ^ VIPER -GTS- 悪魔交輪編 - Amazon.co.jp
- ^ VIPER -GTS- 悪魔娼天編 - Amazon.co.jp
参考文献
[編集]- 『VIPERイラスト原画集 I』コンパス、1994年12月10日。
- 「Package&CGギャラリー&カゲ付き原画」、7-23頁。
- 「Official Art」、37-87頁。
- 「VIPER -F40-」『電脳美少女虎の巻』(初)大洋図書、1998年5月15日、130 - 132頁。ISBN 4-88672-577-5。
- 「VIPER -M1-」『電脳美少女虎の巻 弐』(初)大洋図書、1998年11月12日、106-113頁。ISBN 4-8130-0015-0。